大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

勝手にオフ、ちょっと一息

2009年02月15日 | ノンジャンル
 オフにしました。
 本当は今日の午後から「子どもと教育を考える城北のつどい」(正式名称は忘れた)があり、ぽぽろが将来あの地域に根づいた活動を展開していくのであれば、積極的に参加していくべきなのでしょうが、身体が限界。「ワーカーホリック」状態ですね。連れ合いに言われてしまいました。何十回となく言われてきた言葉ですが。
 それでも朝は7時過ぎには必ず目覚めてしまいます。一旦目覚めるともう一度眠るのは至難の業。仕方がないので、眠気を誘うために終わりが見えてきた小説を何度も読みながら10時過ぎまでウトウトしました。何カ月ぶりでしょう、目覚めて散歩をしたのは…。
 
 今日も暖かい日です。我が家には猫の額ほどの土(溝)があります。わずか25センチの幅です。あったかいのでいきなり花が咲きました。オキザリスというそうです。もう人の名前もすぐに忘れるくらいだから、花の名前などハナから覚えようという気にもならない日常です。
 余談ですが、物忘れが激しく「アレ」「コレ」「ソレ」「ウン…ダヨネ」などの会話が飛び交う退職スタッフの世界というか、よく言えば「あうんの世界」。広汎性発達障害の子らへの相談では「バクッとした言い方ではなく、指示は具体的にしましょうね!」などと言っている自分が情けなくなってくる。


 幅25センチで深さが30センチのコンクリートに囲まれた土だからプランターに近いのですが、一応は地植のバラの木があり、写真は咲かせた今年度?最後のバラです。昨年はオールシーズンで数百個のピンク色のバラを咲かせてくれましたが、真冬の狂い咲きの最後のバラはローズレッドというのでしょうか紅色に近い素敵な色彩でした。バラの花は大好きですが、これだけオールシーズンで咲き乱れるとこれも温暖化が原因かと心配になったりします。友人からもらったこのバラの名前は関西で高名なバラ職人に鑑定していただきましたが、それでも分かりませんでした。


 ぽぽろのスタッフには様々な役職名がついています。最年長のBさんは「聡恆蜷b」兼「環境大臣」。ぽぽろの玄関のところにある花壇はコープのものですが、せっせと四季の花を咲かせてくれます。環境大臣が植え替えてくださっています。春には大好きなチューリップが満開になるのを楽しみにしています。
 「聡恆蜷b」は毎週必ずトイレ聡怩オてくださいます。そのトイレにも何気なく季節の花や植物が飾ってあります。台所の収納から小物までピチッと整然と整えてあります。昨日も私が無造作に棚上に置いた模造紙を発見!!「ムムム…!!」あきらめか、折り合いか、許してもらいました。ホッ!

 「聡恤尅蜷b」もいらしゃいます。年長の方と生まれが数ヶ月違いの方で、我が法人本部では「人を見抜く目」を備えた方として尊敬されているNさん。これから「人事部長」と呼びましょうか?NPOだから兼任の職員が1~2人しかいない事業ばかりですがやたら「役職名」をつけたがる方がいらっしゃって、私など「総合センター長」。名詞を見てびっくり。吹き出してしまいました。連れ合いには「名ばかり管理職」と言われています。私(兼任)以外に一人しかいないぽぽろのスタッフ職員のKなどは「ぽぽろドレミファクラブ事業コーディネーター」。かっこいいではありませんか!?非常勤ですよ!Kさんが早く正職員として迎え入れられるように日夜奮闘する退職スタッフたちにはホントに頭が下がります。
 ということで、その他のスタッフはボランティアですが勝手に「宴会部長」とか「教材部長」「情報部長」だとか呼んで尊敬しているのです。

 その「聡恤尅蜷b」が男性用和式トイレにお家で不用になった座位用の便器を入れてくれました。サイズも形もピッタシでした。
 女子用のトイレに用をたしに行く男の子たちがいたり、二次性徴期に入って中学生にもなると性的な面への配慮も必要になってきます。
 25人もスタッフがいると仕事も補いあってできるし、何でも揃いそうです。無いのはオマルではなく「お○○」だけ。


よく遊んだご褒美にトーマスのチョコ!

