保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

我家を“高原の別荘風”と思うワケ

2012年10月06日 | 日々の暮らし

我家の玄関は東を向いていてドアを開けると目の前には
女房方の親戚のKさんの広大なリンゴ畑が丘状に広がっていて
近づく収穫を前に、もうずいぶん赤く色付き出しています。

ただ、すぐ隣接する所の木はすでに何年も前に切り倒され
クルミと渋柿など4本の木が植えられているだけの草地の空地になっているのです。

木そのものが古くなっていたことに加え
地滑り防止用の直径8m、深さ13mもの水抜き井戸を県が設置したことにより
また、雨水のU字溝も1本通っているため、この場所が“飛び地”状態になってしまい
農薬散布や草刈りの機械が入らず、畑として管理できなくなったためのようです。

他方、Kさんも高齢になり、息子さんは勤め人なのですから
これほど広いリンゴ畑は経済的にそもそも必要なくなっている側面もあるようです。

おかげ様で、と言うのは気が引けるにしても、我家にとっては東側にすぐ隣接して
約200坪もの何も使われていない草地が広がっていることになります

その向こう側の同じくらいの広さの場所は
やはり奥さんがKさんの親せき筋に当たるAさんが無償で借りている野菜畑で
その代わりにこの草地の草刈りもするように依頼されているのだそうです。

そのAさんも高齢になり草刈りが難儀になっているのでしょう、よく私に
「この草地をそっくり借りて畑にしてくれないか」と奨めてくれるのですが
一気に200坪もの広さが加わっても、とても畑にし切れませんので
今年はとりあえず少しだけお借りしてカボチャを作り、収穫が終わった今は
大根・枝豆・イチゴなどを植えさせてもらっています。

そしてその他は普段、畑への通路や女房の花壇、そして何よりも
孫達が来た際はままごと・昆虫採り・ソリ遊びなどの
広い草原の遊び場として大いに活用させていただいているのですから
我家の庭も同然になっているのです。

代償として年に10回程度はしなければならないビーバーによる草刈りは
Aさんに代わってほとんど引き受けていますので
今のところ感謝されることはあっても恨まれることはありません。

玄関ポーチのこの草地側には、今年初めに他界した義母が一人住まいの頃から
ぬかるみ対策としてポーチに貼ってあるものと同じタイルがかなりいい加減に敷かれていて
以前から女房に「綺麗に敷き直して欲しい」と頼まれたのは、もう1カ月ほど前のことでした。

この地域の粘土質の土は夏場は乾燥してカチンカチンになり
雨を待たなければ下地を平らにすることすら難儀だったため
ようやく先週の雨を待って手を付け、2日がかりで敷き終えることができました。

まさか他人様の土地にセメントで張り付けるわけにもいかず
土を平らにして砂を入れ、ただインターロッキングのようにタイルを置いただけですが
ご覧の通り、玄関ポーチの見栄えが前よりずっとオシャレになりました。

なお、他人の土地を越境して占有し20年を経過すると「時効取得」として
自分のモノになってしまう法律があります。

当然、そのような意図は毛頭なく
境界杭はきちんとそのまま残してありますので、念のため。

我家を訪れる方はすべからく、応接間の窓から市街地を一望して
「良い景色ですねぇ!」と口を揃えて感心なさるのですから
築後40年のボロ屋も“野菜畑付きの高原の別荘風”と思えば決して捨てたものではなく
住み始めてじきに2年、以前よりはるかに気に入って来てはいるのです。

 

 

コメント
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