写真:支那春蘭 水仙弁『老十円』
3月7日にアップした時は咲き初めでしたので舌(洋蘭で言うリップ)が巻き込まれていましたが、花が進んできて本来の可愛らしさを見せてくれています。
日本春蘭のように色とりどりの楽しさは有りませんが、緑色 いえ翠色の素晴らしさと花型の端正さをゆっくりと楽しむのも楽しみなのです。
それに、日本春蘭には無い蘭の香りを持っている支那春蘭は得難い趣味の対象なのです。
写真:日本春蘭 覆輪柄 素芯花『高風』
この『高風』は宮城県の松島で発見されたのです。
実は松島一帯は“素芯花”の一大産地なのです。
私も仲間と何回か行ったのですが、仲間は何株か見つけているのに私は坊主。
素芯花を見つけた事のない私は“松島の奇跡”と呼ばれています。
ナンチャッテね。f(^^;)
冗談はともかく、この品種は葉の縁を白く彩る覆輪柄と言う芸を持ち、花は赤などの雑色を排除して緑と白のみの素芯花と言う2つの芸を持つマルチな品種なのです。
ただ残念な事が一つ。
通常は葉に覆輪が有ると花にも同じく覆輪が出現する事が殆どなのですが、この品種には花の覆輪が殆どでないという所です。
しかしそんな事は小さなことで、貴重な2芸品なので大切にしたいものですね。
今日開花したので花茎が短いですが日が経つに従って伸びてきて葉の上に出て咲くようになってくれます。
てな事を言いながらうっちゃらかしているのがバレバレな株ですが、今年が植え替え時期なのでお目こぼしを…。
(*^^)v
その後私は富山で見つけ買いました。ダメにしてしまい5年前から今2鉢てにいれうまくそだってます。どうぞ大切にお育てください。