保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

リンゴ農家を傍から見る・・・②田畑の広さの単位

2013年08月11日 | 世の中のあんなコト、こんな事

「Bさんのリンゴ畑は2反歩」など
農家の方と田畑、つまり耕地の“広さ”の話をする場合
街なかの家屋、敷地に通常使われている坪という単位は使われず
反(たん)や町(ちょう)が登場し戸惑ってしまいます。

もちろん、a (アール)やha(ヘクタール)など
1度も聞いたことがありません。

大工さんが未だに寸や尺を使っていたり
不動産屋さんがほとんど坪で話したりするのと同じく
日本固有の“尺貫法”が実社会で脈々と生き続けていることの表れです。

㎡にしたところで、具体的な広さが掴み辛いからでしょう
「東京ドームの〇倍の広さ」など補助的な説明がくっ付くことが多々あります。

反・町は“面積”の単位ですが“長さ(距離)”にも使われたり
反は“布の大きさ”を表す際にも使われますので
それらと区別するため、面積の時は反歩(たんぶ)・町歩(ちょうぶ)と呼ぶこともあり
尺貫法が廃止されてから育ち、かつ職業的にも
使い慣れない環境だった私などにはかなり厄介です。

田畑の広さ(面積)の話をする時には
≒(約)は便宜的に=(イコール)としても何の問題もないはずで
そう置き換えてこれらの関係を見てみます。

1坪=畳2畳の正方形の広さ

1反=300坪=10a

1町(歩)=10反(歩)=3000坪=100a=1ha

1a=10m×10m=100㎡=30坪

この程度を押さえておけば大体の話は通じると思います。

ところでこの反は
元は「米1石の収穫が上げられる田の面積」として定義されたものでした。

加賀百万石など、実は知っているようで知らない“石(こく)”についての話は次回に。

 

 

コメント
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