振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

巳年の人にご利益あるお寺、ワットチェットヨート

2025-02-09 15:32:24 | チェンマイステイ
滞在中のチェンマイの宿から歩いて20分ほどの場所に、ワットチェットヨートと言うお寺がある。境内の一角にコブラの置き物が並べられた場所があり、蓮華座に座る仏様をコブラが守護しているような像もある。


タイでは巳年生まれの人が、一生に1度はここのお寺をお参りすることを勧められ、そうすることで御利益が期待出来るとされている。今年は巳年だけに訪れる人が多いかもしれない。

自分は辰年生まれで丁度辰年だった昨年夏、同じくチェンマイにあり辰年の人のお寺とされるワットプラシンにお参りした。たまたま軍関係の行事が催されて本堂には入れなかったが通算3度目の参拝でもあり、目的は達せられたと思う。

このようにタイの北部と東北部には十二支の干支ごとに守護してくれるお寺が12ヶ所有る。具体的な寺院名などは、「タイ」「干支」「お寺」でネット検索して欲しい。

どういう訳か申年のお寺だけがタイ東部のラオス国境メコン川沿いにあるが、それ以外はタイ北部にあり、チェンマイ県内には子年、辰年、巳年、未年、戌年のお寺がある。子年のお寺だけ県の南端にあるため旧市街から60キロ位あるが、他の4か所のお寺は比較的容易に行ける。辰年のワットプラシンと未年のワットプラタートドイステープはチェンマイ観光の定番スポット寺院でもあり、既に行ったことのある人にはガイドさんから干支の説明があったかもしれない。旅行の目的に自分の干支のお寺参りなど、楽しいではないか。


干支の話からワットチェットヨートに話を戻すが、ここは自分の気に入っているお寺なのでチェンマイに来るたびに足を運んでいて、以前にも紹介したことがある。旧市街にあるお寺やワットドイステープのように観光客が押し寄せることがなく、木々が多く静かでのんびりできるのが良い。










お寺の名前のチェットヨートは七つの尖塔の意味で、四角いレンガ造りの仏塔の上部に七つの尖塔がある。


七つ全部が見える場所が限られていて、画像の右から2番目の尖塔の左側に木で隠れるように一つ、左から2番目の尖塔の右横に一つ、計七つになる。創建は15世紀頃でインド様式で建てられたとあるが、戦争の影響もあったのかレリーフは崩れ落ち、長い時間の経過を感じさせる。



ニマンヘミンやメイヤーでショッピングの用事があれば、このお寺までは約1キロなので徒歩でも来れる。さらに約0.6キロ先には国立博物館もあり、時間に余裕があればセラドン焼など、タイ北部で700年続く陶磁器の歴史が分かるのでオススメだ。

ちなみに巳年のお寺と言っても置き物だけで、私のようにヘビが苦手な人は少なくないと思うが、生きた本物のヘビやコブラはいないと思うのでご安心を。
















ハシゴ車から兵員輸送車まで、チェンマイの子供の日イベント

2025-02-06 17:37:04 | チェンマイステイ
1月12日土曜日、 散歩に出かけた先でチェンマイ市営競技場に入ってみると、小学生くらいまでの子供とその親たちがたくさんいる。何か子供向けのイベントをやっているみたいだ。テントに向かって並ぶ行列の先ではおもちゃや、お菓子の詰まった袋が配られている。  

後で調べてみるとタイでは1月の第2土曜日は子供の日とされ、祝祭日ではないが全国的にイベントが行われるようだ。

機関銃を装備した兵員輸送車

75ミリ榴弾砲?

高機動車


タイ陸軍の軍用車両や大砲が展示されている。子供だけでなくお父さんも乗り込んで熱心に装備をいじくっている。こんな展示は大人だって興味あるに決まっている。日本でも自衛隊祭などで駐屯地内では展示されたりするが、子供向けのイベントはあるのだろうか?

別の場所では消防隊によるイベントがあり、ハシゴ車がバスケットに子供たちを乗せてハシゴを空に伸ばしていた。高いだけに子供たちは喜んでいると言うより、皆緊張して表情が硬いのは当たり前だ。




レスキュー隊はジップラインを設置して子供を滑走させていた。高低差が少なく、小さい子供だと体重も軽いので隊員がフリを付けないと終点まで届かないようだ。わずか5〜60メートルのジップラインだが順番待ちする子どもたちの列は長く、わくわくしながら並んでいるようだった。


会場に入った時に大型の消防用と見える送風機が置いてあり、何をするのか疑問に思っていたが、エンジンの音が聞こえてきたので行ってみた。何と、シャボン玉飛ばし機だった。しかしながらこんな道具まで繰り出すサービス精神は大いに評価するが、子供たちの人気は今イチだったように見えたのは残念。



会場の片隅に停めてあった救急車に日本語が書かれていたので気になった。よく見ると長野県で使われていた車両のようで、こちらに寄贈され第二の人生をタイで送っているようだ。日本の消防署のエンブレムもそのまま装着されている。エンブレムの上のタイ語をグーグルで翻訳してみると「ゴールデンロータス」になるが、この救急車の愛称かもしれない。