まっさんの模型屋blog

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AFVモデルステップアップ(1)-タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車H型(初期型)【本組み編】

2010年09月22日 17時40分08秒 | AFVモデルステップアップ

いよいよ本組みに入りますが、あまり細かいところは説明しませんので基本的なことを最初に説明しておきます。

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バリ(写真左)とパーティングライン(写真右)が結構部品についてますので、ナイフやヤスリで除去しましょう。

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こんな感じに除去しました。

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続いて、押し出しピン跡。プラモは金型から外す際に外側からピンで押されます。この跡が左の写真のように部品に残ってしまうことがあります。広い面の場合はパテで埋めたりしますが、写真のように小さな部品は折りたたんだ紙ヤスリで面全体を均一に削っています。

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こんな風になりました。

あと、写真を忘れましたが部品をランナーから切り離した時のゲート跡もナイフやヤスリでキレイに除去します。

以上が基本的なことですので、部品をランナーから切り話したらチェックして処理してください。平面ではヤスリスティックハードが便利です。

それでは、説明書とおりに組み立てていきます。

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いきなり注意点と手を加えたいところがありました。

左の写真です。普通に接着しただけでは、マフラー排気口の根元に大きくすき間ができますので、パテ埋めします。写真が少なすぎて申し訳けありませんが、パテが固まったあと、紙ヤスリを2つ折りにして整えています。

そして右の写真ですが、キットのままでは少々肉厚なので排気口の先端を斜めにナイフで削って、口元が薄くなるようにしました。

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ドンドンいきます。側面装甲の前側はすき間と段差が出来たので、パテ埋めしました。

ヤスリスティックが非常に良い仕事をしてくれたので楽でした。

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上部転輪を接着するとき、1列になるように気をつけて接着しましょう。

そして、写真を忘れてしまいましたが、サスペンションを接着する際、机(床)など平らな場所で全ての転輪が接地していることを確認しましょう。傾いていたりした場合は接着剤が乾く前に調整しましょう。

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起動輪(スプロケット)は覆帯(キャタピラ)がゆがむことなく巻きつくことを確認します。

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転輪のパーティングラインは普通真ん中に出来ていて、実車も新品の頃は真ん中にパーティングラインがあるのでゲート処理だけでもOKなのですが、このキットはズレてパーティングラインが出来ています。仕方ないので、全て除去しました。ここでもヤスリスティック大活躍です。

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手首を効かせて丸く削ります。あまり角張らないように気を付けて作業しましょう。多少角張ってしまったら、あまりいじらずそこでストップしましょう。覆帯との接触部に平らな部分を持ってくる等ごまかした方が良いでしょう。

そして、転輪を接着しますが、このとき全ての転輪が机(床)に接地することを確認しましょう。(これも写真忘れました・・・)サスペンション接着の時にきちんと出来ていれば、大丈夫なはずです。

ハッチ類は接着する前にきちんと組み合うことを確認してから接着します。

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今回の数少ないドレスアップ。

車体の同軸機銃は銃口があいていないので、0.5mmの穴をピンバイスであけました。

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シュルツンステーの作業まで来ました。う~ん、パーティングラインとかバリとかの騒ぎじゃないです。金型がズレて成型さています。ヤスリスティックで平らに削りました。

その他諸々部品を切って、削って、接着して車体が完成です。なお、予備転輪と覆帯(キャタピラ)はまだ装着しません。

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砲塔の組み立てに移ります。砲身はずらさずに接着し、丸くなるように整形します。写真のように紙ヤスリを巻き付けてグリグリ削ると良い感じになります。

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防盾の溶接ビードと7.5cm砲に目立つすき間がありました。この場合、溶接ビードを削って新設するのが正解だと思いますが、ステップアップ(1)ということでパテ埋めしてごまかします。

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写真にあるように、つまよう枝先端にほんの少しだけパテを乗せて、チマチマと埋めて行きます。

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はみ出たパテをナイフ、紙ヤスリで除去します。小さく折りたたんだ紙ヤスリをメインに作業するとやり易いです。

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車体の同軸機銃と同様に、砲塔の機関銃にも穴を開けます。0.8mmの穴をあけました。

(たしか、両方ともMG34という機関銃だったと思ったんですが、こっちの方が大きいんですよね。記憶違い?)

