日本病院・地域精神医学会が、今年は東京であります。
総会プログラムが送られて来たので、以下に抜粋を貼り付けておきます。
もう、第53回目…、いつのまにか、十分に老舗学会ですね。
昔は、精神科系の学会といえば、日本精神神経学会くらいしかありませんでした。
1957年、国立武蔵療養所を会場に「病院精神医学懇話会」としてスタート。
その後「病院精神医学会」となり「病院・地域精神医学会」となり、現在に至っています。
「病院精神医学(Anstalts Psychiatrie)」は、「大学精神医学」に対置された言葉です。
大学で行われていた、基礎的な精神医学研究へのアンチテーゼと言えます。
精神病院の臨床を基礎に、治療とリハビリテーションの実践的研究を追求しました。
そもそもの出発点は…、というと教科書的な歴史の話しになってしまいますが…(笑)
やはり、ジーモン(H.Simon)が始祖といえるのでしょうか?
精神病院の中で、患者の社会適応能力を高める試みの活動を展開しました。
これが今日に至る「作業療法」の始まりで、病院精神医学の出発点です。
シュルテ(W.Schulte)は、これを発展させました。
病気を患者だけの問題とせず、治療過程で生じる施設や社会との関わりを提起しました。
治療者・患者関係なども射程に入れた、実践的な研究を進めました。
戦後、ジョーンズ(M.Jones)らが、その後の病院精神医学を方向づけました。
患者の社会復帰には、精神病院を治療的共同体へ形成する必要があると考えられました。
そして、同時に、社会への働きかけが必要であることを提起しました。
この学会の前身である「病院精神医学懇話会」も、この系譜を引き継ぐものです。
当時の医学会は、臨床現場から遊離した大学における研究が、もっぱら中心でした。
そんな現状に飽き足らない、病院現場の人々の呼びかけによって、創始されたものです。
精神障害者の隔離収容政策の下、わが国の精神病院は1960年代に一気に増えました。
各地で病院の不祥事が生じる中で、学会は紛糾し、再建され、地域へと展開してきました。
日本の精神医療の流れと期を一にしながら、この学会は歩んできたと言えます。
総会プログラムは、その時々の精神保健医療福祉の課題を、表しています。
精神科救急、うつ病と自殺予防、地域移行、医療観察法、アディクション、若年認知症…。
医学会でありながら、PSWの演題発表や参加者がやたら多いのも、当然の流れでしょう。
ただ、一参加者として見ると、総会の集客数や雰囲気は、年ごとにまるで違います。
その年の開催地の、県内の精神医療事情や準備状況を、やはり反映するようです。
さて、今年の東京総会は、どんな感じでしょうか???
※画像は、上野不忍池の弁天堂。
露光を多くしたら、こんな風に撮れました(^_^)v
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
第53回日本病院・地域精神医学会総会プログラム
基本テーマ:『We are not ALONE』 ~多様な病・多様な試み~
期日:2010年11月5日(金)~ 6日(土)
会場:ホテルメトロポリタン エドモント 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-10-8 交通:JR飯田橋駅より徒歩約5分
会長:新貝憲利(成増厚生病院院長)
事務局:成増厚生病院(総会事務局長 辻脇邦彦)
URL:http//www.byochi.org./
E-mail:byochi53@mhcg.or.jp
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◆第1日目=11月5日(金)
◇ シンポジウム1「精神科救急の未来について」(9:50~11:50)
座長:
岩成秀夫(神奈川県立精神医療センター所長)
田中哲也(陽和病院 看護部長)
シンポジスト
中村 満((財)東京都保健医療公社豊島病院 精神科医長)
「精神科救急における孤立とそのケア」
徳江 仁(井の頭病院 看護科長)
「入院時から退院を意識した調整~当たり前のことを当たり前に実践する!!~」
塚本哲司(埼玉県立精神保健福祉センター精神科救急情報部 主査)
「精神科救急情報センターにおける地域生活支援の取り組み」
蕪木忠政(朝霞地区一部事業組合 埼玉県南西部消防本部次長兼救急課長)
「埼玉県南西部に於ける精神科救急の現状と問題点」
◇ ランチタイムセッション「現代人の苦悩と森田療法」(12:00~12:50)
座長:米沢 宏(医療法人社団慈友会 慈友クリニック院長)
講師:北西憲二(森田療法研究所)
◇特別講演「現代人のこころの支え」(13:10~14:50)
司会:森山公夫(医療法人社団一陽会 陽和病院名誉院長)
講師:板橋 興宗禅師(御誕生寺 ご住職)
◇シンポジウム3 「自殺防止から考えるうつ病治療」(15:00~17:00)
座長:
徳永雄一郎(不知火病院 理事長)
佐久間 啓(あさかホスピタル 理事長)
シンポジスト
松原六郎((財)松原病院 理事長)
「自殺防止可能であったストレスケア病棟における治療」
田々野李恵(医療法人社団更正会 草津病院 看護主任)
「病棟看護から考える自殺防止対策」
宮下美穂(医療法人明心会 仁大駅前クリニック PSW)
「外来治療における自殺防止対策」
宮武ゆかり(医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院 臨床心理士)
「地域関連機関との連携からみた自殺防止の問題点」
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◇一般演題「高齢者」(9:40~10:40)
座長:
清水那智子(成増高等看護学校 看護)
五十嵐成則(四葉地域包括支援センター 社会福祉士)
「認知症デイケアにおける環境調整と人間関係について考える」
今西香菜子(大阪 星のクリニック OT)
「収集行動が散見される認知症患者に対する行動療法」
千 修(福井 嶺南病院 看護)
「認知症高齢者を介護する家族の心理的介護負担軽減のためのアプローチ」
結城千晶(東京 ハート・ケアみその 介護福祉専門員)
「認知症の心理アセスメントを日々の臨床に生かすために」
落合真弓(東京 成増厚生病院 心理)
◇一般演題「薬物療法」(10:50~11:50)
座長:
森 豊(成増厚生病院 医師)
