散歩に行った帰りや買物、両替、お寺巡りなどなどに自転車のMOBIKEが重宝した。
MOBIKEには予めデポジット入金をして20分間で10バーツと言う利用方法もあるが、今回は250バーツで90日間使えるパスを購入した。購入と言っても登録したMOBIKEのアプリにクレジット番号を入力するだけなので簡単だ。
パスの場合は1回あたりの利用は120分までの制限時間が設定されているが、何回でも乗り換えて利用できるので実際には90日間は無制限みたいなものだ。20分間10バーツだと5分で目的地に着いても鍵を掛けると精算されるので、短距離でもあちらこちらに立ち寄っているとお金がかかる。
パスだとそのあたりのことは気にしないで済む。
アプリの中にライディングの履歴が残るのでチェックしてみると、28日間で32回利用していた。利用時間は最短で3分くらいから最長で91分まである。郊外にあるガラクタ市場に行った時は、鍵を掛けて駐輪場に置いておくと他の人に利用される恐れがあるので市場内を押して歩ていた。帰りにも利用できるMOBIKEが何台かあれば問題ないが、その市場には見当たらなかったのでKEEPしていた。
乗るたびにスマホのアプリを開いて自転車のハンドルポストにあるQRコードをスキャンすることでロック解除が必要だが、2度ほどロック解除しないトラブルがあった。通常なら解除中の表示が出て10秒後くらいにはカチャンと鍵がはずれるが、数分経っても解除中のままで鍵がはずれない。
アプリ画面にあるスパナマークをタップしてロック解除が出来ないことを連絡するが一向に解決しない。再度QRコードのスキャンをしようにもロック解除中の画面から戻らないので、最終手段としてスマホの電源を切って再起動させた。
アプリを開いて念のために同じ自転車ではなく、近くにあった他の自転車でQRコードをスキャンするとロック解除ができた。原因はよくわからないが、対策としては再起動すれば何とかなることはわかった。
MOBIKEは日本の札幌でも運営を始めていたようだが、既に撤退したとの情報を見た。本場の中国でも事業が譲渡され、シェアサイクル自体、一時の勢いはないようだ。チェンマイでも昨年の夏にはMOBIKEが十数台並んだステーションのような場所があったが、既に無くなった場所もあり、運営方法の修正は行われているようだ。
恐らく利用者の大半は旅行者や短期の滞在者でと思われるが、チェンマイのような街のサイズには大変便利な交通手段だと思う。無くなったりはしてほしくない。
GrabもMOBIKEのライドシェアのツールだが、チェンマイには新しいツールもあった。電子スクーターのライドシェアのようだ。
初乗り20バーツで、デポジット無しと書いてあるがシステムはよくわからない。珍しさも手伝って触っていたらブザーのような音が鳴り始めて、思わず引いてしまった。
その後も何か所かで置いてあるのは見たが、走行しているの見たのは滞在中に一度きりだ。チェンマイ市内の道路は車道も歩道も舗装状態がヨロシクないので、あの小さな車輪では走りにくいと想像する。