大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

サンキュー!ヤンボラ成人のつどい&ライブ

2009年02月21日 | ノンジャンル
 ヤンボラ成人のつどい&ライブは参加していただいた皆さんのおかげで大成功でした。青年が主役ですが、お客がいなかったら一人ずもう。青年たちになり代わりましてお礼申し上げます。
 

 とりあえず、出演者の皆さんありがとうございました。ヤンボラ諸君ご苦労様でした。

 言いだしっぺのOくん、やったね!君たち初ライブだったんだよね。ブログに大写しにしてくれてもOKということだから紹介するね。お母ちゃんたちが君たちみんな「イケメン」だってさ。
 
 

 ギターで友情出演をしてくれた高橋紗都ちゃん、ものすごくやわらかくて透き通った音色に感動しました!!そして、20歳の人たちへの心のこもったかわいい花束(今日、花壇から切り取って作ってくれたんだよね)に加え、ヤンボラへの差し入れ(アップルパイ)ありがとう。何もかも手作りで、想像するとまるで『西の魔女が死んだ』の世界に住んでいる家族に思えました。
 素人の私にも進化した紗都ちゃんのギターに聞き惚れ、益々ファンになりました。「うわわ会員」、そしてぽぽろとして、是非とも「紗都ちゃんライブ」実現したいよね。「前座」で少しかすんでしまったHさんも応援してくれるよ。それにしても同じギター仲間ならではのHさんのいきなりのお誘い!よく受けてくれました。「いきなりうわわ」を心配したけど、堂々としていました!


 そしてテレビカメラ付きでやってきた健太くん、「オオトリ」にふさわしい気持ちのこもったユニークな発想のメッセージ「僕が大人になったら」をありがとう。大いに会場が沸きかえりました!ホントにみんなをなごませてくれる健太くん、ありがとうね。君のスピーチの成功は「行列のできるャXトカード屋さん」が証明しています。
 「僕が大人になったら、ストレスをお金にかえる機械を作りたいと思います。そして、ストレスに困っている人たちを、助けたいと思います。」ではじまるメッセージ。ホントだね!健太くんも過度のストレスを抱えているんだよね。私も助けてほしいな。
 今日のスピーチは健太くんにとっては適度なストレスだったかな?それでも、終わった後に聞くと「緊張するよ」と言っていたよね。そして、お茶をがぶ飲みしていました。(健太くんのメッセージは「にこにこ生活」の「けんたのせかい」に、けんママが掲載予定です)
 
 
 

 さて、打ち上げも終わってやっと私の時間が来たと思ってメールを開いてビックリ!!あさって23日(月)の「守る会」学習会のピンチヒッター玉村公二彦先生(奈良教育大学)からA4で35ページ近くのレジュメと資料が送られてきていました。小生、ゆっくりじっくりブログでもと思っていたのですが、今日の余韻に浸る間もなく只今はそのレジュメ・資料を残り物のワイン片手に印刷室と事務所を行ったりきたりしながらの印刷中でございます。
 この資料を見ただけでも聞きごたえのある講演になることでしょう。テーマは「親からの自立・子からの自立:世界の障害者・家族の教育とくらし¥瘧Q者権利条約から学ぶ=vです。資料は障がい当事者向けに易しく作られた権利条約の解説書付き。本邦初公開です。レジュメを見ると世界の実際の姿から学び、世界のモノサシを身につけられるように準備されています。みなさん!一緒に勉強しませんか?ホント気軽におこしください。参加費は無料ですよ!午前10時から上本町6丁目の大阪市立社会福祉センターへ。

 というわけで、とりあえず、写真で今日の様子を見ていただきましょう。今日の学童はゴメン、この次に載せます…。

 スピーチをいただいた皆さん。
 司会のTさん、Nさんご苦労様。Nさんは来年が20歳だね。第2回が実現するといいね。

 「校長先生」のようにも見えるけど、とてもダンディで優しい「おりちゅう」さん。尺八くんの後援会長だそうです。ハーモニカのイントロクイズは中々のものでした。

 Tさんは作品をアピール!たくさん売れました。これで大手を振って作業所に帰れるね!









 Mさんのスピーチは見事に今の葛藤とホンネを表しています。本当に自立に向けての一歩を踏み出したのであれば作業所を休んででもぽぽろの「ヤンクラ」にもおいで!