堤 一樹(草津病院 看護)
「チーム医療による退院支援から見えてきた意外な結末を迎える一例」
木内健雄(静岡 三方原病院 薬剤師)
「精神科外来における漢方薬の適正使用」
奥平智之(埼玉 山口病院 医師)
「藤代健生病院における第二世代持効性注射剤の使用経験」
渡 千恵(青森 藤代健生病院 薬剤師)
「慢性期統合失調症患者に対する心理教育の試み」
内山道子(青森 弘前愛成会病院 薬剤師)
◇ランチタイムセッション「アルコール医療と地域連携」(12:00~12:50)
講師:猪野亜朗(かすみがうらクリニック 医師)
座長:後藤 恵(成増厚生病院 診療部長)
◇交流コーナー7(14:50~15:50)
上岡陽江(ダルク女性ハウス PSW)
「女性薬物依存症のリハビリテーションと障害者自立支援法~ダルク女性ハウスの実践から~」
◇一般演題「訪問・地域移行」(15:50~16:50)
座長:
横山雄二(池袋こころのクリニック 院長 医師)
三橋良子(地域生活支援センターゆりあす 所長 PSW)
「病院医療から地域医療への展開」
谷口裕康(大阪 さわ病院訪問看護ステーション 看護)
「静岡県における地域移行支援事業の事業者調査から」
大石信弘(社会福祉士事務所「静岡まちとも」 PSW)
「精神障害者への地域理解を得るために」
奥村由季恵(愛知 障害福祉施設援護寮アークヒルズ 生活指導員)
「当事者の立場からみた「ふれあう訪問事業」
坂本勉(神奈川 百合丘地域生活支援センターゆりあす ピアサポーター)
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◇一般演題「チーム医療1」(9:40~10:40)
座長:
美濃由紀子(東京医科歯科大学大学院 保健衛生研究科 看護)
冨沢妙子(成増厚生病院 心理)
「『畳の上で死にたい』地域活動支援センター・ピアスタッフとの関わりを中心とした退院促進委員会(たいいんくらぶ)の南埼玉病院の試み、中間報告」
谷本 和弘(埼玉 南埼玉病院 看護)
「アウトリーチによる生活場面での作業療法の有効性」
本田友美(福島 舞子浜病院 OT)
「当病院における家族教室の展開」
菅野美穂(宮城 県立精神医療センター CP)
「さわ病院デイケアセンターでの利用者対応における危機管理」
増子美佐(大阪 さわ病院 心理)
◇一般演題「チーム医療2」(10:50~11:50)
座長:
美濃由紀子(東京医科歯科大学大学院 保健衛生研究科 看護)
冨沢妙子(成増厚生病院 心理)
「精神障害者自立支援に必要な介護技術の明確化の試み」
土川洋子(東京 白梅学園短期大学 准教授)
「東京都八王子における居宅生活安定化自立支援事業での取り組みⅡ」
田中文人(東京 NPO法人多摩在宅支援センター円 PSW)
「Basic Documenation(BADO)を通してのソーシャルワーカーとしての支援の振り返り」
荻生淳希(東京 平川病院 PSW)
「ある女性患者の退院支援に携わって」
松垣 優(福岡 行橋記念病院 PSW)
◇一般演題「地域1」(14:50~15:50)
座長:
宮本めぐみ(地域活動支援センターMOTO所長 看護)
戸島 大樹(共同作業所 CrazyCats 所長 PSW)
「精神障害者グループホームの経験」
千田耕平(東京 NPO法人アドボケイト会 ピアホーム 世話人・家族)
「地域活動支援センターの通所メンバーのニーズの特徴」
藤代知美(徳島 四国大学 助教授)
「地域生活支援における移行期について」
藤 直子(東京 美山ヒルズ(平川病院) PSW)
「精神科病院入院中患者における転倒事故の疫学調査」
小川耕平(東京 成増厚生病院 医師)
◇一般演題「アディクション」(16:00~17:00)
座長:
藤原誠二(特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス施設長 看護)
廣原靖巳(江北メンタルクルニック 看護)
「一般精神科診療所における依存症ミーティング導入の試み」
上野まどか(東京 こまごめ緑陰診療所 心理)
「ギャンブル依存症患者の回復」
吉塚由美(福岡 八幡厚生病院 看護)
「依存が役に立つ関係」
田川慶子(福岡 リカバリーセンターふくおか 看護)
「アルコール薬物関連障害における飲酒運転の調査」
天神雄也(東京 成増厚生病院 医師)
◇夜間交流集会1(18:40~20:30)
「各職種からみた精神科デイケアの魅力を語ろう~Part3~
森泉智男(大阪 浅香山病院 心理)
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◇交流コーナー1(9:40~10:40)
「非統合失調症圏の人への生活訓練、生活支援ってどうしたらいい? ~利用者理解と援助の方法を考える」
内山美根子(東京 都立多摩総合精神保健福祉センター PSW)
◇交流コーナー2(10:50~11:50)
「精神科領域における特定看護師の養成について考えてみよう!」
辻脇邦彦(埼玉 埼玉医科大学大学院 看護学研究科 看護)
◇交流コーナー3(13:00~14:00)
「病院での日頃の実践を見直してみませんか?~イタリアの精神医療改革から学ぶ~」
保田美幸(京都 岩倉病院 PSW)
◇交流コーナー4(14:10~15:10)
「日本文化にあったリカバリーを探そう」
中原さとみ(東京 リカバリーキャラバン隊 PSW)
◇交流コーナー5(15:20~16:20)
「カナダ・バンクーバーのピアサポーターを囲んで」
内野 誠(日本カナダ国際精神保健交流会 PSW)
◇交流コーナー6(16:30~17:30)
「精神障害者に対する援助・支援研修課題ガイドライン」に基づく勉強会
~なに色ですか?あなたの心のサングラス~
高島眞澄(茨城 NPO茨城県精神障害地域ケアー研究会 PSW)
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◇シンポジウム2「地域移行をめぐって いろんな地域 いろんな立場から」
(9:50~11:50)
座長:
古屋龍太(日本社会事業大学大学院 准教授)
山口弘美(NPO法人全国精神障害者団体連合会 理事)
シンポジスト
長野敏宏(御荘病院 院長)
「住民参画による精神保健福祉活動と病床削減」
寺田悦子(NPO法人多摩在宅支援センター円 理事長)
「一人一人 オーダーメイドの支援チーム」
