日々Change。今日の怒りも、恐れも、悲しみも、明日は夢と希望と喜びに。

少々高くても、日本の商品を買いましょう。力を合わせて日本の復興のために。

沈下橋の発想で震災に強い街作りを!

2011-04-11 18:14:26 | 世の中(災害)支援アイデア
沈下橋のような発想で自然に逆らわず、震災に強い街作りは出来ないのか。

阪神大震災の後、1週間ほどして神戸の街並を歩いていて不思議な感覚に見舞われた。家がつぶれて廃材置き場のようになった家の隣で、昨日と変わらない朝を迎えたように主婦が玄関前を掃除している。その家の中でも色々物が壊れたことだろう。しかし、1週間もしないで震災前と変わらない生活が取り戻せている。
一方の隣では大切な家をがれきとなり、家族を亡くし、悲しみにくれている。50センチも離れていないお隣同士で。
地震大国日本に生まれた日本人を嘆いてしまうけれども、考えてみると壊れない街を作れば、地震など怖がる事は無いではないか。震度6の地震があった次の日に玄関前を掃除できる街が。車で避けられない場所とか、活断層の裂け目にいたなど不運なケースはあるかもしれないが、日本の叡智を集めれば地震に強い国が出来るのではないかと。
そんな時、毎夜の様に出て地震の解説と今後の余震の予想をしている東大の地震教授が「この地震大国日本で、今後何が一番大切ですか」という、アナウンサーの質問に即座に「予知です」と答えた。
「予知する事は可能なのですか、何%位の予知が出来ますか」「もっと各地に観測地点を増やし、データを調べ…」
私は怒りに震えそうになり、テレビの東大教授に物を投げそうになってしまった。
「未だに予知なんてバカな事を言ってるのか」これだけの人が被害になり、連日その悲しい様子が次々伝えられ、耐震性の問題、救急医療、物資支援の問題、など数えきれない不都合を抱えている。

今回の東日本大震災にしても
何が予知だ!

明日地震が75%の確率で起こる。それを聞いていろんな立場で、状況で働いている人々が避難すると思うのですか。誰が考えても予知なんて50%の確率さえ出来ると思わない。たとえ75%の確率でさえ、人は長い時間かかって準備した物を反古にしますか、遊びの旅行でさえキャンセル料をとられるのを気にせず破棄しますか。
本当に生か死かの選択を突きつけられない限り。予知をしたところで意味がない。
何よりも震災に強い街作りが大切ではないか。
自然の力は予測を超えてくるものがある。すべての耐震性を想定内とするなら20mの津波に耐える防波堤を日本中に巡らすのか。それは現実的ではない。

予知に沢山のお金をつぎ込むぐらいなら、
昔からある「沈下橋」のような自然を去(い)なしてしまう知恵ある構造に研究費をつぎ込んで、震災に負けない町づくりを出来ないだろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。