路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

阿蘇~内大臣林道キャンプツーリング 2日目 内大臣林道・椎矢峠・椎葉へ

2013-05-29 18:39:30 | ツーリングレポート

2013年5月26日日曜日、晴天。

「キャンプ場の朝ほど清々しい場所はない。」という私の自論に、異論を挟むツーリストは少ないだろう。
午前5時起床。
しっとりと朝露で湿ったKLEを拭き上げる。
安いカバーでも持ってくればこの手間が省けるのに、と思うのはこの時だけで直ぐに忘れてしまう。
ホットコーヒーを飲んで暫くてから朝食の準備をした。
今朝のメニューはカレーにわかめスープである。
恐らく、これが帰宅するまでに取る唯一の食事になるだろう。
確り食べておきたい。

Photo

天気予報では明日から雨模様らしい。
どうやら週明けそうそうにも梅雨入りしそうだ。
フライシートはジットリと湿っていて直ぐには乾きそうも無い。
帰ってテントを干し直すことも暫くできそうにないので、ここで出来る限り乾かせて仕舞いたかった。
テントが乾いて撤収、出発できたのが午前8時過ぎ。
道の駅清和文楽邑まで出て、県道153号より内大臣へ向かう。

Photo_2
◆内大臣橋を望む。昔の写真資料を見ると、橋は赤かったようである。
 まぁ、赤い方が橋って感じがするのは歳のせいに違いない。


程なく内大臣林道入口へ到着。
入口周辺には全面通行止の立て看板が仰々しく設置してある。
この先3kmの所で災害復旧工事をしている旨が書かれていた。
ここに来て、下調べ一切していない事に気付く。
まったくマヌケであるが、特にゲートもないのでとりあえず林道を進むことにした。
途中でダメなら引き返せば良い。
書き忘れていたが、これまで機会がなく内大臣林道は初走りである。
ここまで来たのだから、少しでも走っておきたいと思うのは人情というものだろう。
暫く走るとまた全面通行止の立て看板が現れた。

Photo_3
◆何度も現れる通行止めの立て看板に、少しワクワクしたのは秘密だ。

林道脇に、1km間隔で距離を木板を白く塗って書いた立て札があるのに気付いた。
恐らく、林道入り口からの距離だと推測され、トリップメーターで見てみると大体あっているようだった。
3km走らない程の林道脇に大きな重機が3台寄せて停めていた。
日曜日だからお休みなのかもしれない。
4km、5kmと進んでもそれらしい場所は無く、既に復旧済みなのだろう。
途中にあった短い舗装区間がそれだったのかも知れない。

ツーリングマップルには、「谷間にフラットな道のり」と書いてあり走り易そうな印象を受けたが、思いのほか大きな石が多くガレ場がキツイ場所もあった。
手持ちのツーリングマップルは2003年調査のものなので信用度がかなり低くなっている。
平成の大合併のせいで、この地図だと地名が昔のままで何処だか分らないという経験も多くなってきた。いい加減買い換えなくてはならないが、10年間使い込んで色々書き込んだこの地図は何物よりも使い勝手が良かった。
しかしまぁ新しい地図に、情報を移す方が良いだろうな。ちょっと反省。

更に進むと今にも谷へ崩れ落ちそうな廃屋がある。

Photo_4

かなり昔の建物のようで、廃屋になってからも相当の年月が経っているようだ。
しかし、風水害のメッカとも言えそうなこんな場所に、今にも倒壊しそうな雰囲気にも拘らず建ち続けているのは凄い。

ずっと見ていても気持ちの良いものではないので先を急ぐ。
それにしてもタイヤが滑って仕方がない。
7月に車検を迎えるにあたり、ギリギリまで交換しないでおこうとケチったツケが今来ている。

Photo_5
◆恥ずかしながらツルツルです。しかも、キャンプツーリングが多いので真ん中が。


更に暫く走ると舗装された真新しい道とダートの三叉路が現れた。

2
1

さて、どっちだろう。
すると道脇に寄せられた風倒木などの残骸の中に立て札らしきものを発見。
1_2
近づいてみると・・・
2_2
薄っすら国見岳と書いてある。
しかも、国の文字だけ途中まで修復しようとした痕跡が。
やるなら最後までやろうよ。
舗装路を走っても仕方がないし、この打ち捨てられたような道標を信じダートを更に上った。
少し進むと、これまでよりガレ場の荒れ方が酷くなるが、私のKLEでも走行に問題はなかった。
ここを登りきると椎矢峠に到達する。

1460
◆標高1460mに位置する椎矢峠。

峠に到着すると、5台、6台とオフロードバイクが椎葉方面から上がってきた。
全面通行止の看板のおかげで、内心どこかでUターンかもという不安もあったが、これで一安心した。
念のため、若く男前なライダー達にこの道の先について尋ねると、熊本側より道の状態は良くて走りやすく、通り抜けられるとの事。
更に安心し、宮崎県側へ下りのダートを駆け抜けた。
椎矢峠を境に、宮崎県側の下りの林道は名称が変り椎葉林道となる。
教えてくれた通り、走りやすいダートだった。
途中、2台のオフロードバイクと擦れ違う。
梅雨前にみんな走りたかったのだろ、考えは皆一緒という訳だ。
暫くすると舗装路になり、そして椎葉林道入口へと着く。

Photo_6
◆椎葉林道入口

 古いツーリングマップルだが、それによると行程約38kmのダートであるらしい。
途中までトリップメーターで距離を測っていたが、衝撃でKLEのトリップメーターが動かなくなって測定不能だった。
ゼロに戻すと正常に動くようになったので、ダート走行の振動か衝撃でたまたま歯車でも噛んだのだろう。

さて、家路につくか。

本日の走行距離 305.1km



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