ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

面影の向こう側

2008-10-08 22:14:51 | 仕事のこと
先週、社内監査があった。
その監査員が以前仕事を一緒にやった人に
似ていてビックリ。
正確に言うと顔が似ているのでなく
雰囲気が似ている。

男性はある年齢になると
茶髪、パーマをやめる。
髪型は七三のアレンジになる。
オールバックや坊ちゃん刈り
前髪をたらしてみたりとかはする。
社会人らしい格好ということか。

あの人は年をとっても
茶髪でパーマをかけていた。
ある意味でおしゃれであり、
ある意味で異端だった。
スーツもそろいを着ないで
ジャケットは必ず紺のブレザーをきていた。

その日来た監査員もパーマをかけていた。

そしてしぐさもおどけて見せるようなことが
たびたびあった。
「最近、マゾっ気が出てきて
叱れられるのが快感なんですよ~」と
いう。それもリアクション付き。

これも似ている。

本心は。。。
本当は神経質でコミュニケーションを
とろうとするあまりおどけてみせているのでは、
なにか目立とうとしてパーマをかけているのでは。
精神的に破滅してしまったあの人が重なって見える。

私の考えすぎかもしれない。
すべての人が同じとは限らない。
けれど。。。

私には監査員の心中が想像できて痛々しかった。

あなたには本音で話せる人がいるのですか。
背負いきれない仕事を背負っていませんかって。

人をみてそんな想像をしてしまったのは
初めての経験。
ずっと、あの別れを私は引きずっていくんだろうか。
コメント
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