『山吹の立ちよそひたる山清水 汲みに行かめど道の知らなく 』
(高市皇子)
『歌意』
山吹が美しく並んで咲いている山の清水を汲みに
行きたいのだが、私にはその道がわからないことだ
※ 短歌はピー子さんに教えてもらいました~♪
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最初、この歌を詠んだときに、なんで道がわからないんだろう?って思いました。
山吹が生い茂って道を隠してしまったんだろうか? 山だから途中で迷子になって道がわからなくなったのかなあ~といろいろと想像してしまいました。
それで、調べたら。。。もう一つの意味がありました。
高市皇子(たけちのみこ)は天武天皇の皇子で額田王(ぬかたのおおきみ)の娘さんの十市皇女(とをちのひめみこ)が亡くなったのを悲しんだ歌のようです。二人は恋仲だったかどうかはわからないけど。。。
「黄色い山吹」=「黄」、「山清水」=「泉」で、「黄泉の国」の意味を持たせて、
「黄泉の国までいってあなたを取り戻したいけれど、どう行ったらいいのか、私には道がまったくわかりません」とゆう意味にもなるそうです。
そうおもうと、愛する人を失った皇子の悲しみが伝わってきそうです
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