矢田朱美(社会福祉法人ふぁっと 所長)
「医療と福祉をつなげる独立型精神科訪問看護ステーションの試み」
◇ランチタイムセッション「地域発 100人の居住支援を通して」(12:00~12:50)
座長:大塚淳子(日本精神保健福祉士協会 常務理事 PSW)
講師:田尾有樹子(社会福祉法人巣立ち会 理事 PSW)
◇薬剤セミナー(13:00~15:00)
“今、改めて精神科薬物療法における医師・薬剤師・当事者との良好な関係について考える”
座長:
中谷真樹(医師)住吉病院
吉尾 隆(薬剤師)東邦大学薬学部
シンポジスト
遠藤 洋(薬剤師) 晴和病院薬剤部
「単科精神科病院(晴和病院)における医師との関係について1」
園田美樹(薬剤師) 八幡厚生病院薬剤課
「単科精神科病院(八幡厚生病院)における医師との関係について2」
高橋結花(薬剤師) 東京女子医大薬剤部
「大学病院(東京女子医大病院)における医師との関係について」
宇田川健(当事者:コンボ代表理事)
「当事者からみた医師・薬剤師との関係について」
◇一般演題「その他」(15:20~16:35)
座長:
村瀬智子(初石病院 看護)
森山政子(大泉病院 看護)
「医療保護入院者が医師に任意入院への切り替えを要請した場合の自治体別解釈について」 桐原尚人(東京 全国「精神病」者集団 当事者」)
「現行の入院者権利擁護システムの問題点と課題」
東谷幸政(東京 NPOわくわく PSW)
「精神科病院を知ろう!東京精神病院事情(ありのまま)第6刊の報告」
木村朋子(東京 東京地域精神医療業務研究会 PSW)
「精神障害者支援における医療と地域の専門職が有する
『事例に関する視点』の研究」
山田孟志(滋賀 栗東市役所健康福祉部 発達支援室 PSW)
「PSWは自らの実践をどのように報告してきたのか」
福冨 律(東京 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科 PSW)
◇ 浜田賞授賞式(17:00~17:20)
◇ 総会議事 (17:20~18:30)
◇ 夜間交流集会2(18:40~20:30)
「精神医療・福祉の現状を問う Part8」
原田 徹(京都 ウエノ診療所 心理)
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◇市民講座1「ストレス社会と鬱病の変化」(10:00~11:30)
講師:徳永雄一郎(不知火病院 医師)
◇シンポジウム3「医療観察法を問い直す」(13:00~14:40)
司会:
大賀達雄(埼玉県済生会鴻巣病院)
山岡信明(小泉病院)
シンポジスト
中島 直(多摩あおば病院)
岩尾俊一郎(兵庫県立光風病院)
関口明彦(当事者)
指定討論:中川 実(こころのクリニック西尾)
◇診療報酬セミナー(14:50~16:30)
◇市民講座2「認知症の理解とケア」(17:00~18:30)
司会:落合真弓(和光病院 臨床心理士)
講師:斎藤正彦(和光病院 院長)
◇夜間交流集会3(18:40~20:30)
「精神障害者共同作業書通所訓練施設事業運営費等補助金交付制度を検証する
~東京都の補助金はいかにして制度化に至ったのか~」
鷹野 朋美(東京 日本赤十字看護大学 看護)
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◆第2日目=11月6日(土)
◇一般演題「孤立・多様性」(9:00~9:50)
座長:
三枝美樹夫(成増厚生病院 看護)
松永実千代(こころのクリニック高島平 PSW)
「危機対応から地域定着支援まで」
濱口 淳(岡山 岡山県精神障害者家族会連合会 心理)
「豊かな環境」
竹本 梢(福岡 リカバリーセンターふくおか PSW)
「重度の精神障害者を地域で支える看護実践」
福山敦子(京都 ACT-Kねこのて訪問看護ステーション 看護)
「地域連携を生かした心理教育プログラムの実践と課題」
山本和弘(東京 昭和大学烏山病院 PSW)
◇シンポジウム4「若年認知症の支援」(10:00~11:50)
座長:斎藤正彦(和光病院 院長)
シンポジスト:
比留間ちづ子(ジョイント 若年認知症社会参加支援センター 所長)
「就労型デイサービスの試み」
牧 徳彦(牧病院 院長)
「産業医として就労維持支援経験から」
松崎陽子(長岡大学 経済経営学部准教授)
「家族の狂気に直面して」
斎藤正彦(和光病院 院長)
「東京都若年認知症対策部会に参加して」
◇ランチタイムセッション「この10年で認知症はどう変わったか」(12:00~12:50)
講師:岸本年史(公立大学法人 奈良県立医科大学)
◇シンポジウム5 「自立支援法関連シンポジウム」(13:00~14:50)
パネルディスカッション「日本の精神保健医療福祉改革をどう進めるか」
司会:
金杉和夫(日本病院・地域精神医学会 自立支援法対策委員)
木村朋子(日本病院・地域精神医学会 自立支援法対策委員)
パネラー:改革を立案する会議の委員を務める当学会員のみなさん
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◇一般演題「リハビリテーション1」(9:00~10:20)
座長:
長尾眞一郎(神奈川県立保健福祉大学 OT)
上水流知代(多摩中央病院 看護)
「閉鎖病棟内における集団音楽療法の活用」
桑江和江(福岡 八幡厚生病院 音楽療法士)
「統合失調症ー退院支援における作業療法士の関わりー」
堀 義治(愛知 犬山病院 OT)
「当院における病院リハビリテーションの今後の課題」
井上英治(大阪 さわ病院 OT)
「精神科リハビリテーションにおける長期入院統合失調症患者の退院支援」
野中真由子(東京 陽和病院 看護)
◇一般演題「リハビリテーション2」(10:35~11:50)
座長:
是恒正達(こころのクリニックなります 医師)
阿部一昭(陽和病院 看護)
「長期入院の方への活動支援」
川香菜子(京都 いわくら病院 看護)
「患者主体の治療参加を目指して」
佐藤史絵(東京 成増厚生病院 OT)
「口腔ケアの定着にむけて」
高松照子(栃木 鹿沼病院 看護)
「多飲水・失禁患者さんとの「お茶会」
原 恵子(埼玉 川越同仁会病院 薬剤師)
「精神科デイケア通所の統合失調症患者を対象としたダンスアクティビティの試み(5)」
中村恭子(千葉 順天堂大学スポーツ健康科学部 ダンス運動学)
