最近、首都圏で連続的に発生している強盗事件を受け
政府は防犯対策の強化を検討しています
その一環として、防犯カメラ設置費用の公費補助が含まれる
経済対策が進められる見込みです
防犯カメラの増設によって監視の目を強化し
首都圏全体の治安改善を目指す狙いがあるとされています
増加する「トクリュウ事件」とその背景
首都圏の強盗事件の多くで、素人のアルバイトを利用する
「トクリュウ」と呼ばれる手口が増加しています
特にSNSやテレグラムといった暗号化された通信アプリを
介して、犯罪の指示役が実行犯に指示を送るケースが多く
これにより実行役は捕まりやすくとも
主犯格は逮捕が難しい状況に陥っています
これにより、犯罪全体がさらに複雑化し
組織的な犯行が後を絶たないのが現状です
防犯カメラ増設の効果と意図
政府が進める防犯カメラの増設施策は
犯罪の抑止力強化が目的です
実際、犯罪者の多くは計画的に行動し
防犯カメラが設置されているエリアを避ける傾向があり
特に主犯格は入念な下見を行い
監視が手薄な場所を選びやすいとされています
そこで防犯カメラを増やし、至る所に「監視の目」を
配置することで、計画段階で犯罪を断念させる効果が
期待されています
防犯カメラの効果とさらなる課題
現時点でも首都圏には多くの防犯カメラが設置されていますが
連日のように強盗事件が発生していることから
設置場所の見直しや、より効果的な活用が求められています
犯罪の抑止には物理的なカメラの増設だけでなく
それを活用した迅速な対応体制の強化も重要です