PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

リカバリー全国フォーラム2009、いよいよ開幕

2009年08月19日 02時45分44秒 | イベント告知
昨日・今日と行われている「C・ラップ先生来日記念学術フォーラム・研修会」。
日本精神保健福祉士養成校協会と早稲田大学の共催で行われた企画。
定員300名を超えて、大盛会のようですね。
受付も混雑して、開会が30分遅れたほどだとか。
田中英樹さんによる翻訳や、白澤政和さんの本も出たばかりだし。
ストレングスモデルのケアマネジメントは、もはやPSWのトレンドの最前線なんでしょうか。
僕もちょっと、覗きに行ってみたかったな…。

実際に参加したPSWから、夕方、メールをもらいました。
彼女に言わせれば、シンポジストの岩上洋一さんの発言が、とても良かったと。
僕もご一緒したことがあるけど、とても飄々とした語り口ですよね。
全然上から目線でなく、でも、とても大事なPSWの視点を、しっかり伝えてくれる。
とても明るくて、笑顔で話してくれるんだけど、結構すごい仕事、ブルドーザーのようにしている。
かつて精神医療の後進県といわれた埼玉県で、今、ガンガン、退院・地域移行支援を展開している。
こういう、地に足の付いた実践をしっかりやってるPSWに会うと、うれしくなりますね。
仕事はアグレッシブでも、けっしてそれを感じさせない、おだやかな人柄と語り口。
調整を生業とするPSWにとって、敵を作らず味方を増やしていくキャラって大事ですよね。
きっと、岩上さんそのものが、他者のストレングスを大事にする人なんでしょうね。


あ、本人の許可も得ないまま、勝手に書いてしまった…。
許されよ、岩上さん。
閑話休題。


さてさて、自分が運営に関わっている企画の方に、専念しなきゃいけません。
8月21~22日、日本社会事業大学で開催の「リカバリー全国フォーラム2009」。
C・A・ラップさん、リンダ・カールソンさんをお迎えしての二日間。
ちょっとした学会規模の集会なので、結構準備も大変です。

講演2本、シンポジウム、トークライブ、分科会18本、ランチョンセミナー4本、懇親会…と盛りだくさんのプログラムだし。
駅から会場まで遠いので、直通バスをチャーターしたり、駅前に誘導案内係を配置したり。
分科会が二日間で18もあるので、パソコン・マイク・プロジェクターも足りなかったり。
メイン会場が、マックスで700席ないので、ぎっちり立ち見も出る状況になるだろうし。
はたまた、全会場に同時にエアコン供給すると、電力不足も深刻で停電の危険性まであるし。
既に事前参加登録者は、600名を超えているし、当日参加者がどこまで増えるか、読めないし。
開催が近づくにつれて、こりゃ大変なものを引き受けてしまったと…。

ボランティアやアルバイト学生らの運営スタッフ、60余名で全体を運営していきます。
事前準備不足は明らかで、もう準備はバタバタ、ドタドタ、ゴテゴテ。
なにせ、実行委員会が実質的にスタートしたのが、つい1ヶ月前ですから。
打合せ不足を、個々のキャラとキャパで臨機応変に乗り切っていくしかありません。
大きなトラブルが生じなければ、ヨシとするしかないかも知れません。

でも、せっかく「リカバリー」という旗印に、全国から集まってくれる訳ですから…。
なんとかして、いい場にしたい。
来て良かったと思われる場にしたい。
次につながっていくような場にしたい。

これだけの企画委員・実行委員が、真剣に取り組んできたのだし。
趣旨に賛同して、70人以上の分科会報告者も集まってくれる訳ですし。
日本社会事業大学、東京学芸大学、東京医療保健大学、山梨県立大学等から、たくさんの応援ボランティアが集まってくれるし。
主催団体のコンボ(地域精神保健福祉機構)の皆さんも、フル回転で頑張ってくれてるし…。

「リカバリー全国フォーラム2009
  ~日本の精神保健福祉サービスを”当事者中心”に変革するために~」

…なんとか、精一杯頑張りたいと思います。


…と言うわけで、このブログ、しばらく記事の更新は出来ません。
この週末は、たぶん精力を使い果たして、死んでいるでしょう。
あしからず…<(_ _)>


龍龍