私は浅田次郎の読み物がわりと好きなのです。
読みやすいし、笑いも涙もあって・・・
『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『プリズンホテル』
『メトロに乗って』『天国までの百マイル』『月のしずく』etc
ここ数年本などあまり読む心のゆとりが無かった
月曜日にユニクロで買ったズボンの裾上げを待つ間
1時間の暇つぶしに本屋に入った。
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本屋さんは時間をつぶすにはもってこいの場所で
あっという間に
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時間が過ぎる。
何気なく浅田次郎の著書を見ていたが、
このごろ読んだことの無い題名の本が増えて
思わず手にとって読んでみた。
『姫椿』は短編集で、こうした短編は手ごろで好きだ
なぜなら、どこから読んでもいい気楽さが好き。
とは言っても、私は最初から順番に読むのが好みに合う。
昨日の明け方最初の話『シェ』けもの偏に解と書いてシェという
奇妙な生き物のとの話を読んで涙して、
表題作の『姫椿』では、バブルがはじけて負債を抱えた
不動産会社社長が自分に掛けた保険金で負債を払おうとする話。
ちょっと心に沁みたので、山茶花を見たらこれからは姫椿と呼ぼう
浅田次郎の作品は、どこか現実にはありえない
大人のお伽噺のようなところがある。
今朝は少しわかりづらかったが『再開』
そして男の生き様を考えた『マダムの咽仏』を読んだ
どれもやっぱり有り得ない、はぐらかされたような気持ちになったが
やはり、好きなのだ。
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