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◇一般演題「地域で暮らす」(9:20~10:20)
座長:
市川 烈(白峰診療相談室 PSW)
仲野 栄(日本精神科看護技術協会 看護)
「衝動性の高い広汎性発達障害の患者への関わりを通じて」
西村喜一(東京 成増厚生病院 看護)
「精神科診療所における訪問のあり方について」
岡部麻衣子(神奈川 金沢文庫エールクリニック PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その1)~事例調査・プログラム理論を用いた効果モデル構築への取り組み」
道明章乃(東京 日本社会事業大学 研究員)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その2)~効果モデルのフィデリティ尺度の開発と関連要因」
贄川信幸(東京 日本社会事業大学 特任助授)
◇一般演題「地域2」(10:35~11:50)
座長:
木村朋子(にしの木クリニック PSW)
赤畑 淳(陽和病院 PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その3)~効果モデル実施状況に関する全国事業所調査の概要」
古屋龍太(東京 日本社会事業大学 准教授・PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その4)~全国都道府県事業モデルの実情把握調査からみた効果モデルの検討」
瀧本里香(東京 都立松沢病院 PSW)
「精神障がい者の障害年金受給が拡がるための方途」
青木聖久(愛知 日本福祉大学 PSW)
「20年間の地域生活支援を通して見えてきた今後の課題」
東山利江(大阪 さわ病院ライフサポート PSW)
「精神障害者に対する援助・支援研修課題ガイドライン作成プロセスの課題
国府田まゆみ(茨城 NPO法人茨城県精神障害地域ケアー研究会 PSW)
◇ランチタイムセッション「若年認知症の治療と支援」(12:00~12:50)
座長:横山晶一(陽和病院 医師)
講師:宮永和夫(南魚沼市ゆきぐに大和病院)
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◇薬剤師セミナー(9:00~11:00)
統合失調症の認知機能とその評価法~BACS-J
(統合失調症認知機能簡易評価尺度-日本語版)について~」
講演:兼田康宏(岩城クリニック心療内科・医師)
座長:吉尾 隆(東邦大学薬学部・薬剤師)
◇一般演題「復職・就労」(11:10~11:55)
座長:
松本桂樹(ジャパンEAPシステムズ 心理)
古賀 誠(健康科学大学 OT)
「中集団による復職支援の効果について」
大仁田 広恵(福岡 不知火クリニック PSW)
「精神科デイケアにおける就労支援」
北浦達也(大阪 分野病院ワケノクリニック PSW)
「Road to Rebirth再生の道筋」
横田 維(東京 慈友クリニック復職デイケア OT)
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◇シンポジウム6「アディクション医療と地域連携の現状~孤独からの開放とは~」
座長:
後藤 恵(成増厚生病院 診療部長)
豊田秀雄(こまごめ緑陰診療所 相談室長)
シンポジスト:
垣渕洋一(成増厚生病院付属アルコール医療総合センター センター長)
「アルコール依存症専門治療病棟の現状」
本島直幸(みのわマック 統括施設長)
「アルコールリハビリ施設と専門医療機関の連携とは」
成瀬暢也(埼玉県立精神医療センター 副院長)
「薬物依存症治療の現状」
坪倉洋一(横浜ダルク 施設長)
「薬物リハビリ施設と医療機関の連携」
佐藤 拓(横浜市こころの健康相談センター 医師)
「ギャンブル依存症治療の現状」
◇一般演題「急性期医療」(11:00~12:00)
座長:
菊本弘次(駒木野病院 医師)
飯野栄治(埼玉県立精神医療センター 看護)
「高齢者への退院支援」
熊崎妙子(愛知 犬山病院 看護)
「アルコール担当者からみた機能分化の可能性を考える」
木村順一(福岡 行橋記念病院 看護)
「当院精神科救急病棟における成果と課題」
中村真人(東京 成増厚生病院 医師)
「入院者の他害事件発生後に検討したこと」
岩尾俊一郎(兵庫 県立光風病院 医師)
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◆事前参加登録の案内
締切日:2010年10月22日(金)
参加登録:申し込み完了後、1週間以内に下記の口座に参加費を振り込み
参加費:会員 8,000円 非会員 9,000円 学生 3,000円 当事者 3,000円 同伴者 3,000円
懇親会:参加費 7,000円
申込方法:申し込みは、ホームページ画面右上部の「申込」ボタンより登録。FAXも可。オンラインで申し込み、または申込書をFAXで送信後、参加費を下記の銀行口座に1週間以内に振り込み。入金確認後、E-mail または FAXにて「入金確認書」を送付。当日、参加証と引き換えとなるので確認書は必ず持参のこと。入金をもって、登録が完了。開催前日までに入金確認できない場合は、当日料金での参加に。
※プログラム中、シンポジウムのナンバーが前後していますが、会場別に記しているためです。
プログラムの詳細や申込み方法については、ホームページ等で各自ご確認下さい。(龍龍)
総会プログラムが送られて来たので、以下に抜粋を貼り付けておきます。
もう、第53回目…、いつのまにか、十分に老舗学会ですね。
昔は、精神科系の学会といえば、日本精神神経学会くらいしかありませんでした。
1957年、国立武蔵療養所を会場に「病院精神医学懇話会」としてスタート。
その後「病院精神医学会」となり「病院・地域精神医学会」となり、現在に至っています。
「病院精神医学(Anstalts Psychiatrie)」は、「大学精神医学」に対置された言葉です。
大学で行われていた、基礎的な精神医学研究へのアンチテーゼと言えます。
精神病院の臨床を基礎に、治療とリハビリテーションの実践的研究を追求しました。
そもそもの出発点は…、というと教科書的な歴史の話しになってしまいますが…(笑)
やはり、ジーモン(H.Simon)が始祖といえるのでしょうか?
