旅行する場合、それも海外旅行の場合は特に、クレジットカードに付帯される旅行保険を頼りにしている人は多いと思うが、自分もモチロンそうしている。
今回チェンマイに出発する前に、タイへの入国規制が強化されそうだと言うニュースをNET上で目にしたのは1月6日(金)の午前。ワクチン接種証明書の提示くらいなら構わないがと思っていたが、夜になってNETを検索すると、タイ政府の高官が接種証明書かPCR陰性証明書と、コロナに感染した場合に1万USドル以上が保証されて滞在期間プラス7日間有効な医療保険証の提示を9日の入国から求めると発言し、タイ航空当局が各航空会社に通達したというニュースがあった。
横になっていたベッドから慌てて飛び起き、夜の11時にもかかわらず利用しているクレジットカード会社の保険担当窓口に電話を掛け、家内の分も含めて付帯保険の証明書発行を依頼した。
証明書の発行はクレジットカード会社ではなく、保険を請け負っている保険会社がするわけだが、翌日7日(土)から9日(月、祝日)まで3日間休業で、郵便事情によっては証明書が出発日の16日(月)までに届かない事も考えられるとのこと。原則郵送のみだそうだがメールアドレスを伝え、保険会社にはオンラインでのデータ送信を頼んでもらうようにお願いした。
結局のところ8日(日)には入国規制は強化されず、航空当局からの通達は撤回されたことがわかり、クレジットカード会社への依頼は自分の早とちりで無駄になってしまった。しかし良い勉強もした。
保険証明書が郵送で届かずにオンライン送信も断られた場合には、別途の旅行保険に加入せざるを得ないと考え、保険料などを調べてみた。すると今まで知らなかったことがわかり、ビックリした。
旅行保険を扱う保険会社を7社近くNETで調べて見たが、旅行期間か31日以上で被保険者が70歳以上だと加入条件が厳しく、ハードルが高い。申込みが便利なインターネットでは受付不可で書面提出が必要になったりとかだが、そもそも69歳までしか駄目、31日未満までとか、31日を超えると保証内容がダウンする保険会社がある。
自分の場合はちょっとした高血圧の症状があり、かかりつけ医で毎月降圧剤を処方して貰っているが、これで不可とする保険会社がある。証明書の入手だけが目的なら虚偽申告する手もあるが、万が一病気になってこの保険を使った場合には、後で自己負担になる可能性もある。
自分の希望する条件で加入できそうな数社の保険会社のサイトで約40日間の見積り試算をしてみると3〜4万円の保険料になりそうだ。チェンマイに1か月滞在するための旅行費用にこれが加算されると辛い。
カード付帯の旅行保険は夫婦で過去に1回ずつ、チェンマイでの食中毒と体調不良の治療で利用させてもらい、その有り難みは感じている。年会費は必要だがコロナ期間除けば年に複数回の海外旅行をしているので、何らの手続きも不要で年齢も保険料も気にせずに保険が自動的に掛けられているのは至極便利だ。今回は自分の早とちりの結果、カードの年会費コストもたかが知れていることがよくわかった。
画像は11日(水)にオンラインで届いた保険証明書で、念の為に持参している。楽天さん、ありがとうございました。