引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

6月N響定期は、庄司紗矢香とオラフソン

2018年06月16日 | N響定期演奏会
N響定期 コンサート

2018年6月16日(土)  N響 定期公演です ♪
第1889回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」

メンデルスゾーン/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調 → 曲目解説
コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 → 曲目解説
ヤナーチェク/タラス・ブーリバ → 曲目解説

指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ヴァイオリン:庄司紗矢香
ピアノ:ヴィキンガー・オラフソン

アンコール パラディース 「シチリアーナ」
 ヴァイオリン 庄司紗矢香 & ピアノ ヴィキンガー・オラフソン

6月定期公演の聴きどころ
6月の定期公演は、2004年にN響音楽監督、2007年から桂冠指揮者となったウラディーミル・アシュケナージが2年ぶりに登場して2つのプログラムを指揮する。
ドビュッシーの没後100年を記念したAプロ、
気鋭のソリストを迎えるメンデルスゾーンの協奏曲と東欧の作曲家の作品を組み合わせたCプロ、
どちらもN響の豊麗なサウンドが堪たん能のうできる楽しみな選曲である。

Cプロ 庄司とオラフソンの共演、後半は東欧の作曲家を取り上げる
アシュケナージは、Aプロに続き、Cプロでも珍しい協奏曲を取り上げる。
メンデルスゾーン《ヴァイオリンとピアノのための協奏曲》は、14歳の時の作曲家が、自身と姉の演奏用に作曲した作品。
ソリストには世界で活躍するヴァイオリニストの庄司紗矢香、そしてアイスランド出身のピアニスト、ヴィキンガー・オラフソンが登場する。アシュケナージはN響定期公演では毎回、新進の若手ソリストを起用するが、オラフソンは、クラシックの枠にはまらずクロスオーバーのジャンルでも活動を続けるピアニスト。庄司とも共演歴があり、息の合った鰍ッ合いが期待される。
ソリストたちの潑はつ剌らつとした演奏とメンデルスゾーンの瑞みず々みずしい音楽が楽しみな一曲である。

アシュケナージは、N響でも定期的に東欧の作曲家を取り上げているが、後半では、コダーイとヤナーチェクの作品を組み合わせる。
コダーイ《組曲「ハーリ・ヤーノシュ」》は、ハンガリーでは誰もが知る、主人公ハーリの冒険物語が生き生きと描かれる。オーケストラにハンガリーの民俗楽器ツィンバロンが入り、親しみやすい旋律と賑にぎやかな音楽が楽しい。
チェコの作曲家ヤナーチェクの《タラス・ブーリバ》は、ゴーゴリの小説をもとに書かれた。
N響弦楽器陣の精せい緻ちなアンサンブル、好調の金管・打楽器セクションの迫力と豊かな音色をここでは堪能したい。 [柴辻純子/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
 6月15日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ == ♪ == ♪ == ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 (Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」)

今回は3曲ともN響定期コンサートでは初めて聞きます。
じゃぁ、N響定期コンサートです同じ作曲家の別の曲は聞いてるかしら?
調べてみました。

メンデルスゾーン/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調 は、初めてです。
 メンデルスゾーンの曲を聴いたのは、意外なことにこれまでに1回。
・  2010/10/23 「10月N響定期、・・・」指揮 ネルロ・サンティ 交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」

コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
 アシュケナージは、コダーイの曲が好きなんでしょうかね。
・ 2012/6/16 「6月のN響定期はアシュケナージとバヴゼ」 コダーイ / ガランタ舞曲


ヤナーチェク/タラス・ブーリバ  は、初めてです。
 ヤナーチェクの曲は、これまで2回聞きました。
・ 2009/12/12 「12月N響定期、シャルル・デュトワ」 ヤナーチェク / グラゴル・ミサ曲
・ 2012/1/14 「1月N響定期はチェコの色合い」 指揮:ラドミル・エリシュカ ヤナーチェク / シンフォニエッタ


