窓の外には多磨霊園

水曜日の午前中に武蔵野赤十字から小金井リハビリテーション病院に転院したlevie母が着いた草々に言い放った一言は、…もっと高級車にしてくれたらよかったのに…だったぁ。levieも同乗した介護タクシーに、levie母はストレッチャーに寝た状態で乗せられて移送されたんだけど、向かってる途中で何度かガタガタと車体が揺れたからか、リハ施設に着く頃には、頭が揺れ動くようにクラクラとメガまわって疲れてしまったみたいで…(苦笑)←大型のいい車だったんだけどなぁ(残念)→levie父とlevie妹は自家用車→そして、ストレッチャーからベッドに…1、2の3っ…で数人がかりで移動させてもらった時に、頭の後ろのオペの傷痕が少し引っ張られるようになって痛かったようで、苦悶の表情を浮かべてベッドに伏してしまった…。この2つでリハ施設の第1印象が悪くなっちゃったかもなぁ…。その後に、入院する病棟の担当DRとソーシャルワーカーから入院後のリハビリの予定とか介護に関する概要説明を聞いて、levie母に付き添いながら看護師と入院生活を送るにあたっての話を少しして、昼過ぎに一旦家に帰った。

夕方にもう一度来てみると、本当はその日からリハビリを始める予定だったんだけど、疲れも見えて具合が芳しくない事からリハビリは中止されていて、あの服装は看護助手かなぁ??背中や足腰をマッサージをしてもらっている所で、気持ち良さそうにしてた。
武蔵野赤十字は普通の病院だし、そこまではしないからねぇ、これだけでも第2印象は格段に上がったんじゃないかなぁって思って、…ここでは週に3回お風呂にいれてくれるんだってよ…って言ってみると、levie母は手を横に振りながら…やだぁ、いいよぉ…と、拒否反応(ありゃりゃ)あっちでは1度も入ってないし、お湯に浸かれば気分も変わるんじゃない??って言ってみると、…動けないのに1人で入れるわけないし、沈んじゃうじゃん…だって。2人か3人で入れてくれる事を説明しても…嫌そうな顔だった(苦笑)

そしてその翌日の木曜の夕方、病室に入る前に壁面の液晶モニターでlevie母の予定表を見てみると、午前中に言語療法と作業療法、13時～お風呂、15時～理学療法が組まれていた。お風呂は同席できないけど、リハビリはそれぞれどんな事から始めるのかは見ておきたい。けど、levie母には仕事を辞めた事は言ってないから、あまり早い時間には見に来れないなぁ(苦笑)まっ、それはともかく、渋々でもお風呂に入ったら少しは気分が変わってるかなぁって思いながら、病室に入ってカーテンを少し開けてベットを覗いてみると、右肩を下にして身体を横に向け、左手でベッド柵を軽く掴んでぐったりしてた。←ありゃぁ～疲れちゃったか…→半分寝かかっているようだったから、話しかけずにいつものように足の裏からマッサージを始めて、脹ら脛～腰のあたりを揉みほぐしておよそ45分くらい経った頃、急に身体の向きを仰向けに戻してゆっくりと目を開けると、…んっ、リハビリの先生がやってくれてるのかと思って寝ちゃったよ…と呟いた。

…お風呂入ったんでしょ??…って聞いてみると首を縦に振って頷いて、…お風呂と言ってもね、シャワーだったよ…っと、ホントに嫌そうに顔を歪めた(苦笑)levie母曰く、身体や顔にお構いなしにシャワーのお湯を当てるだけで全然気持ちよくなかったそうで…(苦笑)衣服の脱着とか、ベッドとストレッチャーを移動するのが大変でもの凄く疲れたんだとか…。まぁ最初は、しばらくは半身を起こすだけでもかなりの労力だろうし、頭の重さを首で支えるのも疲れるだろうし、座ったらベッドに両手をついてバランスを取って、それを維持する事も大仕事になるから、移動するのは一苦労所ではないだろうなぁ…。ずっと高カロリーの栄養食だし、筋力も体力も落ちてるしぃ、疲れるのは当たり前だぁねぇ。

お風呂は、ストレッチャーで入れる浴槽だったら、半身はお湯に浸かれるんじゃなかったっけか??見た事がある浴槽とは違うタイプなのかなぁ??(謎)で、シャワーのお湯が耳に入りそうになったけど、付添の人は気にもしてくれなかったと言ってたなぁ…。頭は洗わなくていいって言ったのに～とも言ってたなぁ。←傷痕に触れられたくはなかったみたい→ん～入浴介助はホムヘル資格を持ってる人でも上手い下手はあるだろうしなぁ…。単なる看護助手じゃ、やっつけ仕事で片付けようとするような人もいるかもしれないけど…。←現場を見てないから何とも言えないトコ→でも洗髪は、せめて美容師見習いくらいの丁寧さはあっていいよねぇ。患者にしたら裸体を晒されているわけだし、風呂に入れてやってるという感覚で適当にやって欲しくはないだろうしねぇ。まっ、適度な丁寧さや親身さって個々で感じ方が違うだろうし難しいトコだけどね…。けど、バランス感覚や体力が回復して、つかまり立ちでゆっくりでも歩けるようになれば、付き添い付きで大浴場の湯船に浸かる事も出来るかもしれないし～、そしたら入院生活のささやかな楽しみくらいにはなるかなぁ??

武蔵野赤十字と違うのは、言語、理学、作業のリハビリが土日も休む事なく行われるから、ベッドに一人で寝たきりでいる時間が少なくなった事もあげられるなぁ。話をする事でかなり気も紛れるようになっていると思うし、わりと親身に話を聞いてくれるみたいで、…良くしてもらってるよ…って言ってたから、それなりに快適に過ごせてはいるのかな??リハビリでは立ったり座ったりさせられて疲れるって言ってたけど（微笑）
昨日は理学療法の時間帯を狙って行ってみたんだけど、やっぱり自分で身体を起こすのはもの凄く大変そうで、ベッドに座るだけで頭がゆらゆら揺れ動くような感覚になるみたい。それでも踏ん張って座っているとゆらゆらが治まって楽になるそう。けど、立ち上がる動作、座る動作は、見ていてすっごくキツそうだった。
少しづつでも慣れてくれるしかないんだけどねぇ…。