(データ数字は長野に近いと思われるJA青森のものです)
りんごの木は1反歩(10a)当たり大きい木で18~20本
わい化栽培と呼ばれる低い小さい木の場合は
90~330本(普通は125本)くらいが植えられています。
喬木(たかぎ)と呼ばれる大きい木になるリンゴの生産量は
普通1反歩当たりで2000~4000kgですので
1本の木では100~200kg、数にして300~600個位が成ります。
わい化栽培の125本植えで3000kg採れるとすると1本当たり24kgですので
80個位の計算となりますが木によっては40~50個のこともあります。
つまり、どちらもリンゴ1個の平均の重さは300gです。
参考ですが、我家の周りはわい化ではありませんので
1本につき15坪(50㎡)ほどの土地が必要でそこに500個が生るのですから
1個当たりに必要な土地は31cm四方ということになり、これはダイコンと同じ位です。
では、価格は?
2010年産りんごの1kg当たりの市場単価(*)は
東京:つがる211円、王林286円、陸奥324円、ジョナゴールド328円、ふじ361円
(平均340円ですから1個110円位)
青森:つがる112円、王林129円、陸奥159円、ジョナゴールド168円、ふじ174円
(平均160円ですから1個50円位)
*…市場(マーケット)で売買されている価格
普通、物販では×1,5くらいが小売店頭価格になります。
なお、小売店に並ぶ場合、青森では少し傷のあるものも売られているのに対して
東京では傷のないものしか置かず、また運賃などを加算しますので値段が高くなるそうです。
〔リンゴ生産についてこれまでで分かった概略〕
・1kgの市場価格(直販でない時はこれが売上になる)160円
つまり、1個の重さは300g、50円で売れると思えばよい
・1本の木から500個、150kgが収穫できる
・1反歩当たりの収穫量は3600kg、つまり3,6トン