イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)の展覧会です。穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。
作品リストはこちら(PDF)
6/26(火) 午後から会場へ 新宿駅西口から少し歩きます。
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 入口
42階までのエレベーターは、あっという間に上昇します。
いろんな年代の人が見に来ています、あまり混んでなくってよかった。
先に見に行った友人から 「ターナーの絵はすごく細かい」ということを聞かされていました。これまでのターナーの印象とは違います。いったいどんな絵を見ることになるんでしょう。
会場に入ると、まさに圧巻の風景画が並んでいます。
まず目にする17才で描いた絵が、もうずば抜けてうまくてびっくり!
会場には、ターナーの詩もありました、ちょっと暗い内容なので意外でした。
ターナーの絵は、絶対ほかの人がまねできない個性が感じられます。
離れてみても 遠近がみごとに表現され リアルでありながら、夢想的。
そして、近づいてみると・・・、その部分が細かく描かれていて、さらに近づくと・・・。
そこに暮らす人々の活動や笑い声、気分までが伝わってきます。
ターナーは、びっくりするほどたくさんの絵を描いたんですね。
今回の展示もターナー作品だけで広い会場が埋め尽くされています。
配布された作品リストと関連地図で、ターナーがイギリス中をスケッチしたことがわかります。そしてヨーロッパでは、アルプスやイタリアの絵が印象的です。
絵から版画にしたものもあって、見比べると面白い。
どの絵も素晴らしい! ですが~、お気に入りは、並べて展示された2枚。「高いところで寝そべって下を見下ろす少年と犬」、「女性が頭に壺をのせて歩いている」田園風景。
それから 怒涛の波が今にも襲ってきそうな海と船の絵です。
本の挿絵もたくさんあって、飽きることなく楽しめました。
1Fの撮影コーナー:ウィリアム・アランが描いたターナーが登場!
めも:2018/06/26 SW001SH で撮影
参考 Wikipedia ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
(Joseph Mallord William Turner、1775年4月23日 - 1851年12月19日[1])は、イギリスのロマン主義の画家。