内覧会を依頼される際に、「フロアコーティングを考えているのだけど、どうしたら良いでしょう? 」という問合わせを頂きます。そういう場合、私は、「基本的に不要と思います。内覧会でフローリングの種類を見て決めましょう」とお答えします。不要と思っている理由は、以下のようです。
①コーティングを外注する場合、売主のフローリングに対するアフターサービスから外れることになる。
②フローリングは天然の木材であり、気温や湿度などによって呼吸している。その呼吸によって、木材の強度やしなやかさが保たれている。厚いコーテングをすれば、その呼吸が妨げられる。素足に触れる感触としては、コーティングがない方が良いのでは。
③コーティングの成分は石油系や樹脂系である。厚く塗って固まり、椅子などで引っかけば微量でも粉が舞う。舞った粉を人間が吸うことになる。
④光ってきれいになるが、お金がかかる。また、費用対効果が明確でない。
⑤ワックスフリーのフローリングにはコーティングは不要(ワックスフリーの商品には、工場塗装フローリング、シートフローリングなどがあります。これは売主にご確認下さい)
⑥既に、ワックスが塗ってある場合、コーティングをするために、塗ったワックスをはく離(シンナーなどで除去)する。これは、フローリングにダメージを与えるので、しない方が良い。
写真は、フローリングの上に厚さ10mmのタイルを貼ったケースです。子供が小さい時など、汚れや音を考えて、こういう敷物を使う方法もあります。(104)
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