N響定期 コンサート
2014年1月11日( 土)N響 定期公演です ♪
第1772回 定期公演 Cプログラム → 機関誌「フィルハーモニー」
グラズノフ/演奏会用ワルツ 第1番 作品47 → 曲目解説
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 → 曲目解説
チャイコフスキー/バレエ音楽「眠りの森の美女」作品66(抜粋) → 曲目解説
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
ヴァイオリン:ジェニファー・コー
このコンサートの放送予定
1月10日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
ステージに登場した ヴェデルニコフは、すぐに演奏を始めた!
柔らかく響くオーケストラの音、「グラズノフの演奏会用ワルツ 第1番」は初めて聞くのに懐かしい。
新春のコンサートの喜びに浸ります。
期待の「ヴァイオリン協奏曲」、
オペラが得意の指揮者が、ディーヴァさながらにソロヴァイオリンを歌わせます。
心地良く聴きすすんだ1,2楽章。 あいにく、3楽章のコーのバイオリンはイマイチでした。
アンコールは、バッハ 無伴奏パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 から
III サラバンド
これは、力みもなくとてもよかったです ♪
おなじみの バレエ音楽「眠りの森の美女」
チャイコフスキーのバレエ音楽では、これが一番好きかも!
指揮者のヴェデルニコフによる独自の抜粋版とのこと。楽しみです。
バレエシーンが目に浮かぶような素晴らしい演奏です。
間奏曲は まるまるコンマスのヴァイオリン・ソロ。うっとりします。
ここだけ コーの演奏も聴いてみたかった (^^ゞ
リラの精の姿を思い浮かべながら、コンサートは終わりました。
めも:2014/01/11 940SH AS で撮影
* 1月定期公演の聴きどころ *
2014 年の幕開けを告げる 1 月の定期公演。現代の音楽界を担う 2 人の中堅指揮者が登場する。
イタリア出身のファビオ・ルイージ(1959年生まれ)
ロシア出身のアレクサンドル・ヴェデルニコフ ( 1964年生まれ)。
ともにオペラでの実績を残すとともに、コンサートでも大活躍である。
今回、ルイージはドイツ=オーストリア音楽に、ヴェデルニコフはロシア音楽に取り組む。
ヴェデルニコフによる鮮やかなロシア音楽を期待する C プロ
ヴェデルニコフは、モスクワ生まれ。2001 年に 37 歳の若さで名門ボリショイ劇場の音楽監督に就任し、2009 年まで同劇場の改革に尽くした。現在は、デンマークのオーデンセ交響楽団の首席指揮者を務めている。2009年、急病の指揮者の代役を見事に務めて N響にデビュー。
2011年 5月の定期公演では ラフマニノフ《交響的舞曲》をメインとするオール・ロシア音楽プログラムを披露した。
今回もチャイコフスキー や グラズノフなどのロシア音楽に取り組む。
《バレエ音楽「眠りの森の美女」》(抜粋)は、彼のボリショイ劇場での経験が活かされた鮮やかな演奏となろう。
チャイコフスキー《ヴァイオリン協奏曲》には、1994 年のチャイコフスキー国際音楽コンクールで最高位入賞したジェニファー・コーが招かれる。近年は現代音楽にも取り組むなど進境の著しい彼女がどんなチャイコフスキーを弾くのか興味津々だ。 (山田治生)