When I Dream

~気侭な戯言日記~

血液型占いについてを考えた

2023-12-13 23:20:55 | MOONLIGHTS/ANNEX かつてのHpの移植

今は無きHPからblogへ移植の“書き物”第3弾。ちょっと長いけど全文を掲載します。←およそ20年前に書いたモノ↓

占星術=ホロスコープで13星座が出た時もびっくり閉口だったけど、血液型性格分析もたったの4パターンに人を当てはめて胡散臭さがてんこ盛りでナンセンスだな~ってず~と思ってた。さらには●●座の▲型なんて本が出ちゃうし、12星座X血型4種類で分類は増えたけど、Rhの-や+は含めないの??この手の本はちゃんと読んだ事がないし読む気もないから知らないけど。TV雑誌の●●座の運勢~についてちょっと触れておくと…、アレはただ生まれ星座を示す太陽(現在の星の運行)の位置を基本に作っているに過ぎなくて、中には月とか木星土星なども加味しているものが有るかもしれないけどかなり大雑把なもので、当然個々を対象にしているものではないからあんなもので当たった外れたと言われるのは心外です。例えば東京の山手線か或いは大阪の環状線、列車が1編成だけ時計回りに運行していると想像してみて。産まれた日のその時間に列車はどの駅の近くを運行していたか、列車が太陽を示す。簡単に言えばその駅が星座に値するってだけの事で、太陽(誕生星座)は単なる表面的なイメージや使命感や興味の対象を示したり、影響の流れの出所や矛先を示したり、一般的にはなんらかの特徴や影響度を漠然と示すに過ぎなくて、性格や人格を決定づけるのは“ASCの星座とそこに有る惑星”が普通だったと思う。

血液型性格診断は、ABO型の分類で考えられたんだと思うけど、医学で言うならこれは初歩の初歩の分類でしかない。昔、“身体を構成する細胞の型が4種類有る”って聞いた事が有って、それで血液型も4種類有るのかぁ~と単純に考えてた。輸血出来る出来ないって単純な発想をした事が有る人も多いと思う。だから血液型で4つに人間を分類する事は“変だ”と思ってた。4種類って単純に12星座よりも劣るじゃんって思わない??日本人の約4割りがA型なわけだし、Rh-や+はどうなの??血液型に加味したところで8種類しかないし、Rh-なんて極端に少ないじゃん。医学的には現在はかなり細かい分類までしているはずで、両親の血液型とその遺伝子型から生まれる子供の血液型と遺伝子型を検証しているんじゃなかったかな??譲り継がれていく遺伝子の方が面白そうだし意味が有るような気がする。←妊娠すると検査するでしょ??

血液型のABOABの4種類=ABO型とRhを発見したのはオーストリアのウィーン大学病理学研究所のカール・ランドシュタイナーで、歴史的にはまだ極最近の事。安全に“輸血”をする事が目的に研究されていたようで、古くは17世紀に輸血の必要性が唱えられて羊の血を輸血していたとか…(怖っ)Rh型とABO型のいわゆる普通の血液型は赤血球でチェックされ、組織適合抗原HLA型は白血球や血小板でチェックされていて、これらの血液型判定が親子関鑑定や犯罪捜査の決め手にもなっている現在。“身体を構成する細胞がの型が4種類って書いたけど、細かくは血液の成分で、単純には4種類だけど身体を構成する上ではそう単純なものでは無いのが見えてこない??。

ここからちょっと難しいけど輸血に関しての血液の話へ踏み込みます(微笑)型の違う血清に反応する赤血球の成分、輸血する時に重要なのはこの点です。“身体を構成する細胞”って上で書いたけど、血液型の違いは赤血球組織に有るって事かな??、A型の赤血球
にはB型の血清と反応する物質が有り、B型の赤血球にはA型の血清と反応する物質が有り、O型の血清はA型B型いずれの赤血球とも反応し、AB型の赤血球はA型の血清にもB型の血清にも反応しない。反応するとはつまり血液型不適合を起こしてしまうと言う事ね。
体内のほとんどの細胞や分泌液にはABO
型物質と呼ばれる糖タンパク成分が存在してて、赤血球・唾液腺・膵臓・肝臓・精液・羊水などに存在している。しかし脳には無いものだそうだ。ABO型物質には全ての赤血球膜H抗原と言う糖タンパク成分が有り、これに糖転移酵素が作用してNアセチルガラクトサミンと言う糖が結合したものをA抗原といい、H抗原にガクトースと言う糖が結合したものをB抗原という。

