海洋プラスチックごみの真実
マイクロプラスチックの実態と未来予測
磯辺篤彦著
生分解性プラスチックの問題点が述べられている。
1 生分解性プラスチックは限られた条件下で分解するもので、自然では分解しずらいこと。
例えば、ポリ乳酸という素材では堆肥のような高温多湿の条件下に置くことが必要。
2 いずれマイクロプラスチックになってしまうこと。
いずれ改良を重ねて海で分解する生分解性プラスチックが完成したとする
しかし、すぐに分解させるわけにはいかない。
海の多様な条件下で分解するなら、陸上では、使う間もなく分解してしまう。
これでは製品にならない。
ゆっくり分解する間に、波にもまれ微細化がすすむ。
そして汚染物質が吸着し生物に誤食される。
分解される間はマイクロプラスチックと同じ。
3 モラル低下。
いずれ分解するならとういうならポイ捨てが増えることが考えられる。
生分解性プラスチックが開発されたとしてもポイ捨てしないことが海洋プラスチックごみ問題の解決方法のようです。