指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
・ 2010/6/12 「6月N響定期、アシュケナージ親子競演」
・ 2011/6/4 「6月N響定期は、シベリウス」
・ 2012/6/16 「6月のN響定期はアシュケナージとバヴゼ」
・ 2014/6/14 「6月N響定期はアブドゥライモフのピアノ」
・ 2016/6/18 「6月N響定期、ルルーのオーボエ」

ヴァイオリン:庄司紗矢香
・ 2015/2/14 「2月N響定期は庄司紗矢香」

(ピアノ:ヴィキンガー・オラフソン は、初めて)

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♪ 指揮:ウラディーミル・アシュケナージ アシュケナージ(ウラジミール)
◆ ウラディーミル・アシュケナージ Wikipedia (1937年7月6日~)
 Втpди́мир Дави́дович Ашкена́зи、 Vladimir Davidovich Ashkenazy、

N響では、数回聴いています。
いつもパワフルでニコニコ笑顔、ステージの出入りは小走り。
 演奏・指揮は、すばらしい~。→ ウラディーミル・アシュケナージ



5月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィの多彩な音楽

2018年05月19日 | N響定期演奏会
N響定期 コンサート

2018年5月19日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園は、ベトナムフェスティバル 2018


NHKホール前の新緑




第1886回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」

トルミス/序曲 第2番(1959) → 曲目解説
ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102 (1957年)→ 曲目解説
ブルックナー/交響曲 第1番 ハ短調 (初演:1868年)→ 曲目解説


指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ
 アンコール プロコフィエフ ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83より 第3楽章

トルミスの序曲 第2番、始まると なんとなく親し気な響きが流れ出してきます。 
古くもなく、新しすぎてとがったところもない。
トルミスの曲は伝統的なエストニア民謡と影響しあっているそうです。
伝統的なエストニア民謡ってどんなの? 聞いてみたい!


さて2曲目のショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番は、明るく楽しそうに始まります。
この曲は、息子マキシムに献呈、19才で初演。親子の愛が響きますね。

マクシム・ショスタコーヴィチ - Wikipedia
ピアノのトラーゼが素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
拍手とともに舞台裏に戻るときも、再度ステージに出るときも 夢中で指揮者に話しかけています。アンコールも話に夢中で忘れそう。o(*'o'*)o
全員が注目の中、アンコール演奏もびっくりするくらいの熱演。楽譜に書かれた曲を演奏するというより、トラーゼがその場で音楽を作っているようでした。

3曲目はブルックナーの交響曲 第1番、前2曲より100年も前に作曲されているんですね。そんな時代を感じさせる響きが会場を満たします。
ブルックナーっていいんだけど、いつも眠くなっちゃう・・・。 
パーヴォ・ヤルヴィの演奏は、クリアで変化に富み輝かしく じっくり楽しめました。

5月定期公演の聴きどころ
5月の定期公演では首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィがすべてのプログラムを指揮する。
プログラムからは、有名曲ばかりではなく、演奏機会の比較的少ない作品にもチャレンジしようという意欲的な姿勢がにじみ出ている。
これまで幅広いレパートリーでN響との共演を重ねてきたパーヴォだが、オーケストラとの信頼関係を築きあげた今だからこそ取りあげるべき作品が並んでいるといえる。進化し続けるパーヴォとN響コンビの現在形を堪たん能のうしたい。

Cプロは、パーヴォの母国エストニアの作曲家、トルミスの作品でスタート。
ユーモアにあふれ、独特の苦い舌触りをも湛たたえたショスタコーヴィチの《ピアノ協奏曲第2番》では、旧ソ連からアメリカに本拠を移したアレクサンドル・トラーゼの含蓄に富んだソロにも期待したい。
後半のブルックナーの《交響曲第1番》では、指揮者とオーケストラの絶妙なコンビネーションが発揮されることだろう。

