琵琶湖での水草処理技術が
中米カリブ海で大量発生している海藻「サルガッサム」の処理に
役立つことになり
ドミニカ共和国で近く導入される予定です
この技術は、短期間で堆肥に変えるという画期的なもので
現地の環境や経済に大きな貢献をすることが期待されています
サルガッサムの問題
サルガッサムは、特にカリブ海で深刻な環境問題を
引き起こしています
海岸に大量に打ち上げられ腐敗すると、悪臭を放つだけでなく
海面を覆うことで海中の酸素濃度を下げ
魚の生息地や産卵場所が失われるという問題を招いています
このため、観光業や漁業が大きな打撃を受けており
解決策が求められてきました
新技術による短期間の堆肥化
従来、サルガッサムを処理するには年単位の時間が必要でしたが
日本の新技術では、わずか10日間で堆肥化が可能です
この技術は、琵琶湖の水草を処理する際に開発されたもので
まず活性酸素を使って水草の細胞壁を酸化させ
1時間ほどで分解を促進します
その後、納豆菌、米ぬか、炭を加えることで発酵を促し
堆肥化を飛躍的に短縮します
日本の技術力と農業への貢献
完成した堆肥は、日本国内でも滋賀県の農家が試験的に
使用しており、ネギやダイコンの収量を増やす効果が
確認されています
このような実績は、環境問題の解決と同時に
農業分野での収穫量向上にもつながるため
現地の農業関係者にも期待が高まっています
日本の技術を世界へ
日本には、このような環境問題を解決するための技術が
まだまだ多く存在します
今回のドミニカ共和国での導入はその一例にすぎませんが
今後も日本の技術力を世界に向けて積極的にアピールして
いくべきだと感じます
持続可能な社会の実現に向け
環境問題に対する技術革新が世界中で
活用されることを期待しています
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