2009年02月14日 | 児童デイサービス
 今日は(も)ピンチ!でも、夏休みにアルバイトできてくれた高校生のSくんが入ってくれて大助かり。体力勝負はお任っせ!!どつかれようが蹴られようが少々のことでは逆上しない仏さまのような性格と笑顔に子どもたちも安心です。これからは「仏のSくん」と呼ぼう。もらったチョコに仏顔でした。

 今日はSくんがご近所誘いあわせでAちゃんと一緒に参加。ネズミの帽子を差し出すと「イヤ!」、ネコとネズミを差し出して「猫にする?」と聞くと「ハーイ!」と手をあげてかぶりました。かわいかったね。


 Sくんは「観覧車」に挑戦。少しおっかなビックリだったけど、だんだん大胆になっていくのがよくわかりました。最後にはうさぎ跳びで飛び降りたね。Yくんも追い越されながらもゆっくりマイペースで何度も上がりました。
 「行列の出来る『観覧車』」、これで盛り上がり気がついたらお帰りの子はおやつの時間。


 弁当は早食いのHくんと中学生のKちゃんがちょこんと座って待っています。最後に食べ始めたMくんが席につく頃には「ごちそうさま」。Rくんは今日は焼くそばも持参していたけど、みんな他の子につきっきりで誰も見ていませんでした。しっかり食べたかしら?片付けもぜんぶ1人で出来るんだよね。

 弁当をさっさと食べ終わって本をきれいに整理していたKちゃんが「6がない!!」「○○さん、さがして!!」と叫びだしました。
 大変だぁ!ずらっと並んでいる『チャイルドブックジュニア』の中にバックナンバー「6」がない!!いくらさがしても出てきません。機嫌がだんだん悪くなってきます。友だちが大声で泣くとうるさくて耳をふさぎ、怒り出すKちゃんがずっと叫んでいました。切り替わるまで少し時間がかかりました。今日のハプニングでした。


 午後1時、さぁ!公園へレッツゴー。あったかい一日で人出も多い一日でした。私は半袖で過ごしました。今、公園は工事中でフェンスの囲いが出来ています。「幼児用ブランコ」が出来るそうです。楽しみです!!

 Tくんはマイペースで、すべての遊具を渡り歩きました。高校生のお兄ちゃんたちがお気に入りの場所でたむろしていましたが、その中に混じって椅子とび(渡り?)を楽しんでいました。


 こちら、水遊び。今日のハイライトは「追っかけ」のKちゃんがほんの一瞬でしたが、ほらっ!水の中に手を突っ込んだり、泥の中に掌を滑り込ませたりしたことです。「追っかけ」られ役のRくん(ズボンがぬれて脱いでしまいました。パンツははいてるよ)やMくんがしていることに興味が向いたのでしょう。「あいつら、いったい何が面白くてやってんのやろう?どれオレもチョイ…」てなもんでしょうか。公園では「追っかけ」ばかりのKちゃんが見せた一瞬の心身の動きをカメラがとらえた!!
 そういえば、先日の土曜日には「追っ手」から逃げる友だちを追ってジャングルジムに登ったそうな!
 好きなおっちゃん、好きな友だちがいてこそ注目したり引きこまれたり、誘われて引き起こされる変化です。






 約束どおりシャボン玉あそびもしました。最初は電池をつかって風をおこすピストル型シャボン玉器。HくんとMちゃんに加え、とっても上手だったのが中学生のKちゃん。上手に吹いていました。きれいやったねぇ。Mくんがシャボン玉を追いかけてつかまえて割って遊びました。