 では、Mさんのスピーチ「成年の主張」です。

 20歳になりました。
 でも、20歳になった実感がまだ、ありません。
 まったく大人の気分になれなくて、どうしたらいいのかが、わかりません。
 作業所では、毎日仕事をしているけど、どんな作業をしているのって聞かれても、うまく答えられないし、楽しいですかと聞かれても、話す友だちもいなくて楽しくないから、答えられないしこれから、どうしたらいいのかが、分からない。
 でも、ヘルパーさんと少しずつ色々なことが、出来るようになってきました。ガイドヘルパーさんを利用して、出かけるのは楽しい。でも、どこに行ったらいいのかが分からないし、行きたいところも思いつかないし、本当にこれでいいのかなって、思います。毎日悩んでいる20歳です。

 「親離れ・子離れ」「自立・自律」に向けて自分くずし・自分さがしの出発だね。

 ライブ出演者の皆さんです。
 
 
 
 
 
 「私たちのおっちゃんです。終わりのごあいさつをお願いします。」
 
 最後はみんなで『翼をください』の大合唱。手話はスタッフKさん。
 

 ご苦労さん!おつかれさん!カンパーイ!ありがとう!
 
 


乞うご期待!明日はヤンボラ成人のつどい&ライブへ

2009年02月20日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 いよいよ明日は「ぽぽろヤンボラ成人のつどい&ライブ」です。
 ドキドキ・ワクワクです。

 きっとヤングたちはドキドキでしょう。20歳の思いを語る人は4人。4人目の仲間が来てくれるかどうか、先日はヤングたちが電話攻勢をかけていました。今は少し外に向かうエネルギーが切れているそうです。
 Mさんは自分くずし・自分さがしの真っ最中です。ホンネで心の中の葛藤を語ってくれます。とってもいい「作文」です。
 Tさんは大学を休学中に相談に来られました。派遣労働者でした。自分は「発達障害」があるのだろうか?自分のような「生きにくさ」を抱えた人に会ってみたいというのがきっかけでした。復学してバイトに忙しいTさんにあうのは久しぶりです。
 Tくんはライブにかけています。彼のねがいをきっかけにライブが決りました。ライブで燃え尽きない彼の思いを語ってほしい。

 お祝いのことばを語る人も一生懸命作文していました。特に2名のヤンクラ(青年教室)生はチェックがかかる訳ではありませんが、中身をめぐって担当スタッフとやり合っていましたので、これも楽しみです。何でも「ハイハイ」ではアカンでぇ!

 人前での語りデビューのTさんは、作業所で作ったステキなカップやネックレスなども販売します。自分の作品に誇りを持ってしっかり売ってや!できれば最近子どもたちといい感じになってきたボランティア体験を語ってほしいなぁ。

 けんたくんはテレビカメラつきで参加します。彼の出番は3時50分頃です。一部の「オオトリ」です。けんたくんには人前で「あがる」というようなことはあるのだろうか?スタッフもワクワクです。お母さんはドキドキでしょうが。

 ライブは老若男女入り乱れて楽しみましょう。初参加の尺八さん、ハーモニカさん、ギター弾き語りさん、そして若ものバンド“VLIR SPIR”さん楽しみです。勿論、スタッフのオヤジたちも、美声の合唱団員Mさんも…。

 今日は2箇所で子育て支援教室でした。おおさかパルコープ鶴見店は5人(スタッフ以外)、堺の麦の子保育園は10名を超える人。それぞれ、ものすごく盛り上がったようです。堺では「来年は学期ごとにしよう!」という話になったようです。保育所の相談も増えてきました。来年度の大阪保育運動連絡会総会の講演依頼も入っています。「早期発見、早期療育」は鉄則ですね。

 今から学童が始まります。初ボールプール、楽しみだな。
 終われば、トラック運転して明日のライブ用機器の運搬で美原まで。

 明日は10時からの学童、そして3時からの集い、待ってるよー!


ボールプールができたよ!!

