巻頭写真 : エヴィザ村から見る『スペルンカ渓谷』
地中海から屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれる
「ポルト」を発つ前に南側の「ピアーナ」のカランシュをちょっとだけ
訪れてみよう
山側から見下ろすと凄い高度差があることがわかるが
プロヴァンス地方「カシス」と「マルセイユ」の間にあるカランクと比べれば
海があまり陸の内側に侵食していない
陸の岩の浸食は奇観を生み出しているが
海が入り込んでいないので
プロヴァンスのカランクのようにフィヨルドにはなっていない
海岸の断崖を船で楽しむことは「スカンドーラ」の遊覧と同じようで
しかも「スカンドーラ」と違って断崖のすぐ下が浅い部分もあるので
水が濃い紺碧だけではなくグリーンの部分もある
しかし船でくぐれる岩のトンネルがある
トンネルの右側奥
右からかかる大岩との間まで入って行くと
こんな感じで船が宙に浮く
「ピアーナ」の村からビーチまで歩いて降りてくることができる
もちろんカヌーやボートで乗り付けて過ごす人たちも多い
では「ポルト」に戻って車で再び「ピアーナ」まで登って行くことにしよう
先先回に書いた通り一軒ある茶店には数台文の駐車スペースがあるが
それ以外の場所にも車を無理やり止めて岩の浸食による厳しく激しい姿を
写真に収める
「ポルト」から県道81号線から分かれて東側の山中に入って行く86号線がある
その道を
港に注ぐ「ポルト川」に合流する「スペルンカ川」の峡谷を遡ってみよう
コルシカは海の国で山の国
「ポルト」から4kmほど上流に遡ると『オタ』という村に至る
『Ota』遠景
俯瞰
山里ではあるが
超遠景俯瞰
周りの山々はもっと高い
近景
この「オタ」からさらに上流にわずかに逆登ったらジェノヴァ統治時代初期の橋がある
『ピアネッラ橋』
『Ponte di Pianella』
渓谷自体は非常に大規模なものだが
流れ自体はかなり小さい
「ピアネッラ橋」からほんの少し上流にもう一つ
『ザッリア橋』
『Pont de Zaglia』
前の「ピアネッラ橋」は上部が緩やかな曲線で
今度の「ザッリア橋」は両岸から直線で伸びて真ん中が曲線ではない
「オタ」から細くうねった感動を15kmほど奥に進むと
『エヴィザ』という村がありその間の地域が『スペルンカ渓谷』と呼ばれて
格好のトレッキング・コースとなっている
トレッキング・ルートの標識の赤い印があった
多くのハイカーたちが残したケルン
その「エヴィザ村」からそのまま10kmで「ヴェルジオ峠」
そこが「上(かみ)コルシカ県」と「南コルシカ県」の県境
「エヴィザ」から県境の峠までの地域は『アイトンヌの森』と呼ばれている
『Evisa』遠景
同 近景
霧のエヴィザ
村を出て10分ほど走ると車が数台駐車できるスペースがあり
展望ポイントになっていて
そこから木立の中を800m程も行くと『アイトンネのプール』と呼ばれる
渓流の一部がかなり広い「溜まり」になった部分が景勝の地として知られる
森の中の遊歩道
近くには「アイトンヌ滝」という中小複数の滝もあり
小さな流れが作り出す渓谷美に溢れている
「アイトンヌの森」の中はトレッキングのためのコースがあり
見所も多い
かつての栗の貯蔵場
コルシカと栗とは切り離せないので今後どこかでご説明しよう
お昼寝中の猪豚の子供
こんな見事な山羊がいた
最後に「ヴェルジオ峠」の様子も
標高1490m
『王としてのイエス』
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