親愛なる同志たちへ
冷戦下のソ連で30年間も隠蔽された民衆弾圧事件を題材に撮りあげた社会派サスペンス。1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが発生した。フルシチョフ政権が目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め、生活に困窮した労働者たちが物価高騰や給与カットに抗議の意思を示したのだ。危機感を抱いたフルシチョフ政権は、スト鎮静化と情報遮断のために現地へ高官を派遣。そして翌日、約5000人のデモ隊や市民に対して無差別に銃撃が行われる。広場がすさまじいパニックに陥る中、熱心な共産党員として長らく国家に忠誠を誓ってきたリューダは、18歳の愛娘スヴェッカの行方を捜して奔走する。
ポリ袋が普及したの1970年代、この映画は1962年を描いている。
当時のソ連を描いたこの映画にポリ袋が登場することはなかった。
現在のように買いものにはマイバックを使用していた。
そして一部の食品の包装には紙を使っていたようだった。
ソ連など共産圏ではポリ袋はいつから普及したのだろうか
映画はモノクロ作品
ド派手なアクションがあるわけではないが最後まで一気に観てしまう。
当時の国家統治のあり方、社会主義の矛盾など時々、一時停止をして考える場面もあった。
私は素晴らしい映画だと思うが、最後のシーンは納得できない。