2009年02月19日 | 児童デイサービス
 ついに「なけなしの金をはたいて」カラーボールを買ってしまいました。
 日本製の物はしっかりしているそうですが、教材カタログのものは1個50円からします。中国製のものが出回っており、ずいぶん安くなり、日本製のものは作らなくなっているそうです。堺から研修に来ているOさんが調査してくれました。
 何のことはない、「トイザラス」で売っているのが中国製で大きいのが1個約10円で一袋100個入り。10袋買っちゃいました。教材費をいただいているもんね。待ちに待ったカラーボールです。

 さっそくこれは癒しのボールプール。千個では足りないかぁ…。


 これは名づけて「サーフィン」。これを見ながらOさんが「この運動は腰がくびれるわよ!」と強調。頑張るKさん。丸い板を乗せて回転させると目が回りそう、面白いよ。


 これは見ての通り「すべり台」。これが一番、お子たちにヨロコバレソウ…。


 でも、後片付けが大変だ!!最近は窓際のつい立壁に競って何でも投げ込む子らがいるもんで…。ほらっ、これがその壁です。さてどうなることやら。「投げたら、どこかの穴からャgンャgンと出てくる仕鰍ッを作ったらいいんじゃありませんか?」だって。そりゃあ面白いでしょう。
 でえも誰が、いつ作るの?工作大好きですが、そんな暇も工具もありません。先日Hさんからいただいた机は脚を切らないでおいたら、「絶対切るな!」と言われ、机は勿論のこと、食事用テーブルにジャンプ台にと早がわり。
 このボールプール、しばらく様子を見てみましょう。さて、子どもたちがどのように使うか楽しみです。待ってるぞー。




明日は子育て支援教室 講師は塩見洋介氏

2009年02月19日 | ノンジャンル
 明日の午前10時~12時まで、おおさかパルコープ鶴見店2階会議室「つるみ・ぽぽろ・たんぽぽ子育て支援教室」を行います。

 テーマは「子どもの成長と制度の活用―2009年度障害者自立支援法の見直しを前に―」です。講師は障連協(障害者(児)を守る全大阪連絡協議会)事務局長の塩見洋介氏です。塩見氏は大阪障害者センターの事務局長でもあり、障害者支援センターつるみの相談支援専門員です。参議院での自立支援法集中審議の参考人としても意見陳述をしています。私たちスタッフにとってはとっても頼りになる身近な人です。

 来年度の自立支援法3年後の見直しを迎え、その具体的内容が少しずつ見えてきています。明日は最新情報を知ることが出来ます。

 子育てや子どもたちの自立にとって、障害や発達状況などがわが子とは違う様々な方との交流を行ったり、制度を知って活用したりすることは不可欠です。
 これはインターネット情報だけでは活用できません。
 また、「まだ早いわ!先のことだわ」と思っていらっしゃる方も案外多いのです。また、どうしても目先のことばかりに振り回されたり、焦ったりしがちです。

 家庭や学校・園以外の第三の発達の場=学童保育や集団的な遊びの場の活用、ヘルパーやボランティアなどの活用で身近な人以外の支援を受ける力を身につけたり、楽しい活動の経験や場所を広げていくこともとっても大事です。卒後など将来活用できる制度、福祉サービスの内容を知ったり、先輩の経験談を聞いたりすることも、見通しある子育てをするうえで大切なことです。

 ところが、この種のテーマは二の次三の次でなかなか集まりが良くないのも現実です。私たちからみたら、この種のテーマにも関心が高い方、制度の活用に努力しようとしておられる方はとてもたくましく見えるのですが…。


 あさって21日(土曜日)はいよいよ「ぽぽろヤンボラ成人のつどい&ライブ」です。のぞいてみたいと思われる方は、ご連絡ください。

本日の学童、府予算案

2009年02月18日 | 児童デイサービス
 今日は小学5年生のTさんが学童に参加。ぽぽろのプレールームのすべり台と輪投げのいい写真がありますが、残念です。ブログに載せられない写真は今度ぽぽろに掲示しますね
 
 さて、Tさんとは先ずは輪投げで遊びました。Tさんは輪を渡すと投げないで棒に入れます。離して棒を置いておくと、歩を前に進めて同じように挿し入れます。白いガムテープを踏んで投げるというのも難しかったです。でも、投げなくてもどんどん入れていき、それだけでもう輪投げです!たくさん拍手をもらいました。Tさんには離れたところから、投げるというのはとても難しい要求です。
 そこで、ベニヤで作った一辺180センチ、高さ45センチの四角柱の囲いの中に棒を置きました。少しずつ囲いから棒を離していきました。棒の中にャgンと落とせないので勢いをつけてパッと掌を開いて入れました。なお離すと、身を乗り出しても届かないので、棒の手前で掌を開いて投げ込みました。これはなかなか入りませんでした。それで終わりです。とても頑張って挑戦していました。

