昭和なオムライスでお腹を満たすと再び走り出した。
KLEも不調だし帰ってもいいかなと思ったが、もうちょっと寄り道することにして空いていそうな道を選んで東へ向かう。
が、どこも平坦で交通量、信号が多くしかも気温も上がりだして嫌になる。
だからこのエリアのツーリングは苦手なのだ。
国道34号線北側は先週走ったので南部を走ることにした。
調子が良ければ柳川大牟田辺りまで出て、八女から日向神ダム~鯛生金山か、菊池から周って帰るかするのだが止めた。
筑後川を上流へ向け走り国道3号線まで出たら今度は国道500号で筑前町に入る。
まだ時間も早いので、これまで立ち寄ることのなかった大刀洗平和記念館で停車。
◆立派な建物の施設です。
大人600円の入場料を払います。
今日は結構奮発しています。
駐車場に停まっている車の台数から察しはついていたが、館内に人気はなかった。
館内スタッフの男性が館内の説明をという口上をマンツーマンで聞く。
撮影可能なのはゼロ戦のみであとはダメ。
天井につるしてある銀色の枠みたいなのはB-29の実際の大きさを模したもの。
床に地図が書かれているて、現在地がここで、昔の基地の場所、B-29墜落の場所などが記されている等を聞いて展示物を観覧することになった。
そもそも、なんでここにこういう施設があるかと言えば戦前陸軍の航空拠点の一つ大刀洗陸軍飛行場があったからだ。
前に見学した大分県宇佐市は海軍の航空基地で、映画「永遠の0」の資料も見れるし、しかも無料!しかし展示のゼロ戦は模型!館内撮影OK!という施設だった。
ここは陸軍航空拠点として東洋一とも言われたそうで、大規模な飛行場施設だったよう。
大陸方面に近く、これだけ平坦で大きな山も周りにない地域も九州ではそうないので立地として最適だったのだろう。
こちらは実物の零戦三二型と、九七式乙型戦闘機が展示されている。
が、どちらも痛みがひどくて可哀そう。
三二型はサイパンで朽ちていた現機を修復したもので、回り回って大刀洗へやってきたみたい。
◆零戦三二型だけは撮影可能なので撮らせてもらった。
九七式乙型は博多湾に沈んでいた機体を展示している。
福岡で試験されていたという試作機「震電」がカッコいいので小さい模型展示や、モチーフのグッズなんかがあるが、震電も海軍のだし。
いっそ、フルスケールモデルでも作って展示したら良いのに。
B-29の話が所々でみられたが、空襲で壊滅させられたからだろうか。
展示資料に多少の偏りを感じたが、こんなもんだろう。
二階のシベリア抑留コーナーを見学し、グッズ販売コーナーで少し心が動いたが我慢して帰路に就いた。