リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

生活のレベルを上げる

2007-03-13 19:04:20 | 日記
私と彼は共稼ぎで社宅住まいで子ナシだから、一般家庭よりずっと潤っていると思われるのだが、生活水準というのは相対評価ではなく絶対評価で見るものであるらしく、2人の生活は学生時代からあまり変わらず貧しいままだ。だから、2ヶ月に1度牛角に行くことがとんでもないゼータクだったりする。

で、土曜日の夜、私たちは牛角のカウンターで肉を焼いていた。その店には、店舗のど真ん中に18人座れる大きなカウンターがあり、そこに座ると周りの客の話が筒抜けなのでとても楽しい。とくに、外食したからといって特に話すこともないマンネリ夫婦にとっては、黙々と自分の肉を焼きながら他人の話を聞くのが楽しくてならない。あるときは「やっぱTOEICは700点以上取らなきゃダメだね」などと抜かしている有頂天サラリーマンを(ヘッ、700点ごときで自慢してんじゃねーよ)とせせら笑いながらタンをひっくり返し、またあるときは夫婦のコミュニケーション不足から焼きおにぎりを9つも注文してしまった一家5人(しかも3人の子どもは未就学児)がどういう配分で食べきるのかを横目で見守りながら冷麺をすすり、また、たいして会話もせずに男は肉を、女は魚介を、淡々と焼いては食っているカップルなどを見て(ああ、マンネリは自分たちだけじゃない)と安心しながら残ったネギのみじん切りをスプーンでまとめて片づけたりするのだ。

その夜、いつものように「ネギ豚タン塩」と「中落ちカルビ」で「ご飯(大)」をうめ~っとかっこんでいると、目の前に父親、息子(高校生)、娘(中学生)の3人組が座った。するとその親子の前に次から次へと大皿の色鮮やかな肉が並べられるのだ。目を見張ってしまった。
メニューを参照したところ、それが「国産牛特上カルビ」「厚切り牛タン塩」各4人前であることはもう疑いの余地なく、特上肉を食べることが当然であるかのごとく仏頂面して無言で貪るこの2人のガキどもと「いっぱい食べてね」などと猫なで声で語りかける父親を私はしばらく凝視してしまった。

いいのか?ガキにこんなゼータクさせて!!

彼「ゼータクって言ってもな、牛角じゃ高が知れてるけどな。」


うるさい。牛角で特上カルビすら頼めないお前が言うな!!


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