 2時過ぎからは親子療育教室が始まるので場所を公園に移しました。
 
 すると、何と丁度工事用のフェンスの中で幼児用すべり台の土台を作っているところでした。コンクリートミキサー車が入ってくると野球やシャボン玉などそっちのけで、1年のHくんとYくんは「ケンカ」もピタッとやめて寄り添い、よだれをたらしそうになるほど見つめて見学しました。ミキサー車からセメント(「石が出てくる」と言っていた)を一輪車で受けてすべり台の足の穴の中に入れて固めます。二人とも「おもしろいなぁ」と何度もつぶやいていました。Yくんは車道まで出てミキサー車を送っていました。

 それを見たからでしょうか?HくんがMくんが隣のグランドにフェンスを越えて投げたボールを取りに行き、ミイラ取りがミイラよろしく、グランド整備のトンボを引っ張ってきて砂山を鍬のようにして掘り出しました。「H 仕事してんねんで!」とまじめな顔で返事していました。Yくんもフェンスの穴からグランドに入って行き、鉄棒でグランドいっぱいに線描きして遊んだのは言うまでもありません。




 Tさんはブランコにすべり台にシャボン玉といっぱい遊びました。特に、ブランコは一回転しそうなほど高く高くこいでいました。シャボン玉はとても上手に飛ばして、ゆくえを追ったりキラキラ光るシャボン玉を楽しみました。


 Mくんは最近、ぽぽろのプレールームのついたて壁の中にお気に入りのものを投げ込みます。最近まで溝や箱の中にボールを入れる遊びをしていたかと思うと、今度はつい立壁の向こうです。高くて深いし狭くて、容易に取りに行けません。見えない世界にあるはずのボールや風鈴、手作りめがね等に思いをはせて、大冒険をして壁を取り外し狭い空間に入り込みます。奥の方だと取れません。今日は、以前に投げ入れた風鈴が見当たらず、とうとうパニックになり1人公園遊びに出遅れました。
 その上、公園に直行せず隣の会社の配送場の中を2回も散歩させてもらいました。いつも、優しいおっちゃんが一人いらっしゃってホントに救われます。さすがに荷物用?のエレベーターは諦めてもらいました。
 公園ではシャボン玉追いかけっこ、ブランコ(二人乗りが気に入って私の膝に何度も乗って、後ろ向きにメガネをとろうと試みておりました)、溝へのボールの放り投げ、そして最後は砂遊び。


 4時から参加の2年のYくんは久しぶりです。お母さんからスッと離れられませんでした。お絵描きでやっとサヨナラ。でも、本当のお目当てはすべり台でした。
 同じく2年のYちゃんはすさまじいバトルに少し引いていましたが、おやつを堺にシーンと静まり返り、そこから積極的に。
 2年のYくんは粒々のかき揚が大好きなようで、HくんとYちゃんのをちょいと失敬。Yちゃんは積み木の箱をかぶせてしっかり応戦。一つもあげませんでした(とられませんでした)。
 Yちゃんは『はらぺこあおむし』と『かちかちやま』の絵本をおっちゃん(私)の膝の上に少しずつ少しずつお尻を乗せながら読んでもらいました。アトはすべり台を楽しみました。

 少し遠出をしての大学ボランティア募集のお願い周り、2才11ヶ月の療育教室体験参加の子や学童保育見学・体験者や検査結果報告(ご本人と若い施設指導員さん)等の来所も重なりとっても忙しくてハードな一日でした。

 3月と春休みの日中一時の申込用紙が出来ました。ぽぽろには置いてあります。もうすぐ、ホームパージにアップすると思います。「育てる会」の会員さんはお早目に申し込みください。3月28日午前は「お別れ町田ワールド・スペシャル」です。

 昨日、大阪府の来年度予算案が発表になりました。今後5年間で府内の4箇所に過密・過大解消のために知的障害の支援学校を建設するという府教委の計画案を橋下知事も承認し、それにつながる予算(案)をつけました。とりあえず、来年度は廃校が決った鳥飼高校跡地に建設すべく本格的な整備費がつきました。10校分新設しないと「適正規模150人~200人」には収まりませんが、4校分(小中高併設の支援学校と高等支援学校の併置)だけでも画期的な前進です!!座り込みは回避されました。関係者の皆さん、あきらめないで頑張って運動してきた皆さん朗報ですね!でも、すぐに学校はいっぱいになりますから引き続き頑張りましょう。詳しくは大阪府のホームページの教育委員会関係予算案の4ページからをごらんください。