振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

クレジットカード付帯の旅行保険が大事

2023-01-27 19:37:09 | チェンマイステイ
旅行する場合、それも海外旅行の場合は特に、クレジットカードに付帯される旅行保険を頼りにしている人は多いと思うが、自分もモチロンそうしている。

今回チェンマイに出発する前に、タイへの入国規制が強化されそうだと言うニュースをNET上で目にしたのは1月6日(金)の午前。ワクチン接種証明書の提示くらいなら構わないがと思っていたが、夜になってNETを検索すると、タイ政府の高官が接種証明書かPCR陰性証明書と、コロナに感染した場合に1万USドル以上が保証されて滞在期間プラス7日間有効な医療保険証の提示を9日の入国から求めると発言し、タイ航空当局が各航空会社に通達したというニュースがあった。

横になっていたベッドから慌てて飛び起き、夜の11時にもかかわらず利用しているクレジットカード会社の保険担当窓口に電話を掛け、家内の分も含めて付帯保険の証明書発行を依頼した。

証明書の発行はクレジットカード会社ではなく、保険を請け負っている保険会社がするわけだが、翌日7日(土)から9日(月、祝日)まで3日間休業で、郵便事情によっては証明書が出発日の16日(月)までに届かない事も考えられるとのこと。原則郵送のみだそうだがメールアドレスを伝え、保険会社にはオンラインでのデータ送信を頼んでもらうようにお願いした。

結局のところ8日(日)には入国規制は強化されず、航空当局からの通達は撤回されたことがわかり、クレジットカード会社への依頼は自分の早とちりで無駄になってしまった。しかし良い勉強もした。

保険証明書が郵送で届かずにオンライン送信も断られた場合には、別途の旅行保険に加入せざるを得ないと考え、保険料などを調べてみた。すると今まで知らなかったことがわかり、ビックリした。

旅行保険を扱う保険会社を7社近くNETで調べて見たが、旅行期間か31日以上で被保険者が70歳以上だと加入条件が厳しく、ハードルが高い。申込みが便利なインターネットでは受付不可で書面提出が必要になったりとかだが、そもそも69歳までしか駄目、31日未満までとか、31日を超えると保証内容がダウンする保険会社がある。

自分の場合はちょっとした高血圧の症状があり、かかりつけ医で毎月降圧剤を処方して貰っているが、これで不可とする保険会社がある。証明書の入手だけが目的なら虚偽申告する手もあるが、万が一病気になってこの保険を使った場合には、後で自己負担になる可能性もある。

自分の希望する条件で加入できそうな数社の保険会社のサイトで約40日間の見積り試算をしてみると3〜4万円の保険料になりそうだ。チェンマイに1か月滞在するための旅行費用にこれが加算されると辛い。

カード付帯の旅行保険は夫婦で過去に1回ずつ、チェンマイでの食中毒と体調不良の治療で利用させてもらい、その有り難みは感じている。年会費は必要だがコロナ期間除けば年に複数回の海外旅行をしているので、何らの手続きも不要で年齢も保険料も気にせずに保険が自動的に掛けられているのは至極便利だ。今回は自分の早とちりの結果、カードの年会費コストもたかが知れていることがよくわかった。





画像は11日(水)にオンラインで届いた保険証明書で、念の為に持参している。楽天さん、ありがとうございました。

春節のチェンマイ

2023-01-23 07:50:38 | チェンマイステイ
今年の春節は1月22日になっているが、前日の夜は爆竹の音や打ち上げ花火の音が、遠くから聞こえて来た。ターニン市場の中を獅子舞が練り歩く様子も見えた。


 
2日前にはターニン市場の一角に特設売場が出来て、赤いチャイナドレスを着たスタッフの姿もあった。



日本で言えばおせち料理になるのか、豚肉の大きな塊やローストされたような丸ごとチキンが大量に並べられていた。

春節当日は市場の中の店が休むかなと思っていたが、大半の店は通常どおり営業していた。いつも利用している市場の横にある揚げパン屋の女将は、春節に2日間休むと言っていたのだが、閉めている店は少ない。

