PASTEIS DE BELEM <ベレム製菓店> の『PASTEL DE NATA(エッグ・タルト)』
リスボンと言えば...
一押しで『エッグタルト』
マカオではエッグタルトが普通に存在していて
その影響か
東南アジア各国にも日常に見ることができますね。
『マカオ』はポルトガルの植民地でした
ジェロニモシュ大修道院のすぐそばに
1831年創業というエッグタルトの「本家」で「元祖」みたいな
エッグタルト発祥(定かではない)の名店があります
『PASTEIS DE BELEM』(ベレム菓子店)という極めてシンプルな店名で
たまたまお店の前に誰もいない写真ですが
ここは営業時間中はいつも大行列で日本の人気ラーメン店もかくや
という感じです
もちろんその場で食べられる「サロン・ド・テ」(ティールーム)あり
結構大きな部屋ですが順番待ちの覚悟を持って訪れましょう
ところで
リスボンで一番「イケてる」食の殿堂をご紹介します
その名も『Time Out Market』といいます
もともとはその地区の市場でした
その建物を大改装して、若手の人気シェフの出店を募り
斬新なフードコートに変身したのです
外観はゲートなどが基本的に変わっていませんが
すっかりお化粧直しが行われて現代的な清潔感があります
そして内部は
もともと市場だった頃こうだったのが・・・
今や
こう
しかも
この写真では写しきれないほど広大なのです
内部に入ると、両側の各店舗のブースが並ぶことで
広大な長方形の建物の内側を
お店を見ながら一回り歩けるようになっています
両側のお店はカウンターに座れます
お店とお店の間のこのような長方形の歩ける部分の
さらに内側が
広大な飲食スペースがこんな風に
この写真は
スツール風の高い椅子に囲まれた細長いテーブルですが
普通の椅子に座る8人掛けから10人掛けのテーブルも整然と並び
もちろんどこのお店で買ったものでも
どの場所で食べてもいいわけです
この広いスペースの周りにも
各店舗が並んでいることになりますが
この写真のお店の奥の明るく見えるところが
先ほどのお店とお店の間の歩けるところ
カウンターに座ってるお客様が立ってる料理人のすぐ右に見えますか
お料理はというと
山岳地方の生ハムのサンドイッチ専門店から
フランス料理と見まごう繊細な一品料理
はたまたバーガー屋さんとより取り見取り
例えば
こんなのやら
エビとムール貝のアローシュ(リゾット)
または
こんなのだったり
エビのピルピル(アヒージョ)
はスペインのようにトマトペーストを入れないので
ポルトガル風はソースが白い(黄色ですが)のです
はたまた
このような
タコのサンドウイッチ
長あーいあんよが丸々一本
それから
このように
鱈とイカの天ぷら
糸フリット添え
さらには
これは他人の注文品なので正体不明
極め付けは
フランス料理のごとく繊細な鱈のナージュ(ひたひた)
ポルトガルは、日常的には鱈料理です
南米に進出したポルトガルが
植民地ブラジルに物資を運んだ船が、帰路カラで帰るのはもったいないからと
ブラジル沿岸で大量に採れた鱈を塩漬けにして持ち帰った
それ以後「干鱈」「塩鱈」を戻して食べ続け
国民食になりました
一年間365日鱈料理を続けても同じ料理は出さない
と言われるほどにレパートリーは豊かです
そしてそして
なんと
寿司屋も2軒ありました
左上の看板のお品書きの右端に「IKURA」という字が.....
フランスもそうですが
ヨーロッパ人は「サーモン」のとろりとした脂肪の味が大好き
この写真ではよくわかりませんが
冷蔵ケースの右のほうは「鯛」や「平目」も「すずき」もしっかりありました
ここでは、10〜13ユーロ位でしっかり手をかけた一品が食べられて
しかも
美味しいのです
空いてるお店なら
注文してその場で待ちますが
混んでる店は
注文を受け支払いをすませるとポケベルを渡されます
待つ間に
席を確保しに行けば良いのです
日本でもこのシステムはやっているようですが
便利ですね
2014年に開業以来大好評を収めて
そのまま北米に進出
『Time Out Market』という同じ名前と同じロゴとで
N.Y. やボストンなど5カ所くらいの大都市に展開し
ロンドン出店も決定している
らしいです
とにかく
リスボンに行ったら、なにはせずとも「タイム・アウト・マーケット」に
ぜひ行ってみましょう
では次回をお楽しみに!
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