そうそう、ハッチ類は開いた状態と閉じた状態を選択するようになっていて、今回は全て閉じた状態にしているので、砲塔内部は一切塗装していません。ハッチを開きたい方は、説明書の手順通りに内部を塗装してください。

あとは、車体を組み立てた要領で丁寧に根気良く組み立ててください。

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組み立て完了です。塗装しづらいので、シュルツン、予備転輪、覆帯(キャタピラ)はまだ組み付けていません。

次回はいよいよ塗装します。


AFVモデルステップアップ(1)-タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車H型(初期型)【仮組み編】

2010年09月22日 16時30分04秒 | AFVモデルステップアップ

ステップアップシリーズ第2弾です。

タイトルにあるとおり、今回はAFVモデルを作成しながら私なりのやり方を紹介したいと思います。

AFVというのは「Armored Fighting Vehicle」の略で日本語にすると「装甲戦闘車両」、つまり戦車や装甲車のことを言います。

(もっと言うと装甲化され攻撃用の武装を備え戦闘に運用される車輌なので、装甲車でも固有の武装がなければAFVにならなかったりします。)

とはいっても、これは現実の軍事の区分けで、プラモ界ではジープとか対戦車砲とかはては牛や鶏までもひっくるめてAFVと区分けされていて、かなり広い間口を持っています。

さて、今回作成するキットはコレ(↓)です。

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タミヤのミニチュアミリタリーシリーズから「1/35 ドイツ Ⅳ号戦車H型(初期型)」を使用します。このⅣ号戦車は第二次世界大戦でドイツ戦車の主力として主戦まで活躍した戦車です。ガンダムでたとえるならザクⅡといったところでしょうか。そして、Ⅳ号戦車はJ型までありますが、J型では動力旋回砲塔が廃止されている(手動式になった)ので戦闘力はH型が最強という評価もあります。

今回はステップアップ(1)ということでタミヤのキットを選びました。プラモはメーカーによって組み立て易さに結構差があるので簡単なタミヤを選んでいます。幾つかのメーカーについて軽く説明します。

(なお、2010年9月時点での私的評価なので今後変わることがあります。また、全メーカーの全キットを作るなんてできませんので、全てのキットを総括した評価ではありません。)

タミヤ:部品点数少なめ。特別な加工はほとんど必要じゃないので、非常に作り易い。

ファインモールド:部品点数も、作り易さもタミヤと同等。細部のモールドはタミヤより良いかも。ただし、AFVは旧日本軍戦車のみ。

ドラゴン:部品点数はかなり多く、エッチングパーツが当たり前のように付属。実車の再現度はピカ一。部品の修正、加工はほとんど必要なく作り易いが、部品点数が多いので長期戦になりやすい。

イタレリ:部品点数そこそこ。部品の修正、加工がそこそこ必要になるので、作り易さもそこそこ。

トランペッター:イタレリと似た感じ。

ズベズダ:部品点数云々は関係なく、修正、加工がかなり必要なのですごく難しい。

ミラージュ:ズベズダと同様・・・いやそれ以上に覚悟が必要。

ということで、初めのうちはタミヤ、ファインモールド、ドラゴンあたりから手を付けて行くことをオススメします。聞いた話ですとタスカも結構良いみたいです。

それでは、道具を準備しましょう。

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今回使用した道具はこんなところです。写真の左からニッパー、カッターナイフ、棒ヤスリ(甲丸)、ピンセット、ヤスリスティックハード#400、紙ヤスリ(#400と#1000)、つまよう枝、ベーシックパテ、タミヤセメント(流し込みタイプ)、リモネンセメント。と、マスキングテープ(6mm幅)、ピンバイス(写真に入れ忘れましたが、0.5、0.8、1.0mmのドリルも)を使用しました。

