保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

リンゴ農家を傍から見る・・・④1本の木の収穫量と売上

2013年08月18日 | 世の中のあんなコト、こんな事

(データ数字は長野に近いと思われるJA青森のものです)

りんごの木は1反歩(10a)当たり大きい木で18~20本
わい化栽培と呼ばれる低い小さい木の場合は
  90~330本(普通は125本)くらいが植えられています。

  喬木(たかぎ)と呼ばれる大きい木になるリンゴの生産量は
普通1反歩当たりで2000~4000kgですので
1本の木では100~200kg、数にして300~600個位が成ります。

わい化栽培の125本植えで3000kg採れるとすると1本当たり24kgですので
80個位の計算となりますが木によっては40~50個のこともあります。

つまり、どちらもリンゴ1個の平均の重さは300gです。

参考ですが、我家の周りはわい化ではありませんので
1本につき15坪(50㎡)ほどの土地が必要でそこに500個が生るのですから
1個当たりに必要な土地は31cm四方ということになり、これはダイコンと同じ位です。

では、価格は? 

2010年産りんごの1kg当たりの市場単価(*)は
 東京:つがる211円、王林286円、陸奥324円、ジョナゴールド328円、ふじ361円
(平均340円ですから1個110円位)

  青森:つがる112円、王林129円、陸奥159円、ジョナゴールド168円、ふじ174円
(平均160円ですから1個50円位)

*…市場(マーケット)で売買されている価格
普通、物販では×1,5くらいが小売店頭価格になります。

  なお、小売店に並ぶ場合、青森では少し傷のあるものも売られているのに対して
東京では傷のないものしか置かず、また運賃などを加算しますので値段が高くなるそうです。

〔リンゴ生産についてこれまでで分かった概略〕

・1kgの市場価格(直販でない時はこれが売上になる)160円
つまり、1個の重さは300g、50円で売れると思えばよい

・1本の木から500個、150kgが収穫できる

・1反歩当たりの収穫量は3600kg、つまり3,6トン

 

 

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