 おやつにはトーマスのチョコレートがつきました。今日はバレンタインデーだとかで、スタッフKの心遣いです。中学生のKちゃんはお父さんに空箱チョコを持ち帰りました。


バージョンアップすべり台&サーフィン

2009年02月13日 | 児童デイサービス
 ぽぽろの連結すべり台がバージョンアップしました。
 箱椅子1個分高くなりました。
 今日はYくんとYちゃんの二人が挑戦。
 Yちゃんは一番下のところでうまく両足で着地します。
 次にビニール壁の切れ端をソリ代わりにします。Yちゃんはそれにうまく乗れず尻もちをついてしまいました。
 Yくんはご覧の通り上手に「ソリ」に乗ってまるでサーフィンのようです。かっこよく決っていました。

 さぁ、このすべり台。明日もそのまま置いてあるよ!レッツ、チャレンジ!!









 今日は他にスタッフがガスホースを切って作ってくれた出来立ての「輪投げ」も楽しみました。

 先日も少し触れましたが、Yくんは簡単に切れなくなりました。
 負けても切れません。それどころか、Yちゃんを妹のように大切にしており、以前だったら絶対に出来なかった「ハンディ」をつけて、Yちゃんを立てるようになりました。輪投げの棒(と言ってもバットで作った即席の物)に入った数を数えだすと負けていることがスグに分かるのですが、「Yちゃんの勝ち」を口でも認めほめたりも出来ます。
 このタテの関係も学童保育のよさなんですねぇ。





 先日の町田ワールドでは午前の取り組みが終わった丁度おやつの時間に危うく切れそうになりましたね。やっぱり発端は勝ち負けの問題だったかなぁ?

 それを押さえてくれたのがヤンボラのTさんでした。二人は大の仲良しでこの日もくっついていました。この日のTさんはさすが「これこそ、ボランティア!」でした。以前は彼も切れるYくんに「…せねばなりません!」「…はいけません!」という感じで切れていました。この日は半分切れて、更に切れそうになるYくんに寄り添って「怒るなよ!怒るなよ!」と彼の背中をさすりながらずっと声をかけ続けてくれたのでした。ボランティアを始めて丁度半年のことです。とても大きな意味のあるドラマなんですが詳しくは述べられません。
 ヤンボラの合い言葉「いくつになっても人は変われる!」ですよね。これからも宜しくお願いします。



お兄ちゃんは体操の先生

2009年02月11日 | 児童デイサービス
 今日もドラマがありました。

 いつものように「うたってドンドン」「ゴムの輪」で始まり、リクエスト通りに「ネズミばあさん」と続きます。

 今日の「ネズミばあさん」の見どころはRくんとMくんでしょうか。
 追いかけられっこが大好きなRくんが、ペットボトルを振りかざして追いかけるHくんの真似をして反撃に転じ、ネズミばあさんを追いかけたのでした。このやりとりが出来るようになったからでしょうか、Rくんはこれまでは手を出して誘うと拒否し、終わった頃に登場したり、そっと1人で試してみるようなことが多かったのですが、今日はちょっと声をかけて手を差し出すだけで集団の輪の中に飛び込んでくるのです。以下に書いた「観覧車」の飛び台にも自分からよじ登って挑戦しました。
 Mくんはネズミばあさんの手を引き「追いかけて!」とばかりにちょっかいを出しに来ます。ケラケラ笑いながら久しぶりによく走りました。丸っこい体形(失礼!)ですがすばしっこく、ものすごいスピードで逃げています。

 今日の遊園地ごっこの見どころは「観覧車」。飛び降り平均台を120センチぐらいまで高くしました。6年おYくんが見本を見せてくれます。おっかなびっくりの1年生Yくんが這い這いから勇気をふりしぼって立ち上がり歩きました。久しぶりに参加いただいたスタッフでYくんが通っていた療育センターの元職員だったHさんから、そんなYくんの姿も見て「気持ちも外に向いてきて活発になったみたい」と感想をいただきました。

