先日は、社大福祉フォーラム(学内学会)へのご参加ありがとうございました。
幸い台風も逸れて好天に恵まれ、二日間で848名の方にご参加いただきました。
(受付名簿の参加者数。各分科会参加者数を合計すると、もっと多いのですが)
やはり、椎名誠さんの講演時間が、近隣の方も含め一番参加者が多かったようです。
100カ国以上を旅してきた体験から、トイレにかかわる話が実に多かったのですが(笑)。
一斉に右へならえする、緊張感のない、思考停止した日本人への警句と考えられました。
今回の学内学会で掲げたテーマは、先日のブログにも記しましたが、
「希望としてのソーシャルワーク~記憶・くらし・再生」でした。
3・11の記憶を決して風化させない、現在進行形の出来事として捉えました。
当日は、災害支援ボランティアを継続してきた学生グループの発表もありました。
自分たちの取組みと地域との繋がりを表現した、とても静かなパフォーマンスでした。
でも、若い学部生の、まっすぐ前を見て語る言葉に心揺さぶられました。
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今回は、日本社会事業大学専門職大学院の修了生・現役生へのお知らせです。
既にフェイスブックでは周知しているイベントですが、ここでも改めて。
福島県南相馬市まで、バスをチャーターしての被災地視察のご案内です。
今回の企画は、教員の矢部正治さんのご尽力によるものです。
南相馬市から避難されてきている方に同行して頂いて、ご案内をお願いしています。
現地の様子はもちろん、被災者の方々の事情にも精通されている方です。
仕事で忙しい日々とは思いますが、週末の土日、一緒に参加して頂ければと思います。
改めて、被災地の状況を拝見し、人々のくらしと言葉、希望と再生を胸に刻み、
ソーシャルワーカーとしてできることを、ともに考える機会としたいと思います。
なお、この企画は矢部・古屋が個人として呼びかけるもので、大学の企画ではありません。
「災害支援ソーシャルワーク」を受講された方も、そうでない方もどうぞご参加ください。
詳しくは、フェイスブックの専門職大学院のページをご覧ください。
※画像は2011年12月、ボランティアバスでお邪魔した東松島市宮戸島の月浜の夜明け。
かつて海水浴場として賑わい、民宿が立ち並んだ街は、みんな無くなってしまいました。
専門職大学院生たちと、ただ、ただ黙りこくって、街の跡と浜辺を歩き回りました。
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福島県南相馬市被災地視察のご案内
1.日時
2013年8月3日(土)・4日(日)
2.日程
○8月3日
朝、池袋駅西口集合
中型貸切バス使用・東北高速道 経由
南相馬市の居住制限地域・沿岸部津波被災地・福島第一原発近辺など視察
温泉旅館宿泊
○8月4日
二本松市内へ移動
仮設住宅訪問・避難者と交流
夜、池袋駅西口で解散予定
3.定員
20名(先着順)
4.参加費
30,000円程度(参加人数により変動あり:貸切バス代・一泊二食宿泊費・関連経費込み)
5.連絡・申し込み
矢部・古屋のメールアドレスまで
お身体、無理していませんか?