『遠い約束~星になったこどもたち』
http://www.tbs.co.jp/to-i_yakusoku/
増田昭一 著 『満州の星くずと散った子供たちの遺書
新京敷島地区難民収容所の孤児たち』
が元になったドラマのようです。
10代の後半にこれとよく似た話を読みました。
それは藤原ていの『流れる星は生きている』と言う本で、
満州から子供を連れて引き上げる、てい自身の体験記なんですが、
引き揚げ時の想像を絶する苦労が、描かれています。
『星になったこどもたち』は満州の開拓地から命からがら新京の難民収容所に逃げて来て
孤児になってしまったこども達が引き揚げ船を待つ間
収容所で助け合いながら生活する様子が描かれていました。
少年の一人が「戦争さえなければ、お父さんやお母さんも失う事はなかった。
ずっと一緒に暮らしていれたのに」と訴えたのが印象に残りました。
戦争って悲惨なむごたらしいものだって、
大人達が惹き起こした事なのに、
こども達が犠牲になる。
収容所で助け合って暮らした7人の孤児の中で
収容所で母を失った小さな少年、友ちゃんだけが
優しい中国人女性の養子になり生き残ったんですが
後は皆、星になって日本の土を踏むことなく、
満州の土になってしまったんですね。
余りにも悲しい結末でした。
みんな無事に日本の地を踏ませてあげたい、と
祈るような気持ちで見ていました。
でも、祈りも虚しかった・・・
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