多彩でありながら力強い曲目が並ぶCプロ
Cプロはバラエティに富んだ作品が並ぶ。
パーヴォの母国エストニアのトルミスは、昨年世を去ったばかりの同国を代表する作曲家。
その《序曲第2番》には民謡由来の根源的な力強さがあふれている。

ショスタコーヴィチの《ピアノ協奏曲第2番》は、19歳になる息子マキシムの誕生日のために書かれた作品。
祝いの場にふさわしく、ショスタコーヴィチ作品としては例外的なほどに愉快で、コミカルなテイストに貫かれている。
独奏を務めるのは アレクサンドル・トラーゼ。
かつてNHKの「スーパーピアノレッスン」に講師として出演したトラーゼのダイナミックなソロを期待したい。

メイン・プログラムはブルックナーの《交響曲第1番》。長大な作品で知られるブルックナーだが、《第1番》は50分前後と比較的コンパクトな作りになっている(といっても十分に大作ではあるが)。
ブルックナーの他の多くの交響曲と同様にこの《第1番》にも複数の稿があり、今回パーヴォが指揮するのは1866年リンツ稿
後に改稿されたウィーン稿も残されているが、より演奏機会の多いのはこちらのリンツ稿だ。
番号は若いものの、すでにブルックナーの特徴ははっきりとあらわれており、ブルックナーが最初期から「音の大だい伽が藍らん」を作りあげていたと教えてくれる。後年の傑作群に勝るとも劣らない深い感動を残してくれるはずである。
これまでに《交響曲第2番》と《第5番》で清新なブルックナー像を築いてきたパーヴォが、また新たな名演を生み出してくれることだろう。
[飯尾洋一/音楽ジャーナリスト]

このコンサートの放送予定
5月18日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

alien 機関誌「フィルハーモニー」 5月号 シリーズ「オーケストラのゆくえ」は毎号読んでいます。
今月号の 『第17回 オペラ・コンチェルタンテの未来』(舩木篤也)は、考えさせられる面白い内容でした。
舞台セットを伴わない演奏会形式のオペラ上演が増えている!とのこと。
経費節減や客層の拡大だけが狙いではなく、最近の過大な演出中心のオペラの見直しもありそう。
というのも、歌手への過大な要求(歌以外の演技)の軽減で、より純粋に音楽を味わえるということらしい。
ただし、演奏会形式でも突っ立って自分の歌だけ歌うのでは意味がない。やはり良い演出が必要になる。
・・・そういえば思い当たる節があります。
一方、オペラではない「マタイ受難曲」で、身振りや表情をつけた素晴らしい演奏会があったそうです。(ラトルとベルリン・フィルによるバッハのマタイ受難曲。ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付き)。見てみたい!

クラシック音楽の演奏会も よい意味で進化してほしいですね。
symbol4 毎年夏に「 METライブビューイング」をみて感動しています。


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 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 (Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」)

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土)10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり ~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
2016年2月13日(土)2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土)9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土)2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ
2017年7月1日(土)6月N響定期は、パーヴォのシューマン
2017年9月23日(土)9月N響定期は、パーヴォのロシア音楽
2018年2月17日(土)2月N響定期は、パーヴォと樫本大進

以下は、これまでの演奏記録なし
トルミス/序曲 第2番(1959)
ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102
ブルックナー/交響曲 第1番 ハ短調
ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ

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 本日の曲と演奏者のCDなどを聴いてみましょう

トルミスの作品 って聞いてみたいね。
 「雷鳴への連祷」 「神秘のメッセージ」 「エストニアの光景 第3集」

★ ラトルとベルリン・フィルによるバッハの「マタイ受難曲」。
 ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付き
 コンサートとは思えない迫真の演技。
福音史家(パドモア)がイエス本人という驚きの解釈で、近年のベルリン・フィルの公演の中でも特に大きな話題となったコンサートとなっている。

