路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅17 大隅北部・宮崎南部の道の駅巡りキャンツー2日目。

2014-11-29 21:18:52 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年11月21日金曜日 晴れのち雨。

 道の駅「えびの」へ到着したのは日付も変わった21日午前0時30分過ぎだった。
新しい道の駅だが、24時間利用できる室内休憩所などはない。
少し仮眠しようと奥のベンチに銀マットを敷き、ブルーシートに包まって眠った。
寒さで目が覚めたのは午前2時頃で、辺りは深い霧が立ち込めている。
寒さで一度目が覚めると、もう寝付くことはできなかった。
思った以上に早く到着してしまうが、今回の第一目的地である道の駅「ゆ~ぱるのじり」に行って、そこで休憩しようと考え出発する。
ゆっくり走っても午前3時半頃に到着するが、夜間に暖かくゆっくり休憩できるような場所は無かった。
これならえびのの方がまだマシであるが、自動販売機横の長椅子にて仮眠する。
再び寒さで目覚めたのは午前5時半頃である。
少し歩いて寒気を払おうと隣接する公園へ向った。
小高い丘の上には戦没者慰霊塔が鎮座し、綺麗な芝生の広場とトイレと展望所らしき建造物があった。
見晴らしの良い展望所にて雲ひとつ無い星空を鑑賞する。
東の空が薄っすらと明けてくる。月は下弦のみ輝いていた。

◆道の駅「ゆ~ぱるのじり」から望む朝焼けと下弦の月。

◆朝もやに包まれた道の駅「ゆ~ぱるのじり」。
 この写真を撮影した道沿いに木製の立て札があり、地元の人が詠んだのであろう短歌が貼ってある。
それが一本ではなく何本もあり、道の駅が開店する時間まで散策しながら読んで回った。

短歌か。
なんか、私としてはこんなブログ書いているのを知人に知れるくらい恥かしい行為に近いかもしれないが、
歌を詠むという知的活動も面白いかもしれないと思った。
ポエムだと、人前で妻とダンスを踊るくらい九州男児な私には悶絶するほど恥かしいが、
短歌や俳句であれば文学やってるようでって、えっ、同じだって?(笑)

 さて、スタンプを回収し次の道の駅を目指す。

◆道の駅「高岡」。
 パッキングは二日前に終えていて、その時の天気予報では雨模様だった大隅地方。
雨対策を施して出発したが、雨降りそうにないので雨装備をここで解いた。
昨夜、自宅から持参したサンドイッチを頬張り出発。

◆道の駅「田野」。
 宮崎市手前まで来ているが、県道28号で南下し道の駅「田野」へ。
午前10時前で、静かな道の駅だった。
この辺でリザーブになり、給油のことで心配になるが、なかなか思った所にガソリンスタンドが無い。
国道269号線へ戻り、都城方面へ向うと静かな山間に在る道の駅「山之口」へ至る。

◆道の駅「山之口」にて。
 暫し休憩して都城市へ。
リザーブに切り替えてから30kmほど走行しても、めぼしいガソリンスタンドがなく焦り始める。
マイルールでは、「リザーブに切り替えてから走行車線側の初めのスタンドで入れる」ことにしているが、
こういう時は決まって反対車線にばかりガソリンスタンドがあったりするのだ。
都城市に入り、もうそろそろヤバイゾ!という時になんとか給油した。
15km手前のスタンドでは1L150円だったのに、市街地に入るとどこも155円でガックリである。
国道10号線へ出て道の駅「都城」へ到着。



◆道の駅「都城」。
 宮崎県都城市は、私的に福岡県久留米市に感じが似ている。
人口や規模がまるで違うのだけど、なんとなくそんな雰囲気がするんだよね、どうしてだろう。
 都城を後にして次は道の駅「たからべ」へ。

◆道の駅「たからべ」。
 レストランの日替わり定食がワンコイン500円。今日はアジフライ定食でとても美味しそうである。
年配のお客さんが大勢いて、おしゃべりをしていた。
地元の方々のようで、この道の駅も社交の場の一つになっているのかも知れない。
県道482号を経由して「そうかい道」(広域農道)を南に向け少し走ると道の駅「すえよし」に到着。

◆道の駅「すえよし」。
 ちょうど昼飯時で、レストランのバイキングは順番待ちの列が出来ていた。
空腹で何か無いかなと物色するが、腹が減ったというより喉がカラカラに渇いているのに気付く。
そういや水分を全然摂っていなかった。どうせなら地元系のものをと思い1本購入する。