O型の人の赤血球膜にはH抗原だけが有りA抗原B抗原も無い
O型の人の血清中にはA抗原B抗原それぞれに反応する抗A抗体・抗B抗体が存在する。
A型の人の赤血球膜にはA抗原が有り血清中には抗B抗体がある
B型の人の赤血球膜にはB抗原が有り血清中には抗A抗体がある
ABの人の赤血球膜にはA抗原B抗原が有り血清中にはいずれの抗体もない。

型の違う人から輸血をすると、その抗体が反応して血液型不適合を起こしてしまうんだよね。昔はO型はどの血型にも輸血ができ、AB型はどの血型からでも輸血ができると言われてたけど、現在は輸血は安全性からも同一の血液型に限って行うようになってるそう。そこまで厳密な差があるなら“血液型性格診断の信憑性は高いのか”って思わないように…。身体を構成する細胞の糖タンパク成分抗原が違うんだし、それは脳には無いんだから。性格・性質は感情・感覚・意志・心・経験と言ったモノが創りだすものでしょ??人間の思考過程や行動を司る脳にはその血液型物質が無いんだから、血液型は人の行動とか性格には無関係だと言えるよね。ついでに言うと欧米には血液型性格診断なんか無いそうだ。有ったらそれこそ差別に直結しそうでしょ??。ので血液型で性格診断とか占うなんて事はとても“変”だと俺は思っている。

性格は生活環境でも大きく異なる影響が有るかもしれないけど、実は遺伝子が関与している可能性の方が大きいと思う。既に性格に関与している遺伝子は20種類以上が知られているようで、人間一人の性格はその20種類以上の遺伝子が複雑に絡み合って作用しているらしい。遺伝子が陽性か陰性かでその組み合わせは2の20乗で天文学的な組み合わせになるんだそう。のでもっと関与している遺伝子が見つかるかもしれない。最近の研究では“セロトニン”と言う神経活動の伝達に関する科学物質は、不安感を抑える働きがある物質だと解ってて、この遺伝子の分泌を司る遺伝子にはL遺伝子という長いものと、日本人に多いS遺伝子という短いものが有って、S遺伝子は心配性であがりやすい性格に多く、さらにウツの人に多いそうだ。
他の例では“ドーパミン”は新しいモノ好きに関係しているらしい事が解っているようで、甲状腺ホルモンは活動を調整する役目で
、過剰に分泌されるとイライラして落ち着きがなく、行動的になるとか。分泌が少ない人は気力が乏しくて活動性が低下するよう。

“遺伝子とホロスコープ”、この共通点が朧げに見えてきそうな気がしてくるように思える。星座や惑星は身体と関連づけも出来るし、オペの時期とか注意すべき病とか、まだまだ奥が深そうだ。けど研究するような根性はないので専門家にお任せしよう(微笑)最近は滅多にホロスコープの本も広げないlevieだし。

ってわけで、血液型占いはlevieは全く信じておりません。学術的な発表をしている人もいるのかもしれないけどナンセンスこの上なく、たった4種類の血液型で人を分類して占いするなんて絶対におかしいモノだと思ってる。それよりも、遺伝子の型の方が個人の行動パターンや性格の分析をする上では確かな結果が出るんじゃないかと思うし…。実用性が出るのはずっと先かもしれないけどね。そう言う意味では精神科学・心理学・大脳生理学なんかは面白いかもしれない。けど、まだまだ実験段階の域はでる事は無いだろうね。実験段階ですら無いかもしれない。薬漬けで治療など出来るわけがないと思うし、高度社会の現代に“ユングだフロイトだ”なんて心理学/哲学/思想が適用されるのも理解出来ない部分。←本を読んだり勉強など全くしていないのでどういうモノかも解ってないけど(爆)遺伝子学にはそう言う意味でもちょっと期待と興味を抱いている現在のlevieなんだよね(微笑)