 ⇒ Myブログ:「バッハ マタイ受難曲」
 


4月N響定期は、ブロムシュテットのベートーヴェン

2018年04月21日 | N響定期演奏会
N響定期 コンサート

2018年4月21日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園は、アースデイで賑わっています。
いつものイベントより、エコ(地球環境を重視した内容)です。
帰りに立ち寄ってみましょう!
 ⇒ Myブログ:毎年のアースデイ




第1883回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 → 曲目解説
ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 → 曲目解説

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ

本日のアンコール マリア・ジョアン・ピレシュ
 ベートーヴェン 6つのバガテル 作品126から第5番ト長調

拍手で登場したピアニストと指揮者。和やかな雰囲気です。
コンチェルトの出だしはピアノから始まります。
その音のすてきなこと ♪ 深く引き込まれそうな響き。
曲が進むにつれオーケストラとピアノと指揮者の何とも言えない空気感。
そして、いつもよりホール全体から音が降り注ぐ感じがします。
アンコールの曲もピレシュが語りかけるようで素晴らしかった。

ベートーヴェンの交響曲 第4番も、いい演奏でした。
指揮者ブロムシュテットさんの若々しいこと。
拍手を受ける様子にユーモアあふれるお人柄を感じました。
ステキな演奏会でした。


4月定期公演の聴きどころ
4月の定期公演には、1927年生まれで今年91歳となる指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが登場する。
彼が2015年からN響とバンベルク交響楽団とともに取り組んできたベートーヴェン・チクルスが、いよいよ完結する。
ブロムシュテットが初めてN響の指揮台に立ったのは1981年11月。
以後40年近くにわたり、ベートーヴェンやモーツァルト、そしてバッハなどを取り上げ、その知的なアプローチによる格調高い演奏でファンに親しまれてきた。
1986年、N響の名誉指揮者に、2016年には桂冠名誉指揮者に就任。
N響創立90周年の2016年には年末の《第9》の舞台に立ち、その年齢を感じさせない瑞々しい指揮は印象的だった。
今回の定期公演のB・Cプロはオール・ベートーヴェン・プログラム、そしてAプロはベルリオーズの《幻想交響曲》を中心に据えた選曲になっている。

【N響へ26年ぶりに登場するピレシュがベートーヴェンの名作を弾く】
N響ならではの選りすぐりのソリストたちはまさに定期公演の「華」だが、
Cプロではマリア・ジョアン・ピレシュベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第4番》で独奏を披露する。
ャ泣gガル出身の名手ピレシュがN響に登場するのは、実に26年ぶりになるという。
ソロはもちろん、室内楽などでもすぐれた演奏で知られるピレシュ。美しく端正な音色、隅々まで神経のゆき届いた繊細な表現力などが魅力の奏者である。
《第4番》のピアノ協奏曲は冒頭、ピアノのソロがひそやかなパッセージを弾くことで始まる。
ピレシュのピアニズムがベートーヴェンの名作をどのように導いていくか、注目したい。

さらに後半では《交響曲第4番》が選曲された。
《第3番「英雄」》に続く《第4番》は、やや小規模な編成で、より古典的、室内楽的ともいえる魅力にあふれた1曲。
近年ますます磨きがかかってきたN響のアンサンブルの粋を味わうことができるだろう。
[伊藤制子/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
4月20日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

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 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 (Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」)

ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 2012年4月21日(土) 第1725回 定期公演 Cプログラム 指揮:ロジャー・ノリントン

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
2010年4月10日 第1670回 定期公演 Aプログラム マーラー 「交響曲 第9番 ニ長調」
2010年4月17日 第1671回 定期公演 Cプログラム
2011年9月17日(土) 第1707回 定期公演  Cプログラム チャイコフスキー 「交響曲 第5番」
2013年9月28日(土) 第1731回 定期公演 Cプログラム
2014年9月20日(土) 第1788回 定期公演 Cプログラム モーツァルト 「交響曲 第40番」