精神病院の中で、患者の社会適応能力を高める試みの活動を展開しました。
これが今日に至る「作業療法」の始まりで、病院精神医学の出発点です。
シュルテ(W.Schulte)は、これを発展させました。
病気を患者だけの問題とせず、治療過程で生じる施設や社会との関わりを提起しました。
治療者・患者関係なども射程に入れた、実践的な研究を進めました。
戦後、ジョーンズ(M.Jones)らが、その後の病院精神医学を方向づけました。
患者の社会復帰には、精神病院を治療的共同体へ形成する必要があると考えられました。
そして、同時に、社会への働きかけが必要であることを提起しました。
この学会の前身である「病院精神医学懇話会」も、この系譜を引き継ぐものです。
当時の医学会は、臨床現場から遊離した大学における研究が、もっぱら中心でした。
そんな現状に飽き足らない、病院現場の人々の呼びかけによって、創始されたものです。
精神障害者の隔離収容政策の下、わが国の精神病院は1960年代に一気に増えました。
各地で病院の不祥事が生じる中で、学会は紛糾し、再建され、地域へと展開してきました。
日本の精神医療の流れと期を一にしながら、この学会は歩んできたと言えます。
総会プログラムは、その時々の精神保健医療福祉の課題を、表しています。
精神科救急、うつ病と自殺予防、地域移行、医療観察法、アディクション、若年認知症…。
医学会でありながら、PSWの演題発表や参加者がやたら多いのも、当然の流れでしょう。
ただ、一参加者として見ると、総会の集客数や雰囲気は、年ごとにまるで違います。
その年の開催地の、県内の精神医療事情や準備状況を、やはり反映するようです。
さて、今年の東京総会は、どんな感じでしょうか???
※画像は、上野不忍池の弁天堂。
露光を多くしたら、こんな風に撮れました(^_^)v
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
第53回日本病院・地域精神医学会総会プログラム
基本テーマ:『We are not ALONE』 ~多様な病・多様な試み~
期日:2010年11月5日(金)~ 6日(土)
会場:ホテルメトロポリタン エドモント 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-10-8 交通:JR飯田橋駅より徒歩約5分
会長:新貝憲利(成増厚生病院院長)
事務局:成増厚生病院(総会事務局長 辻脇邦彦)
URL:http//www.byochi.org./
E-mail:byochi53@mhcg.or.jp
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◆第1日目=11月5日(金)
◇ シンポジウム1「精神科救急の未来について」(9:50~11:50)
座長:
岩成秀夫(神奈川県立精神医療センター所長)
田中哲也(陽和病院 看護部長)
シンポジスト
中村 満((財)東京都保健医療公社豊島病院 精神科医長)
「精神科救急における孤立とそのケア」
徳江 仁(井の頭病院 看護科長)
「入院時から退院を意識した調整~当たり前のことを当たり前に実践する!!~」
塚本哲司(埼玉県立精神保健福祉センター精神科救急情報部 主査)
「精神科救急情報センターにおける地域生活支援の取り組み」
蕪木忠政(朝霞地区一部事業組合 埼玉県南西部消防本部次長兼救急課長)
「埼玉県南西部に於ける精神科救急の現状と問題点」
◇ ランチタイムセッション「現代人の苦悩と森田療法」(12:00~12:50)
座長:米沢 宏(医療法人社団慈友会 慈友クリニック院長)
講師:北西憲二(森田療法研究所)
◇特別講演「現代人のこころの支え」(13:10~14:50)
司会:森山公夫(医療法人社団一陽会 陽和病院名誉院長)
講師:板橋 興宗禅師(御誕生寺 ご住職)
◇シンポジウム3 「自殺防止から考えるうつ病治療」(15:00~17:00)
座長:
徳永雄一郎(不知火病院 理事長)
佐久間 啓(あさかホスピタル 理事長)
シンポジスト
松原六郎((財)松原病院 理事長)
「自殺防止可能であったストレスケア病棟における治療」
田々野李恵(医療法人社団更正会 草津病院 看護主任)
「病棟看護から考える自殺防止対策」
宮下美穂(医療法人明心会 仁大駅前クリニック PSW)
「外来治療における自殺防止対策」
宮武ゆかり(医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院 臨床心理士)
「地域関連機関との連携からみた自殺防止の問題点」
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◇一般演題「高齢者」(9:40~10:40)
座長:
清水那智子(成増高等看護学校 看護)
五十嵐成則(四葉地域包括支援センター 社会福祉士)
「認知症デイケアにおける環境調整と人間関係について考える」
今西香菜子(大阪 星のクリニック OT)
「収集行動が散見される認知症患者に対する行動療法」
千 修(福井 嶺南病院 看護)
「認知症高齢者を介護する家族の心理的介護負担軽減のためのアプローチ」
結城千晶(東京 ハート・ケアみその 介護福祉専門員)
「認知症の心理アセスメントを日々の臨床に生かすために」
落合真弓(東京 成増厚生病院 心理)
◇一般演題「薬物療法」(10:50~11:50)
座長:
森 豊(成増厚生病院 医師)
堤 一樹(草津病院 看護)
「チーム医療による退院支援から見えてきた意外な結末を迎える一例」
木内健雄(静岡 三方原病院 薬剤師)
「精神科外来における漢方薬の適正使用」
奥平智之(埼玉 山口病院 医師)
「藤代健生病院における第二世代持効性注射剤の使用経験」
渡 千恵(青森 藤代健生病院 薬剤師)
「慢性期統合失調症患者に対する心理教育の試み」
内山道子(青森 弘前愛成会病院 薬剤師)
◇ランチタイムセッション「アルコール医療と地域連携」(12:00~12:50)