日本を出発したのは1月16日で、春節には中国人観光客が大挙してタイに行くというTVニュースを視た私の娘から、コロナには注意してと、LINEが届いた。中国政府がコロナ規制を解除する一方で、日本政府が対中水際対策を強化したので、中国人の旅行先として人気の高いタイに集中するだろうとの予測なのだろう。

タイ政府も一度は航空各社に通知したタイ入国時の規制強化を直ぐに撤回した。これも中国からの観光客を期待しての事と言われている。タイにとって観光は大きな産業であり、コロナ禍の3年間の痛手は大きい。そんな状況もTVニュースの背景にあるのだと思う。

しかし、実際は違う。コロナ前に中国人の観光客が多く泊まり、大型バスが並んでいたホテルが近くにあるが、以前のような景色ではない。横にある大型スーパーにも土産物を物色している姿は見えない。





暇があるのでチェンマイ国際空港に到着する国際線をNETで調べてみた。日によって増減するが、海外からの便が1日に15便前後あり、その内で中国本土からが1〜3便。コロナ前の春節前後には10便以上はあったと思う。

ちなみに韓国からは5〜6便もあるが日本からはゼロ。(2月中旬からタイベトジェットエアが関西空港に直行便を週3便運航)

毎日約250便あるバンコクのスワンナプーム空港の国際線も同様で、春節に向けて中国の航空会社が増便してきているようだが、それでも15便程度なので全体の1割にも満たない。1日20便程度ある日本からの方が多い。

中国政府は2月上旬からタイへの団体ツアーを解禁するため、今後のタイでは夏〜秋に向けて中国人観光客がどんどん増えるだろうが、現時点ではTVニュースの言う「大挙して」は間違いだと思う。私の娘もコロナ前の日本に多くの中国人観光客が来て、店からあふれるように爆買いしている光景を連想したに違いない。

中国政府がコロナによる出入国規制を解除しても、突然の方針転換では航空会社も追従出来ないだろう。3年近くの間休眠させていた大量の機材を、直ぐに飛ばせるはずもない。先ずは春節大移動の国内線を優先していると推測する。



寒い日本を逃げ出してチェンマイにやって来た

2023-01-21 15:48:40 | チェンマイステイ
持参した温度計によると、いつもの定宿の部屋の温度は25度〜27度で、エアコンは使っていない。Tシャツと短パンで過ごせる。建物の外では日中になると30度になるが、乾燥しているので日陰にいると気持ち良い。

朝7時頃に朝食を求めて宿を出ると外気温は18度くらいで、半袖だと少し肌寒く感じる。それでも日本人なら問題ないが、寒がりのタイ人中にはは長袖のスウェットにセーターやダウンを着込んでいる人もいる。

日中の最高気温が10度に届かない今頃の日本からここに来ると、まるで天国だ。来週には大寒波が来ると言う日本だが、寒波到来のニュースをTVで視ながら、南国に来て良かったと思うのは間違いない。


今回は関西空港からチェンマイまでシンガポール乗り継ぎを利用した。シンガポールまではシンガポール航空の夜行便、そこからチェンマイまでは共同運航便となるシンガポール航空系列のLCCのスクート。昨年9月にチケットを購入したが、エコノミーで1人7万円弱。航空運賃が高騰している中でも、比較的手頃価格でGetできた。





バンコク経由に比べると飛行時間も乗り継ぎ時間も長くなるが、この価格なら我慢もできる。





ちなみに預け荷物はエコノミーで25Kgまでで、20Kgでないところが微妙にありがたい。1か月間の滞在だとどうしても荷物が増える。





コロナ禍前は5万円台で所要時間も短い香港乗り継ぎをよく利用していたが、今は全く駄目。コロナが収束して航空需要が増えるのを待つしかない。