12月の大事な野良仕事
・来年までの畑の準備…
米ぬか散布、くん炭作り、土壌分析、新春の野良仕事
・菜園の反省(棚卸し)…
失敗を繰り返さない秘訣、来年の抱負
・タネの整理と保存、種子袋の秘密、お奨め品種
1.12月のテーマ…来年までの畑の準備
(1)米ぬかは無農薬栽培の味方
・なぜ米ぬかなのか?
①害になり難い…悪玉を食べる善玉微生物のエサ
②有機物の分解促進
③結果、食味アップ…Mgでイチゴ・スイカなど甘味が増す
・米ぬかの利用法
①直接蒔く
かびるので夏(5~9月)はダメ。
冬期使用、または春、秋の堆肥に混ぜ込む
②草及びワラマルチの上に蒔く
結果として自然堆肥やボカシになる
③ボカシ・堆肥造りの原料
2)くん炭作り(根っこはくん炭大好き)
①3種類(レア・ミディアム・ウェルダム)のくん炭の効果
レア…PH7.5~8.5 ミディアム…PH8 ウェルダム…PH9以上(石灰・草木灰の替わりになる)
②くん炭の作り方
野菜は骨がなく代わりに細胞膜に硬いケイ素が必要
モミガラはケイ素を含み、堆肥またはくん炭にして吸収させる
*条例を守り、火事には充分に注意
3)土壌分析(500円で出来る)
土の化学性を知り何をすべきかを見つける
2.12月にやってはイケナイ無農薬栽培(失敗から学ぶ)
1)基本:失敗を繰り返さないことが無農薬栽培のコツ
・虫害…天敵を住み易くする(連作障害・時期・肥料の量と質)
・病害…(連作障害・PH・水・品種・未熟&腐敗堆肥・感染拡大・予防対策)
〔栽培環境を見直す〕
→ 完熟堆肥を1カ月以上前に施す
→ 緑肥作物を導入
→ 最悪の場合、天地返し・客土
・不作(大きくならない・長期生育しない・枯れる・キズ付く)
→ 日当たり・風通し・水はけを良くする
→ 土壌改良
2)上級編:余計なことをしない(過ぎたるは及ばざるが如し)
・ミミズがたくさんい過ぎる
・生ゴミをたくさん春に施す
・毎年同じ土作りをする
原因を特定できる栽培をする
3. 12月に自然に美味しく育てるポイント
1)種の整理と保存
2)種子袋の秘密
3)美味しく栽培が楽になる有機栽培お奨め品種
・キュウリ…夏つばさ・バテシラズ3号
・ナス…千両2号・真黒早生・在来青ナス
・トマト(中玉が良い)…麗夏・自然生え早生
・ミニトマト…シュガーランプ
・キャベツ(極早生種)…おきな・初秋
・カブ…みやまコカブ・スワン
・ダイコン…耐病総太り・(秋植え)打木源助・聖護院