NOSSARA SENHORA dos RAMEDIOS em LAMEGO
先日ブラーガの回で『ボン・ジェジュ』の大階段をご紹介しました。
ポルトガルには
この手の大階段を持つ教会は他にもあります
ラメーゴ(LAMEGO)のノートルダム(Nossara Senhora 聖母教会)も
その一つです
ラメーゴの街は『マテウス邸』のあるヴィラ・レアルから
南南東に35㎞ほど
この町の「ノートル・ダム(ノッサラ・セニョーラ)教会」は
人通りの少ない直線の長い道の突き当たりの
丘の上にある
従って
てっぺんの教会も含めて
大階段全部を見晴らすことができるのです
ブラーガ近郊のボン・ジェジュのようにメンテナンスが施されておらず
階段部分を化粧する白漆喰はない
しかもケーブルカーなどないので
車で上り下りするか
歩いて上り下りするか
ちなみに
聖堂の中はこんな風
一番奥の祭壇前
聖堂正面の壁面の上の方に
面白い縁取りの丸窓があった
ポルトガルの教会建築は
修道院も含めて
柱と壁面装飾
特に窓や扉口の縁取りが非常に面白いのです
教会堂正面のテラスから下方を見下ろすと
ラメーゴの町がみおろせる
構造材の石も結構侵食が進んでいる様だ
最初の階段部分を半分だけ降ってみると
さらに一つ下のテラスまで下りて
見上げると
こうなる
アジュレジョシュのタイル画が美しい
車で登ったので
階段を下る快感は味わえない
しかも
迂回路は結構大回りしている
下の広場に樹齢1300年を誇るオリーブの古木があった
この風格は
並の人間では足元にも及ばない.....
改めて下の方の木立の合間から振り返ると
最後に
夜景をご紹介しましょう
※ ※ ※
前回ご紹介したモンサント村からほど遠くない山国に
天空の城がある
CASTELO DE MARAVAO
例によって山の頂
スペインとの国境の山岳地の
しかし視界は開けて平地に見える界隈の国道を走っていると
視界に見えてくる斜面の上辺にへばり付く様に
何かが見える
お分かりだろうか
平らなてっぺんの全体に
MARAVAO (マラヴァン)村とその城
迂回して村の入り口まで車で走る
村に入るための城門も残っている
城門をくぐって
丘の稜線に従って
ゆる山に登ったり下ったり
白壁の民家が並ぶ村を先端まで行くと
やがて
綴れ織りの道に沿って頂上に近づいてゆく
頂上の稜線の一番はじ
かつての城の庭園だったと思しき公園と
さらのその先に
城跡が残っている
先の写真の反対側の光景
城の城壁まで登って振り返ると
こう見える
城の城壁を
城までさらに近づいてみた
城自体は
内側の城壁と天守にあたる塔が残っている
内側の城壁内に入ると
結構高度がある
内壁にへばり付く様に
天守の足元に後世の建物があった
管理者の使用のためだろうか
とある入り口を入って石の階段を下って行くと
かつての城の貯水槽だった
城壁の上
敵の攻撃から身を隠し
攻め手を打つノコギリ型の胸壁の間から
村を見下ろしてみた
内壁も
結構複雑に頑丈に作られている
直線距離だと
ほんの数㎞で強大なスペイン王国という要害の地
この城の役割は
極めて重要であったはず
城を後に
また村を下って行く
「隅石」の美しい家があった
てっぺんの城と同じほどに
齢を感じさせる民家が連なる石畳を下る
時計の針が500年ほども巻き戻った様な気がしてくる
ちょっとした散歩
まさに
『天空の城マラヴァン』
それでは
次回をお楽しみに
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