通信教育科の、8日間のスクーリングが終わりました。
精神保健福祉士をめざす、約250人の学生たち。
それぞれの想いと仕事と背景を持って、資格を得るために、全国から集まった学生たち…。
初日は皆さん、とても緊張した面持ちでした。
授業開始の10分前にもう着席し、それぞれテキストに目を通したりしていました。
お互いに、誰も話す相手もいないためか、会場はとても静か。
僕は、たまたま最初の授業の担当だったので、冒頭で少しワークを入れました。
「他己紹介」という、ピアカウンセリング講習などで、取り入れられているものです。
隣り合うテーブルの8人で、1グループを組んでもらいました。
後半でも、同じグループで、短いディスカッションを組みました。
身体・知的障害と比べての、精神障害の統計をどう読むかというもの。
受け身にならないで、少しでも自分たちで考え、語り合ってもらうためです。
4時間15分の講義のうち、このふたつのワークで約50分。
このため、後半の講義はかなりタイトな進行となってしまいました。
それでも、笑顔の小グループが自然に出来上がっていて、雰囲気は明るくなっていました。
そのためか、夕方からの交流会には、半数の学生が参加してくれました。
有料であるにもかかわらず、この出席率の高さは、かなり異例とのこと。
出身地区別に分かれての、和気藹々のゲーム有り、2時間はあっという間に過ぎました。
その後も、学生有志がセットしてくれて、駅前の居酒屋で2次会。
初対面同士の25人で、名刺交換をしながら、車座になって酒を酌み交わし。
最後まで残っていた面々とは、結局0時近くまで、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
通信教育は、スクーリング以外は、とても孤独な学習になります。
日常の仕事の合間を縫って、時間を作っての、自分との戦いになります。
学生同士の、ピアな立場での相互支援が、とても大きな力になると思っています。
スクーリングで培った人間関係は、今後、精神保健福祉士として仕事をしていく上でも、大事なネットワークになるはずです。
この場での学びと出会いを、今後の人生と仕事に活かして欲しいと思います。
彼ら彼女らが、国家試験を突破できるよう、心からエールを送りたいと思います。
※画像は、渋谷駅前の忠犬ハチ公像。
そういえば、ハリウッドで映画化されたって?
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