路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅13 錦江湾一周キャンプツーリング1 止まない雨、出発の夜。

2014-10-26 04:11:04 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年10月21日火曜日 雨。

 少し残業があり、帰宅したのは午後6時過ぎであった。
天気予報通り、シトシトと雨は降り出し、やがて雨足は強くなって来た。
KLE400へのパッキングは前日に終わらせていたが、着替えや夕食を済ませて出発できたのは午後7時30分を過ぎた辺りである。
防水スプレーにシームテープ補修でレインスーツの雨漏りもなく飯塚から冷水峠を経由し国道3号線へ至り、目下南下中であった。
目的地は鹿児島県南薩から大隈半島の錦江湾側の道の駅制覇であるが、
事前に大雨であろうと予想された夜行をやりきる為であると言って良い。
ただ、この歳でこの夜行軍はかなり堪え、写真の一枚も残せなかった・・・、無念である。

 久留米・八女を通過後、熊本市街地に到達したのは午後10時過ぎで、雨足は更に強く大雨となっていた。
市街地コースを選びたくなかったが、国道3号線を素直に南下する方が距離的に短いし、
夜行軍とあって、万一の際市街地の方がレスキューも容易かもしれないという危機管理の下、選んだルートだった。
が、交通量の多い区間での夜の大雨である。
シールドが雲ってまったく前が見えず、対向車のヘッドライトの光と街のネオンや街灯の光がシールドで乱反射して更に前が見えず。
片側二車線道路ではトラックが轍の水を跳ね上げ、その水を被り前が更に見えないばかりかレインスーツの浸水を即しとうとう股からずぶ濡れ状態になり始めた。
レイングローブも役目を全うできず浸水し始める。
視界が利かないので速度も出せず40km/hほどで走ると、暴走プリウスに煽られるは、大型トラックに轢き殺されそうになるはで死を覚悟した。
午後11時過ぎ、ようやく熊本市街地を抜けるが、雨足は弱まらず。
堪らず道の駅「うき」へ退避する。

 ここは24時間開放している休憩所があり、奥の座敷では仮眠も可能で既に先客が3名寝袋に包まっていた。
雨の当たらない軒下に停めてあるスズキジェベル250と日本一周中と書いた自転車と荷台を改造したママチャリの主であるようで、
若者2人と50代くらいのお兄さんであった。
この50代くらいのお兄さんが、どうにも寝付けないようで何度もムクッと起きては長靴を鳴らし休憩所を出たり入ったりしている。
挙句の果てには、飯盒を取り出し米と研ぎだして炊飯を始める。
更に、障害者用トイレを占拠して洗濯物を始める始末である。

休憩所は空調が利いており、濡れた雨具を脱いで少しでも乾かそうと試みる。
外は土砂降りで、気象レーダーを情報パネルで映しているのを見ると当分止みそうにない。
先客から離れた場所の長いすを拝借させていただき、そこに仰向けで仮眠させて頂くことにした。
照明が明るく、タオルで目を覆う。
俺も馬鹿だなぁと思いながら眠りに付いた。

目が覚めると日付は替わり午前1時を少し回っていた。

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