以下は、曲も演奏者も N響定期コンサートでは初めて。
 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番
 ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ 



※※4月N響定期、ヤルヴィ得意の北欧音楽

2014年04月19日 | N響定期演奏会
N響定期 コンサート

2014年4月19日( 土) N響 定期公演です ♪

代々木公園は、大勢の人で賑わっています。
Earth Day Tokyo 2014

 

NHKホール前、新緑が気持ちいいですね。
 
めも:2014/04/19 940SH AS で撮影


第1779回 定期公演 Cプログラム

グリーグ/「ペール・ギュント」組曲 第1番 作品46
スヴェンセン/交響曲 第2番 変ロ長調 作品15
シベリウス/交響曲 第2番 ニ長調 作品43
指揮:ネーメ・ヤルヴィ

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2月公演から一ヶ月開いたのもあり、
今日はどんな演奏が聞けるかすごく楽しみで会場に行きました。

グリーグ《「ペール・ギュント」組曲第 1 番》は、割とさっぱりとした演奏のような気がします。

スヴェンセンの交響曲 第2番は、もちろん初めて聞きます。
たいしてぱっとしない曲でした・・・。

休憩後、ヤルヴィが「自家薬篭中」とする期待のシベリウス 交響曲 第2番 です。
素晴らしい演奏でした。 ほんとうに心に響く曲です。
こんなに夢中になって聞くのは、久しぶり!
終わると、拍手の嵐、思いがけずおちゃめなヤルヴィでした。

*4 月定期公演の聴きどころ*
 マレク・ヤノフスキとネーメ・ヤルヴィ。名門スイス・ロマンド管弦楽団の前音楽監督と現音楽監督の 2 人の名匠が、奇遇にもそろって 4 月の定期公演に招かれる。
 ドイツ音楽をレパートリーの中核に置くマレク・ヤノフスキはAプロでブルックナーを、
驚異的なレパートリーの幅広さを誇るネーメ・ヤルヴィはBプロでリヒャルト・シュトラウス作品、Cプロで北欧音楽を集めたプログラムを披露する。
いずれもこのマエストロならではのプログラムが組まれており、興味深い公演となりそうだ。

豪放磊落(ごうほうらいらく)なヤルヴィによる、語り口豊かな北欧音楽
 ネーメ・ヤルヴィが指揮するCプロは、ヤルヴィ得意の北欧音楽を集めたプログラムとなっている。
グリーグ《「ペール・ギュント」組曲第 1 番》に続いて、スヴェンセン《交響曲第 2 番》の演奏が注目される。
 スヴェンセンはグリーグと同時代のノルウェー人作曲家で、この《交響曲第 2 番》は代表作のひとつ。決して演奏機会の多い作品ではないが、明快で雄大な楽想を持ち、ロマンティシズムと民族色にあふれた隠れた傑作だ。今回の演奏を通じて、作品の魅力が広く伝わることを期待したい。
 後半のシベリウス《交響曲第 2 番》は、ヤルヴィが自家薬篭中(じかやくろうちゅう)のものとするレパートリー。情感豊かで、スケールの大きな演奏を聴かせてくれることだろう。(飯尾洋一)