講師:猪野亜朗(かすみがうらクリニック 医師)
座長:後藤 恵(成増厚生病院 診療部長)
◇交流コーナー7(14:50~15:50)
上岡陽江(ダルク女性ハウス PSW)
「女性薬物依存症のリハビリテーションと障害者自立支援法~ダルク女性ハウスの実践から~」
◇一般演題「訪問・地域移行」(15:50~16:50)
座長:
横山雄二(池袋こころのクリニック 院長 医師)
三橋良子(地域生活支援センターゆりあす 所長 PSW)
「病院医療から地域医療への展開」
谷口裕康(大阪 さわ病院訪問看護ステーション 看護)
「静岡県における地域移行支援事業の事業者調査から」
大石信弘(社会福祉士事務所「静岡まちとも」 PSW)
「精神障害者への地域理解を得るために」
奥村由季恵(愛知 障害福祉施設援護寮アークヒルズ 生活指導員)
「当事者の立場からみた「ふれあう訪問事業」
坂本勉(神奈川 百合丘地域生活支援センターゆりあす ピアサポーター)
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◇一般演題「チーム医療1」(9:40~10:40)
座長:
美濃由紀子(東京医科歯科大学大学院 保健衛生研究科 看護)
冨沢妙子(成増厚生病院 心理)
「『畳の上で死にたい』地域活動支援センター・ピアスタッフとの関わりを中心とした退院促進委員会(たいいんくらぶ)の南埼玉病院の試み、中間報告」
谷本 和弘(埼玉 南埼玉病院 看護)
「アウトリーチによる生活場面での作業療法の有効性」
本田友美(福島 舞子浜病院 OT)
「当病院における家族教室の展開」
菅野美穂(宮城 県立精神医療センター CP)
「さわ病院デイケアセンターでの利用者対応における危機管理」
増子美佐(大阪 さわ病院 心理)
◇一般演題「チーム医療2」(10:50~11:50)
座長:
美濃由紀子(東京医科歯科大学大学院 保健衛生研究科 看護)
冨沢妙子(成増厚生病院 心理)
「精神障害者自立支援に必要な介護技術の明確化の試み」
土川洋子(東京 白梅学園短期大学 准教授)
「東京都八王子における居宅生活安定化自立支援事業での取り組みⅡ」
田中文人(東京 NPO法人多摩在宅支援センター円 PSW)
「Basic Documenation(BADO)を通してのソーシャルワーカーとしての支援の振り返り」
荻生淳希(東京 平川病院 PSW)
「ある女性患者の退院支援に携わって」
松垣 優(福岡 行橋記念病院 PSW)
◇一般演題「地域1」(14:50~15:50)
座長:
宮本めぐみ(地域活動支援センターMOTO所長 看護)
戸島 大樹(共同作業所 CrazyCats 所長 PSW)
「精神障害者グループホームの経験」
千田耕平(東京 NPO法人アドボケイト会 ピアホーム 世話人・家族)
「地域活動支援センターの通所メンバーのニーズの特徴」
藤代知美(徳島 四国大学 助教授)
「地域生活支援における移行期について」
藤 直子(東京 美山ヒルズ(平川病院) PSW)
「精神科病院入院中患者における転倒事故の疫学調査」
小川耕平(東京 成増厚生病院 医師)
◇一般演題「アディクション」(16:00~17:00)
座長:
藤原誠二(特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス施設長 看護)
廣原靖巳(江北メンタルクルニック 看護)
「一般精神科診療所における依存症ミーティング導入の試み」
上野まどか(東京 こまごめ緑陰診療所 心理)
「ギャンブル依存症患者の回復」
吉塚由美(福岡 八幡厚生病院 看護)
「依存が役に立つ関係」
田川慶子(福岡 リカバリーセンターふくおか 看護)
「アルコール薬物関連障害における飲酒運転の調査」
天神雄也(東京 成増厚生病院 医師)
◇夜間交流集会1(18:40~20:30)
「各職種からみた精神科デイケアの魅力を語ろう~Part3~
森泉智男(大阪 浅香山病院 心理)
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◇交流コーナー1(9:40~10:40)
「非統合失調症圏の人への生活訓練、生活支援ってどうしたらいい? ~利用者理解と援助の方法を考える」
内山美根子(東京 都立多摩総合精神保健福祉センター PSW)
◇交流コーナー2(10:50~11:50)
「精神科領域における特定看護師の養成について考えてみよう!」
辻脇邦彦(埼玉 埼玉医科大学大学院 看護学研究科 看護)
◇交流コーナー3(13:00~14:00)
「病院での日頃の実践を見直してみませんか?~イタリアの精神医療改革から学ぶ~」
保田美幸(京都 岩倉病院 PSW)
◇交流コーナー4(14:10~15:10)
「日本文化にあったリカバリーを探そう」
中原さとみ(東京 リカバリーキャラバン隊 PSW)
◇交流コーナー5(15:20~16:20)
「カナダ・バンクーバーのピアサポーターを囲んで」
内野 誠(日本カナダ国際精神保健交流会 PSW)
◇交流コーナー6(16:30~17:30)
「精神障害者に対する援助・支援研修課題ガイドライン」に基づく勉強会
~なに色ですか?あなたの心のサングラス~
高島眞澄(茨城 NPO茨城県精神障害地域ケアー研究会 PSW)
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◇シンポジウム2「地域移行をめぐって いろんな地域 いろんな立場から」
(9:50~11:50)
座長:
古屋龍太(日本社会事業大学大学院 准教授)
山口弘美(NPO法人全国精神障害者団体連合会 理事)
シンポジスト
長野敏宏(御荘病院 院長)
「住民参画による精神保健福祉活動と病床削減」
寺田悦子(NPO法人多摩在宅支援センター円 理事長)
「一人一人 オーダーメイドの支援チーム」
矢田朱美(社会福祉法人ふぁっと 所長)
