ヤフーオークションで隣町のお米屋さんが出品しているのを見つけ
30㌔用米袋に15㌔入った米糠を購入できましたので
本格的に米糠堆肥を造ることにしました。
私のような強い粘土質の畑には
まずは育土のための籾殻堆肥による土作りで水はけなどの物理性と
微生物が生育できる生物性を良くすることが必要だと教わったからです。
日常食べている米さえスーパーで買っている昨今
米屋に行けば米糠が手に入ることも忘れていたのですから
何とも恥ずかしい話ではありましたが、なにはともあれ、入手ルートが分かったことで
今後は堆肥も自家製に出来るよう、本格的な量を造ることに挑戦してみました。
黄色の数字は「容量比」ですから、重量=容積×比重の関係には注意が必要で
現にこの袋に米を入れると30㌔入るのに米糠では15㌔になってしまうのは
米と米糠の比重の違いに因ることになります。
このため、単に容量比を計るのであれば、購入した米糠が入っていた米袋を使い
これを基準にすべての材料を用意すればよく、落葉・山土はギュウギュウ詰めで袋半分
鶏糞は米糠と同じ1袋、籾殻は3袋、結果として全容量は約180リットルになりました。
しっかり混ぜ合わせた後、ちょうど廃棄する予定だった絨毯と
手持ちのブルーシートで覆いましたので、3~4日後には60℃以上になるはずです。
持っていなかった温度計も
ホームセンターで200円足らずで購入できました。
今後、1週間・次に2週間・さらに3週間・1カ月と間を空け
つまり、製造から7日目・21日目・42日目・70日目に切り返し
温度が40℃以下になったら熟成させる予定です。
この辺りの気候では、完成には1年半を要するとも聞きましたので
実際に畑で使用できるのは、再来年の春からということになるのでしょう。
なんとも気の長い話なのですね。
他方、土作りと緑肥作物として
ライ麦の種もすでに通路や畝の半分程度に蒔いてみましたので
こちらは来春になればどんな様子になるのか掴めるはずです。
無農薬・有機栽培においては、ただ単に農薬と化成肥料を使わなければ良いわけではなく
土作りが重要なことはほぼ共通の基本になっていることが最近、ようやく掴めて来ました。
このための具体的方法として、畑は耕さず、草を生やして土を造らせ
また、それを刈って草マルチをすることで極力肥料そのものを使わない野菜作りを
受講している通りに着々と実行しているところです。