PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

デイケア学会での出会い

2010年09月22日 19時27分51秒 | 日々の雑記
先週末(9月17~18日)、仙台で行われた日本デイケア学会に行ってきました。
僕自身の発表はなくて、「ピアサポート」分科会の座長くらいが唯一の役割で。
でも総会以外にも、理事会・評議員会やら、組織委員会やら、会議もあれこれありました。
鷲田清一さん(大阪大学総長)の記念講演「支え合うということ」は素晴らしかったです。
(*^_^*)

学会というのは、発表も含めて、それぞれ自分の勉強のために出かける場所です。
でも、分科会やシンポジウム、懇親会を通じて、色々な人と出会えるのも学会の魅力です。
同僚や仲間との交流を深め、久しぶりの再会を喜び、新しい人と初めて出会う。
特に今回、印象に残った5人の方の発言を、ご紹介します。
(*^_^*)

「思い出すね~。でも今考えれば、あれはあれで面白かったな…」

僕の横でぼそっとつぶやいていたのは、当時、茨城県立友部病院長だった弘末明良さん。
もう、このデイケア学会も、いつの間にか第16回年次大会になります。
今は昔、17年前の、学会設立をめぐっての、熱く激しい対立と討論。
設立総会の前後約2年、ほぼ月1回、毎回深夜まで、激論を闘わせていました。
今は、どこの学会会場でも必ず灰皿のある場所でお会いする、喫煙仲間の一人です。
(*^_^*)

「はじめまして。失礼ですが…龍龍さん…ですよね…?」

トイレで手を洗っていたら、声をかけてくれた、通信制の高校教諭の川上芳夫さん。
このブログを読んでくれていて、先週公開した画像で、僕だとわかったらしく…。
見知らぬ人に、自分の生活状況がバレバレなのは、ちと恥ずかしいものです。
現在PSWの資格にチャレンジして、原敬造さんのクリニックで実習中だとか。
教育分野でのメンタルヘルスの課題は山積みですし、今後ぜひ色々発信して欲しいです。
(*^_^*)

「ここに来れば、先生にお会いできると思って…。サインして下さい!」

分科会の座長を終えた僕に寄ってきて、ペンを差し出したのは、望月ひとみさん。
今、東京の学校でPSW取得の勉強をしているそうで、「今後の励みにしたいので」と。
何を書いたものか、一瞬思案して、僕が汚いひらがな字で書いたのは…「なせばなる」。
もう少し気の利いたセリフを書けなかったかと、あとで反省しきり…。
でも、来年の1月の国家試験、突破してもらって、PSWとして出会ってみたいです。
(*^_^*)

「え~?20分しか、俺、しゃべってないよ~」

悪戯っぽい笑顔の、来年度の名古屋大会長・福智寿彦さん(医療法人福智会理事長)。
初日のシンポジウムで暴走し、発題20分のところ、質疑応答含め65分喋りまくり。
「あんたのせいでシンポの討論が無くなったんだよ!」とクレームつけた僕への返答です。
福智さんは、僕のいた病院の元同僚で、一緒にカラオケをハシゴした仲です。
つい1週間前の、東京のリカバリーフォーラムでも、一緒に過ごしていました。
皆さん、遠慮しているようなので…、言える人が言わないとね、こういうのは。
でも大熊輝男さん(国立精神・神経センター名誉総長)死去の報がショックだったようで。
壇上で言葉に詰まり、涙をぬぐっていた福智さんに、僕ももらい泣きしかけていたのです。
(*^_^*)

「私たちではコントロール仕切れませんので、よろしくお願いします」

来年の大会運営の下見に来ていた、PSWの金沢秀夫さん(福智クリニック事務長)。
伊東さん、齋藤さん、中山さん他、クリニックの皆さんは、みんな笑顔で困惑気味。
来年、福智さんがタイムテーブルを無視して暴走した際の対応策を、一緒に検討しました。
警告カード提示の上、最終的には、僕と竹中秀彦さん(日本PSW協会長)が緊急出動。
ふたりで福智さんを両脇から抱えて、壇上から降ろして、シャットダウンという計画です。
はてさて、来年どうなりますか??
(*^_^*)



※画像は、日本デイケア学会懇親会場にて、左から竹中さん、福智さん、龍龍です。
 今回、個人情報満載の記事になってしまいました。
 ご迷惑でしたら、左の←「メッセージ」でお知らせ下さい。
 ご希望通りに文面修正いたします(但し、福智さんを除く)。