ささやき・つぶやき・備忘録

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お抹茶。。。

2005-11-08 | ささやき(OCNブログ人)
先日あるサイトの書き込みに茶の湯のことが書いてあった。茶の湯というとかたっくるしいけど。。。お茶というと砕けた親しみのある感じがする。30年前はお茶を飲みに行こうというとお薄を飲むことだった。現に京都の町は昔からある茶店はお抹茶があったし、有名なお寺にはお茶席が用意してあった。お茶と一緒にでる和菓子も楽しみだった。けど夏なんかは干菓子がでるお店が多くて干菓子の苦手な私は和菓子でお店を選んだものでした。 中学の文化祭というとお茶を点てさせられて、来客のお母さん方にお手前を披露したものでした。お客さんの前で点てるのは茶道部の人たちで関係のないわたしらは屏風の向こうで点ててた。もちろん先生はそばにつきっきりだった。(一回は点てんと自由に遊べへんかったし)
家では作法なんて関係なしに飲みたいときには飲んでた。茶せんだけは買うけど、お茶碗は普通のお茶碗で、シャカシャカシャカと。。。最後はのの字を書いて。。。

高校になるとお茶を点てるということはしなくなったんだけど。。。3年のときにあれはなんでだろう? なぜか池坊のお茶会に呼ばれた。この辺の記憶があいまいなんだけど。。。家庭科の先生に連れられて初めての正式なお茶会にでた。先生いわく。。。となりの人をみてたらいい。って・・・亭主の前はベテランのひとが座ってるからと。。。その人を見てればいいって。。
だけど実際は一般の人でも敬遠する上座に私らが堂々と座ってしまった。後はもう散々だった。一応一通りの作法は身につけていたけど。。。あんなに緊張して飲んだお茶は後にも先にもあれが最後だった。 飲んだ後のお茶碗の評価も高校生にはチンプンカンプンだし床の間の花や掛け軸なんてもう論外。。。なんの知識もないから、すっかりしらけたお茶会だった。
それから十数年たって関東から引っ越してきた子供の友達のお母さんと親しくなって京都へ行ったときのこと。久しぶりにお抹茶でも飲もうかな?と思って声をかけたら「抹茶は飲んだことがないし、苦いそうだから嫌いだ」っていう答えにビックリした。ちっちゃいときから慣れ親しんだお茶もよそから来た人には敬遠されてることにはじめて知った。


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