普段の野良仕事では上半身裸でも、この近辺の皆さんが
“ビーバー”と呼んでいる刈払機で草刈りをする時はさすがに危ないので
肌を出さないようにしっかりと着込んで作業します。
このため、この時期はまだ汗だくになって嫌なので
昨日の朝はなんとなく気が乗らずグズグズしていたら
西隣りに畑があるGさんが大根を播いているのを見かけ話し込んでしまいました。
Gさんはリンゴの他に自家消費用の野菜も作っているのですが
野菜畑にはもともとの粘土質の上に業者に頼んでわざわざ山土を入れているので
私のに比べて少なくても茎や葉は大きく育ちます。
またJAのマニュアル通りに農薬と化学肥料をフンダンに使っているので
植え付け時期以外で有機・自然栽培に挑戦している私が
参考にすることはあってもマネをすることはあまりありません。
ただ、今回興味を持ったのは
大根の種を播いた上を稲藁で覆う、つまり藁マルチすることです。
Gさん曰く「親の代からしているが発芽率が良く発芽も早いようだ」とのこと。
親がしていたやり方を疑いもせず
そのまま続けていることがこの辺りのお年寄りの常で
このため多分、過去に藁マルチをしなかったことはないはず
だからこそ“ようだ”という曖昧な表現になってしまうに違いないのです。
私はまだ失敗して当たり前の3年目の素人
ちょうどこれから大根を播くところなので
今回は藁マルチをする畝としない畝を作って試してみたくなりました。
発芽したらすぐに取り除かないとヒョロヒョロ伸びてしまうとも教わりましので
たまに藁をめくって観察することにします。
こうして30分ほど話をしてようやく草刈りする気になったので立ち去ろうとすると
「初リンゴ、持ってって」と目の前でもいでくれたのがこの「津軽姫」
続く時は続くもので、夕方に今年の組長Mさんに来月のマレットゴルフの
申込書を持って行った時に頂いたのがやはり初物の「津軽」とモモ
色々な品種名を聞いても、実のところ、見た目も味もその違いがよく判らないのですが
今回頂いたのと違い、収穫時期にはいわゆるキズ物の“はね出し”がほとんどではあっても
年明けまでの半年間近くは我家にリンゴがない日はない状態が続く季節になりました。