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それでは、毎度のごとく道具の説明から。

なお、ガンプラステップアップ(1)で説明した道具は今回説明しませんので、今回新しく増えた道具のみを紹介します。

まずは、ヤスリスティックハード。

硬質ベースに紙ヤスリが貼り付けてあるヤスリです。耐水性があるので水研ぎができて長持ちしますし、平らな面の整形に威力を発揮します。3本セットで399円とそんなに高くもなく、良い働きをするので一度試されては如何でしょう?

次にリモネンセメント。

有機溶剤が入ってない接着剤ですので、有機溶剤の匂いに弱い方などにはオススメです。

通常の接着剤と同様にプラスチックを溶かして接着するタイプですので接着強度も問題ありません。ただし、乾くまでに時間が掛かるというのが難点ですが、面倒な位置決めがある時に使うというのも手ではあります。

続いて、マスキングテープ。

普通は塗装時に使用します。色を塗り分ける際、色の境目に貼るテープです。セロハンテープなどよりも粘着力が弱いので、テープを剥がす際に塗膜も一緒に剥がすことがありません。(メタリック系の塗装だと、マスキングテープでも剥がしちゃうことがあります。)

粘着力が弱いのと、粘着面が部品に残ることもないので、仮組みにも使用されます。

また、裸で放置していると、テープ側面にホコリが着いたりしますので、タミヤから出ているケース付きのものがオススメです。

最後にピンバイス。

ドリルを装着して穴をあける道具です。少々値が張るのが難点ですが、持っていれば確実に工作の幅が広がりますし、スケールモデルでは穴あけ指示のあることが結構あります。(今回のキットもドリルを使用する指示がありました。)

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それでは仮組みから入ります。タミヤのキットは仮組みがほとんど要らないのですが、基本からということで仮組みします。まずは車体の仮組みです。

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接着剤を使わずにマスキングテープを使って固定しています。また、AFVの場合は全ての部品を組むのではなく、きちんと箱になるのかを確認するために仮組みしますので、これくらいで十分です。

タミヤにしては珍しい、車体後部にすき間がありました。というか、斜めに傾いています。裏側でなにか引っかかっているのかと見てみると・・・

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出っ張り同士が当たっています。それでは、ぶつかってるところを削ればOKですね。右の写真の様にカッターナイフとヤスリで慎重に削りました。

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確認時の写真を撮り忘れたので接着後の写真になりますが、すき間なく組み付いています。

続いて、砲塔の仮組みを行ないます。

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砲塔も車体と同様に箱になるかを確認するために仮組みしますので、この位で大丈夫です。

砲塔は処理しなければならない箇所はまったくありませんでした。

もう少し、説明したいところがありますが、長くなったので次の記事で続きを説明します。


2010/9/22入荷商品(追記あり)

2010年09月22日 15時44分11秒 | 商品紹介

本日、新製品と再生産品が入荷しました。

Hg

好評上映中の劇場版 ガンダム00から「HGラファエルガンダム」が入荷いたしました。

このでっかいバックパックは絶対着ると思ってたんですが、着ないみたいです。(HGのみ?)

でも、バックパックには謎の顔が・・・。劇場版はまだ見てないのでよくわかりません。改造しちゃおうかな?

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三国伝シリーズより、「真 猛虎装 孫権ガンダム 天玉鎧 弩虎」が入荷しました。

天玉鎧がデンドロビウムになってしまいます。あと、専用のクリアーパーツもついて、グロスインジェクションで成型色がツヤツヤになっています。

Photo

マイクロエースから「1/48 ペトリオット」が再販されました。(「パトリオット」の誤記ではありません。)

全4種あって、ミサイルシステム、レーダーシステム、コントロールシステム、アンテナシステムがそれぞれのキットになっております。

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<追記>

MG ガンダムデスサイズは便が遅れてしまいました。24日に入荷の予定です。