大統領の広島訪問。
そんなタイミングでHDに録画保存してある映画
聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実
を観ました、2011年の作品ですね。
連合艦隊司令長官である五十六の目から見た第2次世界大戦の物語です。
アメリカとは国力が違いすぎると判断し、
開戦は避けるべきだと主張し続けた役所広司演じる山本五十六。
しかし日本国全体にはすでに戦争への士気が高まっています。
香川照之演じる新聞社記者が煮えきらぬ五十六の態度に激高する場面。
これは当時の世論を映し出すシーンとして描かれているようです。
五十六はやむなく開戦へと向かいますが、それでも講和に持ち込むべく早期決着を試みます。
この他の場面でも五十六の口から何度も「講和」という言葉が発せられてました。
作品内ではこの思想が強調されているようです。
そしてあの真珠湾攻撃もアメリカの戦意を奪い早期決着に持ち込むのが本意だったそうです。
しかし開戦通告の暗号解読に時間がかかった結果、
アメリカにこの通告が届いたのは総攻撃終了の40分後だったとか。
ゆえにこの作戦は日本軍が卑怯な不意打ちをした、という事実が残ります。
伝達が遅れて結果的に不意打ちになってしまったと言うこの逸話はぼくも知ってました。
そしてそれが合衆国を本気にさせてしまうという事態につながります。
勝利に勢いづく日本海軍はさらに後の世に言う「ミッドウエー海戦」に臨みます。
が、ここで大敗を喫する事に。
ここから大きく日本の運命が傾き始めるんですよね。
ミッドウエー海戦で次々と撃沈する日本軍の戦艦。
こちらは阿部寛演じる第二航空艦隊司令官、山口多聞。
沈没直前の「飛龍」の艦上で部下達に退艦を命じます。
部下達が山口にも退艦するよう必死に懇願しますが応じず。
空母が4隻もやられたんだ。
誰かが残らぬと示しがつかんだろう。
そう言い残した山口は沈み行く戦艦「飛龍」と運命を共にします。
このシーンは史実に基づいた実話だそうです。
五十六は将棋が大好きだったとの事で。
ミッドウエー海戦に敗れた報を受けた時も冷静沈着に将棋を指していたと言われてます。
しかしながら
「山口司令官が飛龍と運命を共にしました」
と言う報告を聴いた瞬間は
さすがに一瞬硬直状態に。
山口司令官は海軍では五十六に次ぐ重要な存在だったとか。
そしてミッドウエー海戦後はさらに戦局が悪化し。。。
あ~止まらなくなってしまった。
書き出したらキリが無いですね。
まぁそのくらいこの作品は見応えがあったって事で。
じゃ、気が向いたらまた続きを書きます。
興味の無い方はごめんなさい。(^o^)ゞ
ではでは皆さん、明日も良い1日を。
押忍