「医療と福祉をつなげる独立型精神科訪問看護ステーションの試み」
◇ランチタイムセッション「地域発 100人の居住支援を通して」(12:00~12:50)
座長:大塚淳子(日本精神保健福祉士協会 常務理事 PSW)
講師:田尾有樹子(社会福祉法人巣立ち会 理事 PSW)
◇薬剤セミナー(13:00~15:00)
“今、改めて精神科薬物療法における医師・薬剤師・当事者との良好な関係について考える”
座長:
中谷真樹(医師)住吉病院
吉尾 隆(薬剤師)東邦大学薬学部
シンポジスト
遠藤 洋(薬剤師) 晴和病院薬剤部
「単科精神科病院(晴和病院)における医師との関係について1」
園田美樹(薬剤師) 八幡厚生病院薬剤課
「単科精神科病院(八幡厚生病院)における医師との関係について2」
高橋結花(薬剤師) 東京女子医大薬剤部
「大学病院(東京女子医大病院)における医師との関係について」
宇田川健(当事者:コンボ代表理事)
「当事者からみた医師・薬剤師との関係について」
◇一般演題「その他」(15:20~16:35)
座長:
村瀬智子(初石病院 看護)
森山政子(大泉病院 看護)
「医療保護入院者が医師に任意入院への切り替えを要請した場合の自治体別解釈について」 桐原尚人(東京 全国「精神病」者集団 当事者」)
「現行の入院者権利擁護システムの問題点と課題」
東谷幸政(東京 NPOわくわく PSW)
「精神科病院を知ろう!東京精神病院事情(ありのまま)第6刊の報告」
木村朋子(東京 東京地域精神医療業務研究会 PSW)
「精神障害者支援における医療と地域の専門職が有する
『事例に関する視点』の研究」
山田孟志(滋賀 栗東市役所健康福祉部 発達支援室 PSW)
「PSWは自らの実践をどのように報告してきたのか」
福冨 律(東京 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科 PSW)
◇ 浜田賞授賞式(17:00~17:20)
◇ 総会議事 (17:20~18:30)
◇ 夜間交流集会2(18:40~20:30)
「精神医療・福祉の現状を問う Part8」
原田 徹(京都 ウエノ診療所 心理)
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◇市民講座1「ストレス社会と鬱病の変化」(10:00~11:30)
講師:徳永雄一郎(不知火病院 医師)
◇シンポジウム3「医療観察法を問い直す」(13:00~14:40)
司会:
大賀達雄(埼玉県済生会鴻巣病院)
山岡信明(小泉病院)
シンポジスト
中島 直(多摩あおば病院)
岩尾俊一郎(兵庫県立光風病院)
関口明彦(当事者)
指定討論:中川 実(こころのクリニック西尾)
◇診療報酬セミナー(14:50~16:30)
◇市民講座2「認知症の理解とケア」(17:00~18:30)
司会:落合真弓(和光病院 臨床心理士)
講師:斎藤正彦(和光病院 院長)
◇夜間交流集会3(18:40~20:30)
「精神障害者共同作業書通所訓練施設事業運営費等補助金交付制度を検証する
~東京都の補助金はいかにして制度化に至ったのか~」
鷹野 朋美(東京 日本赤十字看護大学 看護)
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◆第2日目=11月6日(土)
◇一般演題「孤立・多様性」(9:00~9:50)
座長:
三枝美樹夫(成増厚生病院 看護)
松永実千代(こころのクリニック高島平 PSW)
「危機対応から地域定着支援まで」
濱口 淳(岡山 岡山県精神障害者家族会連合会 心理)
「豊かな環境」
竹本 梢(福岡 リカバリーセンターふくおか PSW)
「重度の精神障害者を地域で支える看護実践」
福山敦子(京都 ACT-Kねこのて訪問看護ステーション 看護)
「地域連携を生かした心理教育プログラムの実践と課題」
山本和弘(東京 昭和大学烏山病院 PSW)
◇シンポジウム4「若年認知症の支援」(10:00~11:50)
座長:斎藤正彦(和光病院 院長)
シンポジスト:
比留間ちづ子(ジョイント 若年認知症社会参加支援センター 所長)
「就労型デイサービスの試み」
牧 徳彦(牧病院 院長)
「産業医として就労維持支援経験から」
松崎陽子(長岡大学 経済経営学部准教授)
「家族の狂気に直面して」
斎藤正彦(和光病院 院長)
「東京都若年認知症対策部会に参加して」
◇ランチタイムセッション「この10年で認知症はどう変わったか」(12:00~12:50)
講師:岸本年史(公立大学法人 奈良県立医科大学)
◇シンポジウム5 「自立支援法関連シンポジウム」(13:00~14:50)
パネルディスカッション「日本の精神保健医療福祉改革をどう進めるか」
司会:
金杉和夫(日本病院・地域精神医学会 自立支援法対策委員)
木村朋子(日本病院・地域精神医学会 自立支援法対策委員)
パネラー:改革を立案する会議の委員を務める当学会員のみなさん
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◇一般演題「リハビリテーション1」(9:00~10:20)
座長:
長尾眞一郎(神奈川県立保健福祉大学 OT)
上水流知代(多摩中央病院 看護)
「閉鎖病棟内における集団音楽療法の活用」
桑江和江(福岡 八幡厚生病院 音楽療法士)
「統合失調症ー退院支援における作業療法士の関わりー」
堀 義治(愛知 犬山病院 OT)
「当院における病院リハビリテーションの今後の課題」
井上英治(大阪 さわ病院 OT)
「精神科リハビリテーションにおける長期入院統合失調症患者の退院支援」
野中真由子(東京 陽和病院 看護)
◇一般演題「リハビリテーション2」(10:35~11:50)
座長:
是恒正達(こころのクリニックなります 医師)
阿部一昭(陽和病院 看護)
「長期入院の方への活動支援」
川香菜子(京都 いわくら病院 看護)
「患者主体の治療参加を目指して」
佐藤史絵(東京 成増厚生病院 OT)