 今日はHくんが相撲の土俵用のガムテープをぜんぶ剥いでしまいました。仕方がないので、相撲はやめです。
 6年生のKくんは体操クラブに通っています。いつも、横転など私と張り合っています。体操の先生に模範演技を頼みました。「痘ァ前転してみて!」とお願いするとスャ塔Wマットを4枚敷いてゴロンとひっくり返りました。次は前転です。それを見ていたHくんが驚いたことに自分から真似をして前転に挑戦。Yくんも続きます。自信なさそうに見ていたHくんも「ケンカ友だち」のYくんに触発されて頑張ります。びっくりしたなぁ、何回も何回も挑戦し、とっても体操らしく様になっていましたよ。
 Kくんに「さすがお兄ちゃん、ありがとう」とお礼を言うと、誇らしそうに「ぼく今日役に立ったやろう!」とことばを返してきました。

 1年のKくんは少し早目に「早弁」をし、スタッフのSさんと公園散歩を楽しみました。彼は怪我しないようにベニヤ板などを張り巡らした棚を忍者のように上がって我々をビックリさせました。帰り際には「平均台」に使った高い机からピョーンとこれまた忍者のように飛び降りていました。棚に登るくらいだからKくんもぽぽろに慣れてきたよね。

 午後は例によって公園あそび。今日はシャボン玉遊びを楽しみました。土曜日もシャボン玉したいね。


 実践報告について

2009年02月11日 | ノンジャンル
 良かれと思ってやってきましたが、写真を使った実践報告は少し見直しさせてください。期待されている方には申し訳ありませんが、いくら「いいですよ」という保護者の方の了解をいただいたにせよ、個人情報を守ることに責任を負わなければなりませんので自粛が必要かと思いました。マナーという点でも行き過ぎを反省しています。

 特に、苦情があったわけではありません。子どものケータイを小中学校に持ち込みことを禁止し、持ち物チェックまでやって管理せよというようなことまで出てきています。是非はともかく、背景にはネット被害問題もあります。
 先日見た映画『誰も守ってはくれない』、今読んでいる『希望』(永井するみ、文件t秋)にもネット社会の闇の部分がえぐり出されています。

 昨日までの3日間、勉強会と研修、夜は会議でパソコンに向かう暇もありませんでした。そのかわりに、色々と考えさせられました。「ブログにはまっている」と自他共に認めてきましたが、今日を境に少し勢いが落ちるかもしれませんが悪しからず。

 ただ、学童保育の意義については益々確信を深めているところでもありますから、以下に触れる「第三の活動の場」という意義が第三番目ではなく、学校や家庭と同等で固有のものとして認められるまでアピールしていくつもりです。何よりも実践で示す以外に理解は困難と思って写真も使って分かりやすくしようと思ってやってきたことです。工夫します。

 「障害のある学齢児も、学校でも家庭でもない「第三の活動の場」を確保することによって、自分お気持ちをコントロールする力や、仲間集団の中で相手の気持ちを受け止める力などをつけていき、成長・発達の土台を築いていきます。こうした成長の中で、内面の葛藤を高めやすい思春期もよりよく乗り越えていくことができます。」

 さて、今日の学童は「大ピンチ!!」というメールがスタッフに飛んで、ようやっと安全を確保できるスタッフを確保したのに、キャンセルが3人も出ました。断った方には申し訳ない。スタッフの交通費が占める割合もバカにならないので厳しい運営は続きます。自立支援法の応益負担に加え、日割り単価制の問題は大きいです。学校は今日は休みです。子どもの出席率は冬場は8割~9割ぐらいかな?でも、人件費がその分減らされるということはありえません。年間ベ<Xで予算や体制が組まれているからです。教育条件を維持するためには当たり前のことです。ホントに頭が痛いです。

 さぁー、久しぶりの子どもたちの顔です。今日一番に飛び込んでくるのは誰でしょう?ここから一人ひとりのドラマが始まるのです…。