保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

Mさんの離婚騒動…⑧“貧困シングルマザー”が増えている !?

2014年05月29日 | Mさんの離婚顛末記

学校を卒業後、“非正規”の不安定な仕事にしか就けない
若い女性が増加し続けていて、今や働く世代の“単身女性”の3分の1が
年収114万円未満、中でも深刻化しているのが10代&20代だそうです。

単身女性でさえこの有様なのですから、20代のシングルマザーのうち
およそ80%がこの貧困状態に置かれているという話もうなずけます。
(30代のシングルマザーのデータは目にしていません)

このため、平均年収は一般的な家庭が500万円台
父子家庭でも310万円なのに母子家庭ではその半分ほどの160万円
かつ、持ち家比率も極めて低いとのこと。

また、父子家庭は就業している者のうち75%が常用雇用に対して
母子家庭は50%に止まるそうです。

そして日本の母子家庭およそ123万世帯(父子家庭は17万)のうち
約6割の76万世帯が20歳~30歳後半のシングルマザーであって
その要因は、離婚の増加にあるとされています。

さらに・・・。

子供がいる夫婦が離婚する時に父親と母親
どちらが親権者になり子供を引き取るかについてみると
50年前の1960年は父親が親権者になる割合が母親よりも多かったが
その後比率は逆転し、1996年には母親が親権者になる割合が78%となっている。

つまり、親権争いにおいては、以前友人の弁護士T君から聞いた7:3どころか
8:2に迫る勢いで母親が有利だというのですから
離婚が7割以上の確率でシングルマザーを作り出すということです。

もっとも、これは18年前の数字ですから
その後この傾向がまた父親有利に戻っているのであれば話は別です。

ただ、過去の“判例”を重視する司法の場では
こんな短期間で大きく変わることはまずあり得ないと思いますので
今は手許にいる子供たちをO君が手放し
Mさんが引き取る確率は7割以上に上ることになります。

(裁判官は、貧困シングルマザーが増えている社会状況を理解した上で
それでもなお、こうした母親有利を主導しているのでしょうか?)

ところでそのMさん、離婚の話が具体化する以前
「別れたい」と言う彼女に実家の母親が“別の男の存在”を疑い問いただした際
「そんな人はいない」と嘘をついてしまい、その後、浮気が理由で騒動が勃発したことに
ご両親が、実家への出入りを禁止されていたそうです。

これは私が「実家に戻ったほいがいいよ!」と進言した時に聞いた話でした。

いわゆる“出戻り”は最近ではよくあるコトですし、すべからくその娘の父親は
結構、喜んでいることを周りの友人・知人で見聞きしていますので
こうすることが彼女にはベストだと思ったからです。

ところが実家は妹夫婦が跡を取って
ご両親と住んでいるため戻ることは出来ないらしく
しかしその後、監護権との絡みもあり、詫びを入れて話し合い
子育てに協力してもらえるようになったと本人は言っていました。
(どこに住むのかは聞いていません)

生活費を稼ぐため
30代で職に付いた彼女の収入はもちろん知りません。

しかし、結婚前は事務職のため特に活かせるスキルは持っていないはずで
“一からの仕事・アパートを借りての一人住まい・2人の子育て”など
この「貧困シングルマザー」に近い生活を余儀なくされる可能性は高いのです。

だからこそ ご両親の協力が得られるようになったことで
親権及び監護権獲得の要件にある
「代わりに面倒を見てくれる人の有無」はクリアでき
「収入などの経済力」にも何かとプラスになることは間違いなく
争い相手のO君には申し訳ないので内緒ですが
同じ2人の嫁いだ娘を持つジージとしては心から「良かった」と
思わずにはいられなかったのでした。

 次のような気になる記載も目にしていましたし…。

母子家庭と父子家庭とでは行政支援内容に差があるが
これは母子家庭の方が絶対数が多く、就業状態や収入等
経済状態が父子家庭よりも劣悪な環境に置かれるケースが多いためである。

 
また、母子家庭のうち生活保護を受けた家庭では
子供の4割が成人後に生活保護を受けていて
“貧困が新たな貧困を生む”実態が浮き彫りになっている。

*データ&記事はNHKクローズアップ現代・ウィキペディア「シングルマザー」より

 

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