「口腔ケアの定着にむけて」
高松照子(栃木 鹿沼病院 看護)
「多飲水・失禁患者さんとの「お茶会」
原 恵子(埼玉 川越同仁会病院 薬剤師)
「精神科デイケア通所の統合失調症患者を対象としたダンスアクティビティの試み(5)」
中村恭子(千葉 順天堂大学スポーツ健康科学部 ダンス運動学)
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◇一般演題「地域で暮らす」(9:20~10:20)
座長:
市川 烈(白峰診療相談室 PSW)
仲野 栄(日本精神科看護技術協会 看護)
「衝動性の高い広汎性発達障害の患者への関わりを通じて」
西村喜一(東京 成増厚生病院 看護)
「精神科診療所における訪問のあり方について」
岡部麻衣子(神奈川 金沢文庫エールクリニック PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その1)~事例調査・プログラム理論を用いた効果モデル構築への取り組み」
道明章乃(東京 日本社会事業大学 研究員)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その2)~効果モデルのフィデリティ尺度の開発と関連要因」
贄川信幸(東京 日本社会事業大学 特任助授)
◇一般演題「地域2」(10:35~11:50)
座長:
木村朋子(にしの木クリニック PSW)
赤畑 淳(陽和病院 PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その3)~効果モデル実施状況に関する全国事業所調査の概要」
古屋龍太(東京 日本社会事業大学 准教授・PSW)
「効果の上がる精神障害者退院促進支援プログラム構築に向けた実証的アプローチ(その4)~全国都道府県事業モデルの実情把握調査からみた効果モデルの検討」
瀧本里香(東京 都立松沢病院 PSW)
「精神障がい者の障害年金受給が拡がるための方途」
青木聖久(愛知 日本福祉大学 PSW)
「20年間の地域生活支援を通して見えてきた今後の課題」
東山利江(大阪 さわ病院ライフサポート PSW)
「精神障害者に対する援助・支援研修課題ガイドライン作成プロセスの課題
国府田まゆみ(茨城 NPO法人茨城県精神障害地域ケアー研究会 PSW)
◇ランチタイムセッション「若年認知症の治療と支援」(12:00~12:50)
座長:横山晶一(陽和病院 医師)
講師:宮永和夫(南魚沼市ゆきぐに大和病院)
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◇薬剤師セミナー(9:00~11:00)
統合失調症の認知機能とその評価法~BACS-J
(統合失調症認知機能簡易評価尺度-日本語版)について~」
講演:兼田康宏(岩城クリニック心療内科・医師)
座長:吉尾 隆(東邦大学薬学部・薬剤師)
◇一般演題「復職・就労」(11:10~11:55)
座長:
松本桂樹(ジャパンEAPシステムズ 心理)
古賀 誠(健康科学大学 OT)
「中集団による復職支援の効果について」
大仁田 広恵(福岡 不知火クリニック PSW)
「精神科デイケアにおける就労支援」
北浦達也(大阪 分野病院ワケノクリニック PSW)
「Road to Rebirth再生の道筋」
横田 維(東京 慈友クリニック復職デイケア OT)
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◇シンポジウム6「アディクション医療と地域連携の現状~孤独からの開放とは~」
座長:
後藤 恵(成増厚生病院 診療部長)
豊田秀雄(こまごめ緑陰診療所 相談室長)
シンポジスト:
垣渕洋一(成増厚生病院付属アルコール医療総合センター センター長)
「アルコール依存症専門治療病棟の現状」
本島直幸(みのわマック 統括施設長)
「アルコールリハビリ施設と専門医療機関の連携とは」
成瀬暢也(埼玉県立精神医療センター 副院長)
「薬物依存症治療の現状」
坪倉洋一(横浜ダルク 施設長)
「薬物リハビリ施設と医療機関の連携」
佐藤 拓(横浜市こころの健康相談センター 医師)
「ギャンブル依存症治療の現状」
◇一般演題「急性期医療」(11:00~12:00)
座長:
菊本弘次(駒木野病院 医師)
飯野栄治(埼玉県立精神医療センター 看護)
「高齢者への退院支援」
熊崎妙子(愛知 犬山病院 看護)
「アルコール担当者からみた機能分化の可能性を考える」
木村順一(福岡 行橋記念病院 看護)
「当院精神科救急病棟における成果と課題」
中村真人(東京 成増厚生病院 医師)
「入院者の他害事件発生後に検討したこと」
岩尾俊一郎(兵庫 県立光風病院 医師)
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◆事前参加登録の案内
締切日:2010年10月22日(金)
参加登録:申し込み完了後、1週間以内に下記の口座に参加費を振り込み
参加費:会員 8,000円 非会員 9,000円 学生 3,000円 当事者 3,000円 同伴者 3,000円
懇親会:参加費 7,000円
申込方法:申し込みは、ホームページ画面右上部の「申込」ボタンより登録。FAXも可。オンラインで申し込み、または申込書をFAXで送信後、参加費を下記の銀行口座に1週間以内に振り込み。入金確認後、E-mail または FAXにて「入金確認書」を送付。当日、参加証と引き換えとなるので確認書は必ず持参のこと。入金をもって、登録が完了。開催前日までに入金確認できない場合は、当日料金での参加に。
※プログラム中、シンポジウムのナンバーが前後していますが、会場別に記しているためです。
プログラムの詳細や申込み方法については、ホームページ等で各自ご確認下さい。(龍龍)
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