




日本の心
山の人---大和
日本人は、「山の人」だから「やまと」なんだという。大和言えば、富士山です。万葉集にこんな歌があります。
天地の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴き
駿河なる 不士(ふじ)の高嶺を
天の原 ふり放(さ)け見れば
渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず
白雲も い行きはばかり 時じくぞ 雪は降りける
語り継ぎ 言継ぎ行かむ 不尽(ふじ)の高嶺は
山部赤人
万葉仮名の時代には「ふじ」という言葉に、いろいろな漢字が当てられていて、「富士」として定着していない
ことになりますが、「ふじ」という言葉はすでに定着していたと思われる。