指揮者のネーメ・ヤルヴィは、日本フィルハーモニー交響楽団の客演首席指揮者として来日を重ねお馴染みだが、N響とは2011年11月以来の共演となる。

    ♪ == ♪ == ♪ == ♪

ヨハン・スヴェンセン 
スヴェンセンはノルウェー生まれ、ライプツィヒ音楽院で学び、パリのいくつかの管弦楽団でヴァイオリニストを務めた後、ライプツィヒ、オスロ、コペンハーゲンで指揮者として活躍した作曲家で、グリーグとともにノルウェーの国民主義音楽を代表する一人です。
ノルウェーで生まれ指揮者、ヴァイオリニストとして活躍したスヴェンセン(1840-1911)は、グリーグの親友であり、ノルウェーの音楽発展に努めた人でした。
彼の作風はロマン派の域を脱するものではなく、どれもがチャイコフスキー風の優しい肌ざわりを持っています。
今は昔、1863年のことです。ひとりのノルウェーの青年が奨学金をもらって、ライプチヒに音楽の勉強にやって来ました。彼の家は裕福ではなかったので、それは彼にとって大事件でした。見るもの、聞くものすべてが新鮮で、大好きな音楽の勉強の妨げになるものは何一つなく、青年は希望に燃えて一生懸命励みました。先生はライネッケというとても厳しい人でしたが、弟子の才能を認め、美点を伸ばしてやりました。
そして、作品1の弦楽四重奏曲ができ、留学時代の最後には弦楽五重奏曲ができました。それは明るく溌剌とした夢に満ち、ちょっぴり青春の感傷がただよい、ほのかに北欧情緒が香る美しい曲でした。後にグリーグと並んでノルウェー音楽界の重鎮となるスヴェンセンの若き日のお話です。

♪ 弦楽八重奏曲はスヴェンセン初期の作品で溌剌とした若々しさが際立ち、それぞれのパートに非常に美しいメロディが存在し、各パートのかけ合いが見事です。
♪ ノルウェー狂詩曲はタイトル通り、リストの「ハンガリア狂詩曲」に触発されたもので、要所要所に民謡的なメロディが使われた情感豊かな作品です。
♪ 同時期に書かれた2つの作品も色彩豊かなもの。
♪ 「ゾラハイダ」はワシントン・アーヴィングの書いた「アルハンブラ物語」に触発された 作品。彼の出世作でもあります。
 


2月N響定期、雪で行けず・・・

2014年02月15日 | N響定期演奏会
N響定期 コンサート

2014年2月15日( 土) N響 定期公演です ♪

snowsnowsnow 残念ながら、大雪の影響で 聞きに行きませんでした。
先週から2週続けての積雪。交通機関も麻痺状態・・・。

本日の演奏は、どんなだったでしょう!
ドヴォルザーク/交響曲 第7番、8番なら 又聞く機会もあるでしょう (^^ゞ
 
    ♪ == ♪ == ♪ == ♪

第1776回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」

 ドヴォルザーク/交響曲 第7番 ニ短調 作品70 → 曲目解説
 ドヴォルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88 → 曲目解説

指揮:ネヴィル・マリナー
2月定期公演の聴きどころ
 2月の定期公演は、N響正指揮者の尾高忠明がオール・シベリウス・プログラムを、イギリスの巨匠ネヴィル・マリナーが、モーツァルト、ドヴォルザークを特集した2つのプログラムを指揮する。
豊かな色彩と叙情性あふれる ドヴォルザーク・プロ
 Cプロでは、ドヴォルザークの 2曲の交響曲を取り上げる。
ドヴォルザークの作品は、作曲当時からイギリスでも高く評価され、1891 年にケンブリッジ大学から名誉博士号を授与された。その記念演奏会で自ら指揮した《第 7 番》と、第 3 楽章の甘くロマンティックなワルツが人気の《第 8 番》を組み合わせた。
 2010年 9月定期と 2011年NHK音楽祭、2年連続でN響とブラームス《交響曲第 1 番》で名演を聴かせたマリナーは、ドヴォルザークの交響曲でも、明晰な指揮で作り上げた豊かな色彩と叙情性、旋律の美しさが際立つ音楽で、ホールを満たしてくれるだろう。

指揮者のネヴィル・マリナー (Sir Neville Marriner)は、
1979年にN響と初共演して以来、2007年、2010年、2011年に登場し、持ち前のバランスのとれた音楽性で好評を博している。
 → ネヴィル・マリナー Wikipedia

これまでに聴いた N響定期演奏会のマリナー
2010/9/11 「9月のN響定期 マリナーとシモニアン」 ~ Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」