ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

きさんじな

2009-01-29 | 折々の京ことば(yahoo blog)
快活な。あっさりした。「だれとでも仲良うしてキサンジナ子やな」。
「あの先生、誰にでも気さくに話しかけはるしキサンジお人どす」。
キサンジでなく、気疲れがする、気苦労なさまをキシンドナという。
「気」とシンドイの複合。
「あの人としゃべっていてもキシンドナ話ばっかりでキシンドナこっちゃ」
「お偉さんの集まりでキシンドナことですのや」。
キズカイナイは心配ない、安心できるの意。

(京都新聞 折々の京ことばより)

ちゃらんぽらん

2009-01-28 | 折々の京ことば(yahoo blog)
いい加減。でたらめ。無責任な言行。
「チャランポランばっかし言うて信用できひん」。
「ちゃらほら」から。チャラは、でたらめをいう意味の擬態語。
ホラは洞に基づく。類義語を重ねて強調した。
チャラは帳消しの意味でもいう。でたらめだったことから帳消しの意味になった。
「こんだけ返すしチャラにしてくれへんか」。ベンチャラを言う人はチャラキ、
口先だけのおべっかをチャラテンという。
 
                 (京都新聞 折々の京ことばより)

ずぼら

2009-01-27 | 折々の京ことば(yahoo blog)
だらしないこと。無精。投げやり。やりっ放し。
「何をやらしてもズボラやな」。
ずるずると下がる相場をズボラという。スベラとも。
滑るに基づく。江戸時代にはズンベラボンと言った。
京都府北部でダワナは、怠けてだらしないさまをいう。
「あんなダワナ男と組んでもあかん」。
その地域ではダワは怠惰、馬鹿の意味で使用する。
ダワはタワケと結び付く語であろうか。

           (京都新聞 折々の京ことばより)

わりき

2009-01-24 | 折々の京ことば(yahoo blog)
割り木。薪。
「昔はワリキを運ぶのは子供の手伝い仕事やった」。
大小の丸太を小割りにした薪。単に割った木という意味でなく、
割った薪である。京都近郊、京都府北部では割り木をバイタと呼ぶ。
「バイタを囲炉裏にくべたもんや」。柴よりも太い薪。
バイタのバイは「棒」のこと。タは丸太などの「太」の意味。
洛北大原などでバイラともいう。ビャーラと発音する地域もある。

             (京都新聞 折々の京ことばより)