写真:ダミーロード
私は無線機を自作するのが結構好きなのです。
自作の無線機でQSO(交信)すると、色々と話が弾んで楽しいものなのです。
無論、昔と違って現在の無線機はコンピューター化が進んで、そんなクラスの無線機を作るつもりは有りません。
小型の小電力機を作るのです。
この辺のクラスですと、何とか自作機でも実用に成るのです。
さて、送信機の実験にはダミーロードが欠かせません。
調整をしていない送信機で電波を出すと他の無線局に妨害を与えかねないからです。
しかし、送信機ですから電波を発射しなければ調整のしようが有りません。
と言う事で、ダミーロード(疑似アンテナ)の出番なのです。
つまりはアンテナに電力を送り込んでいる形になりながら外部に電波を漏らさないというアイテムなのです。
今まではダミーロードも市販の抵抗を使用した自作品を使っていたのですが、耐入力が5W程度しか無く、しかも28MHzになるとSWRが高くなってしまうという不満が有ったのです。
私の自作機のターゲットは“28MHz”や“50MHz”の無線機なので、無理を承知でこれを使っていたのでしたが、先日やっとの事でこのダミーロードを入手したのでした。
これは耐入力が200W程で、周波数特性も1.2GHzまでは充分に使えるという優れものです。
入手後28MHzの自作機につなぎ、間にはSWRメーターもかませてチェックした所、やはりちょっと調整がずれていたのが判明したので再調整してあげました。
私の自作機の調整用としては、かなりのオーバースペックですが「大きい事はいい事だぁ~」とか「大は小を兼ねる」って~格言も有るので、まあ良いっかぁ~。(*^_^*)
これからは自作のQRP(小電力)無線機の調整のみならず“FT-101”や“FT-301S”の調整にも活躍してくれそうです。(^^)v