透析への理解

ＮＨＫのドラマを見ていて
「お金がないから透析に行けないんです」

というセリフがあった。

家庭にいろいろな問題を抱えていて
生活保護の申請をしよう。
また、引きこもりの弟さんをなんとか
立ち直らせようという話だった。


透析は基本的には無料である。

けれど、この家庭の場合、無保険であるから
もしかして医療費が生じる可能性があるのかもしれない。


また、通院のための交通費は当然必要となる。

「通院するための交通費もないんです」となれば
わかりやすかったかも。


ぱっと聞くと透析はお金がかかるように聞こえて、
だから「透析をしない」と思ってしまう人も
いるような気がした。




でも、ドラマの中で一週間以上透析をしていない雰囲気があった。
一度透析をした人が一週間以上も透析をしないでいることが
できるんだろうか。

水も溜ってきて寝ているのも苦しいだろうし、
口もまずくて意識もぼんやりする。


また、「入院してしっかり治療して働けるようになってもらう」と
いうセリフもあった。

透析しながら働くといっても、すべての人がはたらけるように
なるわけでもない。

シャントが作れない場合、入院をして透析することはあるけれど、
合併症がない限り、今は、透析のために入院することはない。

透析が一時的な治療としてとらえているそんな気がした。



実際の透析を知らない人が断片的な知識でドラマを描く。
それをみて変な先入観を持ってしまう人が増えてしまうのは
恐ろしいことだと思う。

ぜんじんきょうは申し入れをするんだろうか？？？