人の身体の精密なシステムがだんだん明らかにされ、心と脳&心臓の関係を指摘する人も現れているから、今世紀中に何らかの謎が紐解かれるかもしれないな。でもそれは医学/科学が一人歩きして人の社会にはアンバランスな結果を招くかもしれないけどね。

血液型はABO式の単純な分類で、現実の医学の現場では安全に輸血をする為に、血液型の検査はもっと細密な分類をしているんだって事を御理解頂ければいいかな~身体を構成する物質なわけだしさ~。ホロスコープを引き合いに出したけど、誕生日の天体の配置で個人のパターンを分析する事と血液型占いは全く意味が違うから…。ナンセンスと思う事は各自の自由だけど、星座だって12の分類だけじゃん、って思う人の為に少し捕捉しておくと、一般に氾濫しているのは…黄道12星座を通る地球から見た太陽の座標…何月何日生れは●●座って言うだけの簡易的で大雑把なモノ。雑誌などの週間星占いはそんな程度。正確には生まれた場所と時間で作成するので双子と言えども同じホロスコープにはならない。意味付けも多岐に及んでいて複雑で、俺も理解していない部分が多いけど、占いというよりは分析って感じに思える。運命的なニュアンスも含んではいると思うけど、自分の資質を理解する事が出来るモノって感じがするな。

ついでにちょっと追記・・・

人の世の万物は
所詮は物質、理論志向が産みだす目先の出来事にすぎない。人は実に様々なものに囲まれて、思考を惑わされているなと書いていて思った。占いもその一つ。でも大事なのは22世紀へ向けては…科学の追求と魂の調和…へと流れていかねばならないような気がしている。突き詰めるならば“魂”とは??“生命”とは??“地球”とは??だと思うんだよね~。地球人全員がそんな事考えなくていいけど(笑)先導する人や影響を与える力が有る人にはちょっとでも考えて欲しいかな??…。
人の身体は自分だけのモノではないじゃん、家族や会社や友達、色々な人に囲まれているけど、そういう社会スタイルとは違う
自然界の生命のライフスタイルと、死の世界を知る為のライフワークが必要なんじゃないかと思えてならないんだよねぇ。考えて生産し、新しいモノを産み出すならば、回収して壊す・無にする・元に戻すという機構もないとバランスが取れないと思うし~。
自然も生態系も、もう際どい所に差し掛かっているかもしれないな。
もし魂が有るのなら、人のBODYとは全く違う制御システムが有ると思うし、魂が本質であるならBODYはまさに単なる乗り物で人間の本質が壊されて揺らぐ。霊性を科学性・数学で語れる時代がもしかしたらやって来るかもしれないけど、そうは簡単には紐解けるはずもないモノだと思う。そこまで行ったら占いなんてちっぽけな妄想だし(笑)未来を当てたり指示されたり、そんなモノに歓喜したり振り回されるのは大きな間違いの元になるよね。自ら作って背負っていくモノのはずだから。自分の信念と意志を強く持つには、色々な分野を興味深く見て吸収して、価値観を固定しない事だと思う。同じ分野の本ばかり読んだりそれにのめり込む事程危険な事はないと思う。

levieタロットと占星術は占いとは思っていない。ライフカウンセリングをするための材料だとずっと思って来た。それだけ暗示を人に植えやすく、人によっては与える影響が大きくなってしまうモノだし。その意味では新興宗教や霊感商法的なニュアンスと背中合わせだとも言える。迷っている人に純粋にアドバイスをしてあげる為のモノで、法外な値段で売るようなモノであってはいけないと考えている。またもや何となく占い否定的な発言が多くなっちゃったかなぁ(微笑)もっと普通に身近なモノだと思うんだけどな~色モノじゃないよ。なんでも相談窓口って感じで店出そうかなぁなんて思ってみたりして(微笑)客来ないよな~きっと(バカ)

♢♢♢♢♢♢♢    以上  ここまでです    ♢♢♢♢♢♢♢

書いてから20年くらい経つから、脳内細胞/成分の性格付けとか、思考行動のパターンは、いろいろ解ってきてるんじゃないかと思う。


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