森屋と精神科医の奈緒子のプラトニックラブが切ないです。
互いにどこに魅かれたのかはわからないけれど。
最初からネタバレで入っていきます。
見てない人は読まないでくださいね。
高山の回想シーンから始まります。
中高生の頃、織田組の車を盗み売りさばこうとして、
組員に見つかりしばかれているところに
組長織田が通りかかります。
そして「俺が父親になってやろうか」と
高山を組に誘い入れます。
織田組では
「これからのやくざには教養が必要」と
高山と同世代の子供たちに勉強をさせて大学に入学させます。
高山は大学で法学を学び、織田の命令で警察官になったのでした。
織田の次の命令は
厚生労働省に深いパイプを持つ代議士の娘万里に接近することでした。
そのための万里の仕事先、好きな作家の作品と好きな理由まで
なにもかも調べたデータをを織田は高山に渡します。
その情報を元に万里に近づきます。
万里を家に連れ戻すためにおっかけている男たちに
万里は住み家を見つけられて高山の家に転がり込み、
「家賃代」として高山に料理を作るようになります。
しかし、織田は今度は万里を覚せい剤中毒者にするように
高山に命令をしたのでした。
一方、高山は亡くなった警視正の遺品を受け取りますが
パスワードがわからずだれが潜入捜査官かわかりません。
遺品の携帯から不審な番号に電話をかけます。
潜入捜査官の番号でした。
「警視正のかたきをとりたい」と申し出ます。
そして、潜入捜査官の情報により
麻薬取引中の織田組を追い詰めます。
一人逃げる織田。
織田は高山に助けを求めますが高山は
織田を銃殺します。
これで高山は織田組から抜けることができたのでした。
高山のオフィスには潜入捜査官の森屋がいました。
森屋にパソコンのパスワードを教えてもらうと
高山はパソコンを備品室に取りに行きます。
その間に、森屋は高山が織田組の潜入者と知り
逃亡します。
森屋がいないことで自分が織田組の者と知られたと
おもった高山は、森屋の警察官の情報を消します。
そして、森屋を織田の殺人犯に仕立て上げます。
高山は万里との結婚を意識します。
40歳過ぎての初めての恋です。
けれど、万里の元に、織田と高山の会話を録音したCDが
送られてきて、万里に拒絶されます。
それは、森屋が「俺はお前が織田組の犬と知っていることを
警察にばらす」という予告でもありました。
高山と森屋は待ち合わせします。
森屋は高山に銃を向けて
「今から県警にいって俺のデータを復元するんだ」といいます。
最後の警察官に戻るチャンスです。
しかし、そんな森屋を高山の部下の堺が撃ち殺します。
「俺も仲間です。ボスから警察に送り込まれました。
織田組は黒辰会に入ることになりました。
新しいボスに挨拶に行きましょう」と堺がいうのです。
織田組長を殺し自分の正体を知っている森屋を殺しても
自分の人生を変えることはできないと知った高山は
堺を殺し、堺を織田組の潜入者に仕立て上げます。
数日後、高山を囲む人たちがいました。
黒辰会でした。
黒辰会は高山の正体だけではなく
万里を薬漬けにする計画まで知っていました。
高山は自分自身の人生を決めることはできないと
知ったのでした。
最後に高山ののったエレベーターは下りて行きます。
つまり、今後の転落を示しているのかもしれません。
梅ちゃん先生に出ていた松岡先生こと高橋光臣君が出ていました。
高橋君がチョイ役ででているはずはない。
きっとキーマンだろうなと思ったら、
やっぱり織田組の犬こと潜入者の堺刑事でした。
(こういう目でドラマをみちゃいけないんだけれどね)
いろいろな言葉が出てきます。
高山という刑事が森屋に接触を求めてきたあと、
奈緒子のクリニックで月明かりのなかでの会話です。
「本当の自分に戻って、今度こそ君に出会いたい。
今度こそ乾杯しよう」
プラトニックでキスもしないで魅かれあう二人。
その月明かりがなんともいえず物悲しい。
最後のかけに出る前の森屋。
最後にできるだけ奈緒子の近くで電話したいと
奈緒子の家の近くから電話します。
「もう一度あがいてみる。
最後まであきらめない。」
電話の音から自分の家の近くにいると気付いた奈緒子は
飛び出しますが森屋の姿はありません。
木の陰から奈緒子の姿を見つめる森屋。
バックは救急車(もしかしたらパトカーだったかも)のサイレン。
何かが起きそうな暗示。
万里は、高山にいいます。
「ずっと父親の言うままに生きてきた自分と、自由になりたい自分。
私、戦ってるの。もう1人の自分と。
だって、自分の人生は自分で決めるものでしょう。
おかしい?」
ずっと織田の「犬」として生活してきた高山は
自分の人生は自分で決めたいと思うようになります。
織田の「ファミリーを守るためやるんだ」に対して
自分のファミリーはなんだと考える高山。
いろいろな今後を示すようなシーンです。
名作ですね。
でも、潜入捜査編の方が好きです。
納得いかなかったのは、
麻薬の取引現場にいた織田組員の中には森屋もいました。
そんな森屋が刑事部屋に入り、高山のオフィスに入れたこと。
だれも森屋が刑事だとしりません。
知っているのは織田組の若頭。
若頭が拘置所からそんなところに入れるわけないのに。。。
入れは引きづり出されるでしょう????
あと、最後に高山と森屋が対面した時、
森屋は高山の銃から銃弾をすべて抜きます。
森屋は堺の銃で殺されますが、
堺は誰の銃で殺したんでしょうか?
森屋の銃で?
堺の銃を取り上げて殺すっていうのも不自然でしょうし。
森屋のお葬式で森屋の笑っている写真がありました。
いつ撮った写真ですか?奈緒子さん。
奈緒子さんといるときはそんな笑顔を見せたことは
なかったと思いますが。
写真を撮る間もなかったし。。。
上についてはいろいろな人が質問にあげていますが
どなたも納得した答が出せません。
あまりにステキすぎて、CD買おうかしら❤
ダブルフェイスは透析しながら見ていました。
時間チェック、終了などスタッフに接する機会があるのですが、
その都度、
「ダブルフェイスみているんだ。
西島ってかっこいいよね❤」と口々にいっていくスタッフ。
旬な男「西島英俊」ってことだね。