医療ドラマかと思いきやぐだぐだな不倫愛憎劇になっていったNHKドラマ「はつ恋」、録画をとうとう見終わりました。
7話目と最終回は、もう涙流して絶叫しながら見てました(笑)
というか、医療ドラマだったら理解力が足りなすぎて見続けられない。
あんな、めちゃくちゃいい家庭なのに、絶対こわしちゃいけない幸せな家庭なのに(しかも男の子が超かわいい!)、それでも初恋の相手の三島くんに走ってしまう木村佳乃ちゃん(=緑、主人公)の気持ち。
子どもが帰ってくる前にこの家から出て行け!と言われ、そとに飛び出して、そして息子を見かけて、ものかげに隠れて慟哭し、そして後ずさりながら走り去る佳乃ちゃん。
今まで、何度も何度も思いとどまって理性的に行動していた佳乃ちゃんが、とうとう
「あなたにもう一度会えたから、いま私は生きているの。」
と言って自分から三島くんにキスするシーンでは、ただ単に手術してもらって命を救われたってだけではないいろんな気持ちが込められていて、泣けました。
しかし、三島くん(伊原剛志)が私にとっては家庭を捨てるほど魅力的じゃなかったんだよなぁ。俳優的にはカッコいいし超好きなんですが、役柄が、背景(昔、緑を傷つけるにいたった事情)が、いまいちパンチがきいてなかったかなぁ。
だから、第5話だっけ?三島くんからのお別れのメールを削除する佳乃ちゃんの演技が、気持ちが伝わってきてすごくイイ!って思ったんだけど、でも三島くんってそんなにいいか?という思いがチラチラして、あんまりのめりこめなかったんだよなぁ。
それに、最後、家族を捨てたくせにのこのこ戻ってきた緑をあっさりと許してしまう元夫と子どもと父親(いや、余命いくばくないって知らされてたから、そういう気持ちになったんだってことはわかるけど)。そして、元夫と三島が並んで座り、二人の肩をポンとたたく緑の父親のラストシーンとかは、この3人って和解しちゃっていいのかなぁ…とちょっと心配になったけれど…。
でも、やっぱ、NHKドラマ、質が高いわ。
私も、変な男にのめりこまないように気をつけよっと。