◆「ゆずそおダー」だ、そうだ。
 あんまり冷えてなくて残念だったけど、美味しかったです。
しかし、俺の手、カサカサで疲労感たっぷりですなぁ。
広域農道をそのまま南下して国道269号線へ復帰し継続して南下すると道の駅「おおすみ弥五郎伝説の里」へ。

◆道の駅「おおすみ弥五郎伝説の里」(なげぇ)。

◆道の駅の向こう側に巨人の姿が。
 道の駅のレストランでは黒豚を使った料理が目玉だったが、普通にとんかつ食べたいのにメニューにはソテーだのなんだのしか確認できなかった。
この辺りで青空はとうに失せ、雲行きが怪しくなって来た。
気持ちも逸り次の目的地へ急ぐ。

◆道の駅「松山」。

◆どういう訳だか恵比寿さまと大黒さまの石像が。
 店内はこれまでの道の駅とは一線を画したスィーツの世界!
立地条件さえ整えば!(失礼)一層のブレイク間違いなしの女子限定な道の駅だった。
なのに外見は冑調とアンバランス!しかも大黒様と恵比寿様さえ鎮座する始末!どうしてこうなった感が凄いのである。
おっさんな私には女子の館には居場所が無いし、そもそも若い女子の絶対数が少ないこんな(失礼)ところで高級スィーツを展開とか。
いろいろ感銘を受けながら更に南へ進むことにした。

 大隅半島の志布志市まで下ってくると、午前のような晴れ間はなくなっていた。
どんよりと鉛色の雲がたちこめ、いつ雨が降り出すかといった感じである。
さて、雨の心配をしながら道の駅「くにの松原おおさき」へ辿り着いたのは午後1時頃だった。
目に付いたのはなんといっても巨大なステンレス製カブト虫である。



◆道の駅「くにの松原おおさき」にて。
 カブト虫のオブジェがあったと言えば、道の駅「昆虫の里たびら」であるが、趣が違ってこちらも良し。
むしろ、どうしてカブト虫なのかという疑問があるが、暇な時にググるとしよう。
この道の駅は宿泊施設と温泉があり、むしろそちらがメインで道の駅を付帯させた感が強い。
同じ鹿児島の道の駅でいうなら道の駅「喜入」のようなものだろうか?
施設内の天気予報掲示板では、今日は雨になっている。
スマホもない私としては気象情報をリアルに仕入れる手段はなく、この掲示板でこの先のことを考えることになった。
時刻は午後1時で、このエリアの残す道の駅は宮崎南部の3駅だけとなっていた。
雨が降るなら、回収しつつ帰路に着くか、早々に野営して寝床を確保するか。
暫し考え、近くにある「くにの松原キャンプ場」へ行って見ることにした。

 午後1時30分過ぎ、くにの松原キャンプ場に到着。
広大な松林のキャンプ場である。
遊具があり、小さな子供を遊ばせているお母さんがいるのが見えたが、キャンプをしている感じではなかった。
閑散としたキャンプ場の受付には2階へ来てくれとの張り紙があるので従って2階の事務所へ向うと、管理者であろう中年男性が2人出迎えてくれた。
キャンツー価格が在るようで、540円也。
適当なサイトを自由に選んでくれ、Wi-Fi使うならこのPASSで自由に使ってくれ、電源はベンチにあるから使うならご自由に、管理棟で夜は酒を呑んでいるので良かったらご一緒にとのことだった。
松林に砂地のサイトで、雨がこれから降るのが分かっているから影響の少なそうなサイトを選んでテントを設営した。

◆くにの松原キャンプ場にて。
 さて、この日もどうやら客は私だけのようだ。
テント設営後、近くのスーパーに買出しに出かけるが、小雨が降り出した。
慌ててて戻り、雨が止んでいる合間に頭を水で洗い、体を拭きあげ、食事を摂った。

◆粗びきウィンナーソテー、シンプルだが最高に美味い。

◆朝ドラの影響でウィスキーはこれで。竹鶴は売り切れで無かったが、余市は入手できた。
 午後5時半ごろ、雨足が強くなりテントから出られなくなった。
管理人のお兄さんにお酒のお誘いを受けて楽しみにしていたが、サイトからはかなり距離がありこの雨だと行くことが出来なかった。
フライシートを激しく叩く雨音を子守唄に、早々に眠りにつくにはそう時間は掛からなかった。

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